ザック・セイバーJr.の関節地獄、内藤・飯伏に続いてSANADAまで突破で決勝進出! 3・21長岡大会『NEW JAPAN CUP 2018』決勝戦は棚橋弘至vs.ザックに決定

 18日、新日本プロレス『NEW JAPAN CUP 2018』準決勝として浜松大会で「SANADAvs.ザック・セイバーJr.」が行われた。

 ダークホースのザックがここまで『NEW JAPAN CUP 2018』で制覇最右翼の内藤哲也・飯伏幸太を破ってきたとはいえ、2月にIWGPヘビー級王座に挑戦したばかりのSANADAは強敵に違いない。ザックが得意なはずのグラウンドあるいはレスリング勝負で前半10分は展開したにもかかわらず、圧倒してみせたのはSANADAの方だった。ここからザックの巻き返しが始まる。SANADAはパラダイスロック、スカルエンド、TKOを繰り出すも、支配しているのはザックが大半と化していく。SANADA必殺のラウンディングボディプレスはヒザ立てからの三角絞めに切り返され、変型アームバーでザックに凱歌があがった。

 3・21長岡大会『NEW JAPAN CUP 2018』決勝戦は棚橋弘至vs.ザックに決定。2017年9月のIWGPインターコンチ王座戦の再戦に。このときは棚橋が勝利したものの、冴えわたる関節地獄の勢いはとどまるところを知らない。さりとて、“攻めのリハビリ”で緊急復活を遂げた棚橋も、制覇によりオカダ・カズチカに立ちはだかりたい意欲に満ちていることだろう。ここまで10度防衛のオカダに立ちはだかるのは、最多11度防衛記録保持者の棚橋しかいない。制覇という結論を出していない棚橋は、セミファイナルでオカダとタッグ対決。オカダが手にするIWGPヘビー級ベルトに目をやるにとどまった。4・1「SAKURA GENESIS 2018」両国国技館大会に進出するのは、棚橋か、ザックか。

 なお、今シリーズで何度もタッグ対決で火花を散らしている内藤哲也と鈴木みのるはこの日も試合中・試合後と熱くやり合う。決着戦の舞台も近々ありそうな情勢だ。

■ 新日本プロレス NEW JAPAN CUP 2018
日時:3月18日(日)15:00~
会場:静岡・アクトシティ浜松 観衆2,750人(満員=主催者発表)

<第1試合>
〇成田蓮
  8分39秒 逆エビ固め
●海野翔太

<第2試合>
タンガ・ロア
〇高橋裕二郎
バッドラック・ファレ
  8分43秒 ピンプジュース→片エビ固め
●岡倫之
トーア・ヘナーレ
真壁刀義

<第3試合>
タイチ
●飯塚高史
  9分10秒 反則
〇矢野通
石井智宏

<第4試合>
●チェーズ・オーエンズ
飯伏幸太
  10分54秒 パルプフリクション→片エビ固め
マイケル・エルガン
〇ジュース・ロビンソン

<第5試合>
デイビーボーイ・スミスJr.
〇ランス・アーチャー
  11分11秒 キラーボム→エビ固め
●YOSHI-HASHI
後藤洋央紀

<第6試合>
●エル・デスペラード
金丸義信
鈴木みのる
  12分53秒 デスティーノ→体固め
高橋ヒロム
BUSHI
〇内藤哲也

<第7試合>
●チャッキーT
オカダ・カズチカ
  11分29秒 逆さ押さえ込み
〇デビッド・フィンレー
棚橋弘至

<第8試合 「NEW JAPAN CUP 2018」準決勝>
〇ザック・セイバーJr.
  26分35秒 変型アームバー
●SANADA
※ザックが「NEW JAPAN CUP 2018」決勝に進出。


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’18年03月22日号武藤月面宙ノア元営業伊調馨オブザーバーJewelsパンクラス江幡睦