UFC 222クリス・サイボーグ圧勝!フランキー・エドガー敗北!アンドレイ・アルロフスキー復活!

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 現地時間3月3日(日)、ネバダ州ラスベガスのT-Mobileアリーナにて『UFC 222』が開催された。

 メインイベントは女子フェザー級王座をかけて王者クリスチャン・サイボーグ(ブラジル 18勝1敗1ノーコンテスト)とヤナ・クニツカヤ(ロシア 10勝3敗1ノーコンテスト)が対戦、サイボーグが圧倒的な強さでクニツカヤを下してタイトル防衛を果たしている。開始早々に足技できっかけを作ったクニツカヤはサイボーグの強烈なオーバーハンドライトに耐え、パウンドも忍耐強く受けていたが、最後は手も足も出なくなり、レフェリーのストップが入ってサイボーグのTKO勝利を宣告した。

 また、フェザー級王者マックス・ホロウェイの負傷欠場により、活躍目覚ましい新星ブライアン・オルテガ(13勝0敗1ノーコンテスト)との一戦に臨むことになったフランキー・エドガー(アメリカ 21勝5敗1分)は序盤こそマイペースな展開を築いていたものの、オルテガが一瞬のスキを突いて左エルボーをヒットさせるとエドガーの足元がふらつき、最後は右の強打でダウンしてしまう。1ラウンドでのノックアウト負けを喫した。セミメインイベントでランキング2位のエドガーを下したオルテガは無傷の14勝目を飾り、UFCでは6連続フィニッシュ勝利を達成している。

『UFC 222』の模様はDAZNに加えて、2018年3月10日(土)22時から『FOXスポーツ&エンターテイメント』にて録画放送される。放送時間および放送内容は事情により変更される場合がある。

 次回、UFCはイギリス・ロンドンに乗り込み、日本時間3月18日(日)に『UFCファイトナイト・ロンドン』が開催される。O2アリーナを舞台に、メインイベントではヘビー級ランキング3位につけるファブリシオ・ヴェウドゥムと同8位のアレクサンドル・ボルコフが対戦する予定だ。

■ UFC 222
日時:現地時間2018年3月3日(土)、日本時間4日(日)
会場:T-Mobileアリーナ(アメリカ・ネバダ州ラスベガス)

【メインイベント】
<女子フェザー級タイトルマッチ 5分5ラウンド>
○クリスチャン・サイボーグ
 1ラウンド(3分25秒)TKO
●ヤナ・クニツカヤ

LAS VEGAS, NV – MARCH 03: (L-R) Cris Cyborg of Brazil punches Yana Kunitskaya of Russia in their women’s featherweight bout during the UFC 222 event inside T-Mobile Arena on March 3, 2018 in Las Vegas, Nevada. (Photo by Jeff Bottari/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images)

勝者クリスチャン・サイボーグのコメント

「すべては神への賛美。ずっとトレーニングに励んできたから、今回の試合は直前のオファーだったけれどしっかりと準備できていた。今はアマンダ(ヌネス)を待っているわ。彼女が私を呼んでくれたし、私は彼女とやりたい。忘れないでいてほしいのは彼女が私を求めたってことね。サイボーグの名を呼ばれれば、サイボーグは答える」

【セミメインイベント】
<フェザー級マッチ 5分3ラウンド>
●フランキー・エドガー
 1ラウンド(4分44秒)KO
○ブライアン・オルテガ

LAS VEGAS, NV – MARCH 03: (L-R) Brian Ortega punches Frankie Edgar in their featherweight bout during the UFC 222 event inside T-Mobile Arena on March 3, 2018 in Las Vegas, Nevada. (Photo by Brandon Magnus/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images)

LAS VEGAS, NV – MARCH 03: (R-L) Brian Ortega knocks out Frankie Edgar in their featherweight bout during the UFC 222 event inside T-Mobile Arena on March 3, 2018 in Las Vegas, Nevada. (Photo by Brandon Magnus/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images)

勝者ブライアン・オルテガのコメント

「今回の試合のために必死にがんばってきたし、想像していたよりもはるかに非現実的。もっとガッツリ来られるかなと思っていたんだ。様子を見ていたけど一度もなかった。俺も彼のことをとやかく言うつもりはなかったけどね。相手のレスリングはものすごく尊敬しているから、スタンディングで打ち込める可能性は分かっていたんだ。ノックアウトするか、一撃するか、チョークで一本もいけるとは思っていた。どれでいくにしても、やりたいようにやれるオプションはあった。ベストの1人を倒したんだ。本当にレジェンドの1人、今回はフランキー・エドガーだ。いつもあまり遠くは見ないようにしている。次に向かう場所はかなり遠くに目を向けることになる。でも、マックス(ホロウェイ)との試合は夢見てきたこと。どちらも若いし、流れを変えている。興奮しているし、ベルトに挑戦する」

【メインカード】
<バンタム級マッチ 5分3ラウンド>
○ショーン・オマリー
 判定3-0(29-28、29-28、29-27)
●アンドレ・スーカムタス

LAS VEGAS, NV – MARCH 03: Sean O’Malley prepares to fight Andre Soukhamthath in their bantamweight bout during the UFC 222 event inside T-Mobile Arena on March 3, 2018 in Las Vegas, Nevada. (Photo by Jeff Bottari/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images)

LAS VEGAS, NV – MARCH 03: (L-R) Sean O’Malley attempts to secure an arm bar submission against Andre Soukhamthath in their bantamweight bout during the UFC 222 event inside T-Mobile Arena on March 3, 2018 in Las Vegas, Nevada. (Photo by Brandon Magnus/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images)

LAS VEGAS, NV – MARCH 03: Sean O’Malley is interviewed by Joe Rogan after his unanimous-decision victory over Andre Soukhamthath in their bantamweight bout during the UFC 222 event inside T-Mobile Arena on March 3, 2018 in Las Vegas, Nevada. (Photo by Jeff Bottari/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images)

勝者ショーン・オマリーのコメント

「戦う時はユニークでダイナミックにできるよう心がけている。これまで誰もやっていないことをしたいんだ。何が起きたのかは分からない。足の感覚がなくて、何も感じない。戦い抜けてとにかく良かったし、勝ててうれしい。ザ・シュガーのショーへようこそ!」

<ヘビー級マッチ 5分3ラウンド>
●ステファン・ストルーフェ
 判定3-0(28-29、27-30、28-29)
○アンドレイ・アルロフスキー

LAS VEGAS, NV – MARCH 03: Andrei Arlovski of Belarus celebrates after his unanimous-decision victory over Stefan Struve of The Netherlands in their heavyweight bout during the UFC 222 event inside T-Mobile Arena on March 3, 2018 in Las Vegas, Nevada. (Photo by Jeff Bottari/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images)

勝者アンドレイ・アルロフスキーのコメント

「もちろん、今日の試合に勝ててうれしいけれど、自分に対しては常に一番厳しくありたい。グラップリングやテイクダウンには満足している。打撃を多く当てられたことも満足だ。ただちょっとイライラしている。フットワークとかいろいろダメだったところもある。でも、今日は勝利を危うくすることもなかった。試合では革新を見せたいと思っているし、長くやっているとはいえ、成長し続けたいと思っている。ジムに戻って格闘家として成長できることを楽しみにしている。UFCのために戦っているから、要請があればいつだっていく。ただ、自分より上位にランキングされている人と戦って、タイトル奪還への道を突き進みたい」

<女子バンタム級マッチ 5分3ラウンド>
●キャット・ジンガノ
 判定2-1(28-29、29-28、28-29)
○ケトレン・ヴィエラ

勝者ケトレン・ヴィエラのコメント

「今日の試合はかなりどん欲にいった。この階級のトップにいるんだってことを示したかったし、次はタイトルマッチにふさわしいことも証明したかった。判定がスプリットだと聞いた時はかなり驚いたけどね。コーチからは3回のラウンドとも私が取ったと聞いていたし、私自身、そうだと感じていたから。ただ、キャットは本当にタフな人。それに、ジャッジがどう判断するかは決して分かることじゃない。彼女はものすごく強いしね。ただ、私も世界トップの一人だと思っているし、次はタイトルに挑戦するにふさわしいとも思っている。アマンダ(ヌネス)のことは心から尊敬しているの。同じブラジル出身だしね。彼女は本当に素晴らしいチャンピオンだし、素晴らしい人でもある。だけど、チャンピオンになるという夢以上に大事なことはないわ」

【プレリム】
<女子ストロー級マッチ 5分3ラウンド>
●アシュリー・ヨーダー
 判定2-1(29-28、28-29、28-29)
○マッケンジー・ダーン

勝者マッケンジー・ダーンのコメント

「ここに来られて本当にうれしいし、UFC初勝利にも満足している。もちろん最高の気分よ。自分に厳しいタイプだから、一本を取りたかったんだけど。柔術家だから、常にそれを目標にしているし、取れなければがっかりもするけれど、柔術以上の力だってあるから、スタンディングでの戦いも楽しいし、今日は自分のもうひとつの部分を見せられてよかった。最初のラウンドで重いパンチをかなり当てていけたから、そのことは誇りに思っている。このスポーツで必要なあらゆる部分を改善していきたい。今日の試合では自分がいろんな技を持った総合格闘家になるために必死にがんばっていることを見せられたはず。また試合したいし、待ちきれない。UFC 224が行われるリオで戦いたい。ブラジルは地元のひとつだし、リオでUFCの試合ができれば名誉なことよ」

<ライト級マッチ 5分3ラウンド>
●ベニール・ダリウシュ
 1ラウンド(0分42秒)KO
○アレクサンダー・ヘルナンデス

勝者アレクサンダー・ヘルナンデスのコメント

「試合は自分が予想していた通りになった。ずっと、第2ラウンドまで相手が持ちこたえられればサプライズを起こしてやると言ってきたから、それ以上に早く達成できて最高だ。ただ、相手がこっちのペースについて来られないのは分かっていた。俺のことをレスラーだと思っている人が多いと思うし、今までの戦いを見てきた人ならそう思うのも理解できる。だからこそ、今回の試合がよかったと思うんだ。自分のもうひとつのスキルも見せたかったからね。この階級トップの1人をノックアウトしたから、大活躍できたと言えるんじゃないかな。これから戻ってUFCと話してみて、次にどうするか考える」

バンタム級マッチ 5分3ラウンド
○ジョン・ドッドソン
 判定2-1(28-29、30-27、29-28)
●ペドロ・ムニョス

勝者ジョン・ドッドソンのコメント

「もちろん、勝てたことは本当にうれしいけど、スプリット判定にしたジャッジが何をどう見ていたのかまったく分からない。圧倒的だったでしょ。3ラウンドとも俺が取った。以上。自分のパフォーマンスの秘けつはこれ、周りにいてくれるコーチたちだ。世界一のチームとトレーニングしているし、彼らがいてくれるからオクタゴンで自分の前に立ちはだかるすべての相手を打ちのめすことができるんだ。俺を止めたければこの階級のトップコンテンダーとやるしかないね。俺が一番タフな試合をするっていうのはみんな知っているでしょ。だからこそ、すでにチャンピオンを視野に入れている。次の試合はチャンピオンか、その試合につながる誰かとやりたい。TJ(ディラショー)がデメトリアス(ジョンソン)とやらないんだったら、世界で2番目のヤツと戦えばいい。そう、俺のことさ」

<ライトヘビー級マッチ 5分3ラウンド>
○C.B.ダラウェイ
 1ラウンド終了時点での失格勝利(相手の反則)
●ヘクター・ロンバード

【アーリープレリム】
<ウェルター級マッチ 5分3ラウンド>
●マイク・パイル
 1ラウンド(2分34秒)TKO
○ザック・オットー

勝者ザック・オットーのコメント

「予想していた形とはいかなかったけど、結果はその通りだった。攻撃を組み立てる上で自分のジャブをもっと使おうと思って試合に臨んだけれど、いざ試合になると何もかもが速かったから、順応してフィニッシュを狙ったんだ。今回の試合に挑むにあたり、フィニッシュすることがとても重要だった。UFCと2度目の契約をしたばかりだったから、この試合で自分の力を証明したかった。マイクは間違いなくレジェンド。俺たちの階級のパイオニアだし、MMAのパイオニアでもある。だから、彼の最後の試合で自分が戦えたことは名誉だ。自分のキャリアで最大の勝利だと思っているから、ランキングとかそういうことは何も心配していない。とにかく最高のパフォーマンスを発揮して、自分にできる力を見せたい。今日はそれができたと思うし、また試合に臨んで自分の力を見せる時が待ちきれない。ミルウォーキーのカードに入れてもらってそうできればいいんだけどね。出たいんだ。ミルウォーキーにはものすごい大きなMMAコミュニティがあるし、地元で戦えたら最高でしょ!」

<バンタム級マッチ 5分3ラウンド>
●ブライアン・キャラウェイ
 判定2-1(29-28、28-29、28-29)
○コーディ・ステーマン

勝者コーディ・ステーマンのコメント

「当然、キャラウェイはタフな相手だ。最初のラウンドを取られたのは分かっていたから、第2ラウンドと第3ラウンドは巻き返さないといけなかったし、それが自分のゴールだった。ジャッジがどんな判定を下すかは誰にも分からない。だから、ブルース・バッファーのスプリット判定というコールを聞いてドキドキしていたけど、どちらのラウンドも自分が取ったと思っていたから、勝利できてうれしい。もっとうまくなっていきたいんだ。これでトップ10入りは堅いと思うから、また自分より上位のランカーとやりたい。タイトルに向けてね。それが目標だ。だからこそここにいる。俺がほしいのはタイトルだ」

<ライトヘビー級マッチ 5分3ラウンド>
○ジョーダン・ジョンソン
 判定2-1(29-28、27-30、29-28)
●アダム・ミルステッド

勝者ジョーダン・ジョンソンのコメント

「自分がやりたかったパフォーマンスではなかったけど、間違いなくスプリット判定じゃなかったと思っている。相手をノックアウトしたいと思って試合に臨んだし、それがゲームプランだったけど、タフな相手だった。こっちはダメージを与えてやったけど、向こうはそうじゃない。試合後のヤツの顔を見れば明らかだ。テイクダウンを成功させたし、相手よりも多くの打撃を放っていけた。それにケージ際だろうとスタンディングだろうとこっちがポジションをコントロールしたんだ。ジャッジの見立てが理解できない。これから家に帰る。父親になったばかりなんだ。火曜日に生まれたから、家に帰って会うのが待ちきれない。それからソーシャルメディアに注目しつつ、次にどうしたいかを知らせるよ」

大会や選手の詳細情報はUFC公式サイトにてUFC 222をご覧ください。


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