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前夜『ロイヤルランブル』の興奮を引き継いで、同じフィラデルフィアのウェルズ・ファーゴ・アリーナから現地時間29日、RAWが生中継。今宵は盛り上がっている勢いを持続すべく盛り沢山の内容に。
前週のRAW25周年、前夜の『ロイヤルランブル』と、北米市民で久しぶりにプロレスを見たという一般ファンも少なくないと推定されるが、やはり目についたのは女子プロレスが別次元になっていることだったのではなかろうか。そんな機運のなかで、待望の黄金カードとしていつやるのか注目されていたアスカvs.サーシャ・バンクスがついにRAWで実現。お互いの技を披露しあう白熱戦になった。アスカは例によって大阪弁で怒鳴っており、ニセモノのロシア人とかが定番だったWWEの世界観が長く続いたリングに、本物の日本人が活躍しているというのは、女子プロ先進国が日本というのを知らない一般人のほうが多数派なことを思えば、もの凄いことなのだ。
I really don’t want to see Sasha try that dive again. Too many close calls. Time to take that item off the menu.
— Mick Foley (@RealMickFoley) 2018年1月30日
試合では、サーシャの場外へのトぺが不完全で頭から落ちるというヒヤリとさせられるミススポットもあったが、大事には至らなかったようで、それからの順番も返し、返されの攻防を披露。ロンダ・ラウジー戦までダウンなんか考えられない無敗街道のアスカ勝利だったが、サーシャも持てるレパートリーを存分に披露。大の字になったサーシャの瞳から涙がこぼれる絵を画面が捉えたのが、続くジョン・シナvs.フィン・ベイラー戦よりも長く記憶に残るであろう。
■ RAW
日時:1月29日(現地時間)
会場:ペンシルバニア州フィラデルフィア ウェルズ・ファーゴセンター
◆アスカ vs. サーシャ・バンクス
Could the #BankStatement break @WWEAsuka's undefeated streak?! #RAW @SashaBanksWWE pic.twitter.com/HCa95jdq6A
— WWE (@WWE) 2018年1月30日
Win or lose, that was a BOSS performance by @SashaBanksWWE! #RAW @WWEAsuka pic.twitter.com/lTC9eLLPOg
— WWE (@WWE) 2018年1月30日
史上初の女子ロイヤルランブル戦で優勝し、WWEの歴史に名を刻んだアスカ。この日のRAWオープニングに登場すると「私がここに来たのはチャンピオンになるためや。誰も私と闘う準備ができてない。」とレッスルマニアでの王座獲得を宣言。するとそこに突然サーシャ・バンクスが現れ、「誰もアスカと闘う準備ができてない?私は準備ができているわ。」と喧嘩腰に詰めよるとアスカ対サーシャの試合が組まれた。
RAWトップスーパースター2人の初シングル戦はハイレベルな激闘となった。「この野郎。なめんじゃねえ。」と大阪弁で気合十分のアスカだったが、サーシャ得意のダブルニー、バンク・ステートメントでペースを掴まれて苦戦を強いられる。しかし、サーシャの繰り出したトペ・スイシーダをアスカがカウンターで蹴り落とすと、続けざまにランニング・ニー、ミサイルキック、飛びつき腕十字固めと波状攻撃を仕掛けた。その後も一歩も譲らない両者はお互いの必殺技を繰り出すシーソー戦を展開。アスカがアスカロックを仕掛けると、これをひっくり返したサーシャはこの日3度目のバンク・ステートメントで反撃。ロープが遠いアスカだったが、何とか自力で回避すると今度はサーシャをアスカロックに引きずり込み、タップを奪って勝利した。
◆ロイヤルランブル後のアスカインタビュー
――女子初のロイヤルランブルチャンピオンとなった感想は?
初めての女子のロイヤルランブルで、しかもそこで勝てたということは本当に嬉しいです。ていうのも、NXTからWWEに入って、これまでにたくさんの記録を手にしたんですけれども、無敗記録、連勝記録、防衛記録など様々なWWEの記録を手にしてきました。またここで、しかも初めての女子ロイヤルランブルで勝てるということは本当に嬉しいことだし、レッスルマニアにつながるということでこれは絶対に勝たなければいけないと思ってました。
――ここからの目標は?
NXTからメインロースターに来た訳ですけれども、来たからにはベルト、タイトルをとること、これが目標ですね。まだ2つのベルトがありますから、私にはまだまだやることがたくさんあります。
――ロンダ・ラウジーの登場について
アメリカでも大スターで、このタイミングでこうやって接触できるのは私は本当に運がいいなと思ってます。また、シャーロット(現スマックダウン女子王者)だったり、アレクサ(現ロウ女子王者)だったり、今、旬の選手をおいしくいただける時期に接触できるというのはこれからが楽しみで仕方がないです。
◆シナ、ストローマン、アライアスがエリミネーション・チェンバー戦出場決定
この日のRAWでは米国時間2月25日に行われるエリミネーション・チェンバー戦に出場できる6名の出場権を掛けた予選3試合が組まれ、3人の出場者が決定した。ケイン対ブラウン・ストローマン戦はラストマン・スタンディング・ルールで行われ、ストローマンがアナウンステーブルの台ごとケインに押し倒して勝利。
マッド・ハーディ対アライアス戦ではブレイ・ワイアットの邪魔が入った隙にアライアスがドリフトアウェイをハーディに決めて勝利。
ジョン・シナ対フィン・ベイラー戦では必殺技の攻防を制したシナがセカンドロープからスーパーAAをベイラーに決めて勝利を収めた。シナ、ストローマン、アライアスの出場が決定したエリミネーション・チェンバー戦の勝者はWWE最大の祭典「レッスルマニア34」でブロック・レスナーの持つユニバーサル王座に挑戦する。PPV「エリミネーション・チェンバー」は日本時間2月26日にWWEネットワーク(日本語実況版有り)で生配信される。
◆ダッドリー・ボーイズが2018年のWWE殿堂入り
WWEは現地時間1月29日、ダッドリー・ボーイズの2018年度のWWE殿堂入りを発表した。
2018年度の殿堂者としてはゴールドバーグに続き、第2号となる。今回殿堂入りが発表されたダッドリー・ボーイズは1996年にECWで発足。ババ・レイとディーボンからなるユニットで、20年にも及びタグチームとして第一線で活躍した。ECWでは口が悪い悪役として名高く、観客の反感を買うことに長けていた。ECWの特色を生かしたテーブルマッチ形式を得意とし、得意技の3Dを炸裂し観客を熱狂させた。WWEでも、その悪づくスタイルを継続。タグチーム紛争の一翼を担い、ハーディ・ボーイズやエッジ&クリスチャンらとWWEでテーブル・ラダー・チェアマッチ(TLC)形式を定着させた。今日までに8度の世界タグチーム王座、1度のWWEタグチーム王座、そして1度のWCWタグチーム王座に輝いた。
なお、『WWE殿堂(WWEホール・オブ・フェーム)』はWWEを含め、スポーツエンターテイメント業界で顕著な活躍をした人物を表彰する制度。選手だけではなくマネージャーやプロモーターなどの関係者、さらにWWEに登場したタレントや著名人なども表彰されている。
ゴールドバーグが参加する殿堂入りセレモニー『WWEホール・オブ・フェーム2018』は、米国現地時間4月6日にルイジアナ州ニューオリンズのスムージー・キング・センターで行われる。その模様は日本時間4月7日に「WWEネットワーク」で生配信される予定。
■ WWE RAW
日時:2018年1月29日(現地時間・放送日)
会場:アメリカ・ペンシルバニア州ピッツバーグ WFセンター
<エリミネーション・チェンバー予選>
○ジョン・シナ
ピンフォール
●フィン・ベイラー
<RAWタッグ王座タイトルマッチ>
○シェイマス、セザーロ(王者)
ピンフォール
●タイタス・オニール、アポロ・クルーズ(挑戦者)
<シングルマッチ>
○アスカ
アスカロック
●サシャ・バンクス
<タッグマッチ>
○リバイバル
ピンフォール
●ヒース・スレーター、ライノ
<IC王座タイトルマッチ>
○ザ・ミズ(王者)
ピンフォール
●ロマン・レインズ(挑戦者)
<エリミネーション・チェンバー予選>
○アライアス
ピンフォール
●マット・ハーディー
<エリミネーション・チェンバー予選ラストマンスタンディングマッチ>
○ブラウン・ストローマン
立ち残り
●ケイン
【関連サイト】
WWEオフィシャルサイト:http://www.wwe.co.jp/
WWEネットワーク: http://network.wwe.com
※生放送終了後、ビデオオンデマンド方式で視聴可能。
※WWEネットワークは英語でのサービスで、日本語字幕はなし。
※1カ月無料トライアル実施中
DAZNオフィシャルサイト: http://www.dazn.com/
※1カ月無料体験
J SPORTSオフィシャルサイト: http://www.jsports.co.jp/
GYAO!:https://gyao.yahoo.co.jp/sports/
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