■『CRUISER FES』は通過点にも満たない」狙いは吉岡の持つクルーザーのベルトのみ!『CRUISER FES 2018』出場者 アレハンドロ インタビュー
1月8日の後楽園ホール大会。Enfants Terriblesのメンバーに暴行を受けるアンディ・ウーを1人のマスクマンが救出した。そのマスクマンは「ソイ・アレハンドロ(私はアレハンドロだ)」と自ら名乗ったが、その正体は謎のままだ。しかし、後楽園大会で見せた素晴らしい動きは観客を驚かせ、W-1もすぐに1月14日の大阪大会からアレハンドロの参戦を決定。2月14日の後楽園ホール大会から始まる『CRUISER FES 2018』にもエントリーさせた。果たして、このアレハンドロとはどのような人物なのか?そして、その目的はなんなのか?
──アレハンドロ選手、今日はよろしくお願いします。
アレハンドロ ソイ・アレハンドロ! 私はアレハンドロです。よろしくお願いします。
──随分と日本語がお上手ですね。
アレハンドロ 私にとって日本は子供の頃から憧れている土地でした。だから、たくさん日本語、勉強しました。
──なるほど。アレハンドロ選手はメキシコから来られたんですよね?
アレハンドロ そうです。私はメキシコのルチャドールです。
──日本に来る前はどのような活動をされていたんですか?
アレハンドロ 私が住んでいたのはメキシコの田舎です。何もないところです。でも、ルチャはあります。私、そこでルチャドールのマスクマンに憧れたんです。いつか私もマスクを被ってルチャをやりたいと子供の頃から思っていました。そして、ルチャ教室に通いながら憧れのマスクマンになることができたんです。ルチャドールになってから自分の田舎で試合をすることもありましたし、メキシコシティにバスで通って試合をしたこともあります。
──それが1月8日の後楽園大会で突如、W-1のリングに登場しました。なぜ、日本に来ようと思われたんですか?
アレハンドロ 昔からたくさんの有名なルチャドールが日本で闘っていましたし、日本から帰ってきてエストレージャになったルチャドールもたくさんいます。そして彼らはメキシコや日本だけではなく、アメリカなど世界中に羽ばたいていきました。私もそのような存在になりたいと思ったのです。だから、日本に来たいとずっと思っていました。その中で、WRESTLE-1のリングには私の階級であるクルーザーがある。チャンピオンである吉岡選手を中心にクルーザーの闘いが盛り上がっていると感じたので、私はW-1のリングを主戦場に定めたのです。
──なるほど。アンディ選手の救出という形でリングに登場されましたけど、これはどういう意図があったんですか?
アレハンドロ 勘違いしてほしくないんですが、私はアンディ選手の救出が目的だったわけではありません。たまたま出たのがあの場面だっただけなんです。ただ、同じマスクマンとして、ドランク・アンディの行為は許せない。その憤りから、あの場面で出てしまったということです。私の狙いはあくまでクルーザーのベルトですから。
──でも、結果的には素晴らしい動きを見せて、いいデモンストレーションになりましたよね。
アレハンドロ そう言っていただけるとうれしいです。おかげでW-1もすぐに私の参戦を承諾してくれました。私はクルーザーのベルトを獲って、これを足がかりに世界に羽ばたきたいと思っています。こうしてチャンスをくれたことに感謝します。
──2月14日から始まる『CRUISER FES』にもエントリーされましたけど、1回戦の相手である児玉選手についてはご存知ですか?
アレハンドロ もちろん知っています。彼がアメリカでやっている試合も見たことがあります。とても素晴らしいファイターだと思っていたんですが、日本では悪いことをやっているみたいですね。ただ、ハッキリ言っておきます。彼は私の敵ではない。
──眼中にないということですか?
アレハンドロ そういうことです。
──でも、児玉選手はあなたのマスクの裏に隠されている素顔を知っているかのようなコメントをしていますけど。
アレハンドロ 彼は私を誰かと勘違いしているみたいですね。確かに彼の試合を見たことがありますけど、顔を合わせるのは初めてです。まあ、試合で実際に肌を合わせればわかると思います。それからもう一つ言っておきます。私はこの『CRUISER FES』というトーナメントに参加しているメンバーの誰ひとりとして意識していません。私が見ているのは吉岡選手が持っているクルーザーのベルトだけです。このトーナメントは私の中ではちょっとしたことなんです。
──ちょっとしたこと。つまり、通過点にしか過ぎないと。
アレハンドロ 通過点にも満たないです。
──凄い自信ですね! トーナメントで優勝するのは当たり前だというぐらい、この日本に来てからの数試合で手応えを掴んだということですか?
アレハンドロ 掴んでいますね。私の技を見てくれましたか?
──あのDDTはインパクトがありましたね。
アレハンドロ 旋回式のDDTですね。ただ、私の引き出しにはまだまだたくさんの技が詰まっています。ここまではほんの小手調べです。これからもっともっと凄い技を出しますから、皆さん、油断しないようにしてください。
──現在はNEW ERAの味方していますが、これも何か目的があるんですか?
アレハンドロ W-1にはアンディ選手とドランク・アンディという2人のマスクマンがいます。正直、ドランク・アンディのやり方は私には合わない。彼は非常にダーティーです。でも、アンディ選手のことは同じマスクマンとして非常にリスペクトしていますし、仲間意識もあります。いずれマスクマン同士のタッグチームでタッグのベルトを狙ってもおもしろいと思っているんです。もちろんライバル意識もありますが、今はNEW ERAで共に闘いながら切磋琢磨していきたいなと思っています。
──わかりました。とりあえずはこのW-1を主戦場にして、クルーザーのベルトを狙って、活躍していきたいということですね。
アレハンドロ クルーザーのベルトを獲ったところからが私のスタートだと思っています。ドンドンこのW-1のリングで名前を売っていきたいですね。
──では、最後に今度の試合でアレハンドロ選手のこういう部分を見てもらいたいというところがあったら、教えてください。
アレハンドロ 前に見せたDDTもそうですし、W-1にはない本格的なルチャを見せていきたいです。W-1にはハイフライヤーはいないと思うので、これからも皆さんがあっと驚くような飛び技や派手な動きをお見せできると思います。おそらくプロレスを見たことのない人でもワーッとなると思いますよ。期待していてください。
■ 「見ているお客さんが引くぐらいのインパクトを残してやる」広島・ダブプロレスから天下取りへ!『CRUISER FES 2018』出場者インタビュー 近野剣心(ダブプロレス)
昨年の 11 月 5 日の後楽園ホール大会で吉岡世起とクルーザーのベルトを懸けて激闘を繰り広
げたダブプロレスの近野剣心が再び WRESTLE-1 のリングへやってくる。2 月 14 日から始まる
『CRUISER FES』にエントリーされ、もう一度吉岡の持つクルーザーのベルトに照準を定めての参
戦となった。ダブプロレスの誇りと意地を背負って、広島からやってくる男の心境を聞いた。
──近野選手は 10 月、11 月の後楽園大会に参戦されましたけど、実際に闘ってみて W-1 のリ
ングにどのような印象を受けましたか?
近野 自分の試合以外の試合も見ていたんですけど、若い選手も多いですし、ベテラン選手も多
いし、本当に勉強になるなって思いました。
──11 月の後楽園大会では現クルーザー王者の吉岡選手に挑戦して、凄い蹴り合いをしてまし
たけど、振り返ると近野選手にとってはどんな試合でした?
近野 もっともっと蹴ってやろうと思ったんですけど、思ったよりチャンピオンの蹴りが重かったの
が印象的でしたね。吉岡選手にちょっと蹴り負けたかなっていうのはありました。
──ただ、闘った中で、クルーザーのベルトは自分にも手が届くものだなという手応えはありまし
たか?
近野 手応えというよりは獲らなきゃいけんみたいな気持ちは凄くあるんですよ。やっぱり僕は広
島のダブプロレスという地方の団体でやっているので、東京の団体で闘うチャンスってなかなか
ないんですよ。でも、そういう団体でベルトを獲れれば、そこから何かが変わるかなと思っている
んで。
──吉岡選手も広島のレッスルゲートでデビューしてから東京に出てきた選手ですし、今度近野
選手が挑戦する FREEDOMS の進祐哉選手もレッスルゲート出身じゃないですか? こうやって
地方のプロレス団体からも東京でチャンピオンになったりして活躍する選手が出てきていますけ
ど、やはり近野選手もそういう選手たちに続きたいという気持ちは強いですか?
近野 その気持ちは凄く強いですね。彼らにも負けたくないです。
──なるほど。地方団体出身の選手に対してもそうですけど、現在東京の団体でやっている選手
に対しての意地とかも強いですか?
近野 もちろんですね。地方にいたとしても、試合内容もそうだし、見た目の華やかさだったり、い
ろんなものをすべてひっくるめて東京の選手には負けたくないです。というよりも、東京の選手に
すべての面で負けないというのが僕の理想ですね。
──そういう意味では所属されているダブプロレスは最近注目度が上がってきているのを感じる
んですけど、いかがですか?
近野 他の団体に比べても引けを取らないというのは感じてますし、実際にドラゴンゲートとかに
いた“brother”YASSHI、谷嵜なおきという選手が入ってきたということで、さらに厚みが増したなっ
ていうのはありますね。
──近野選手もかつてはドラゴンゲートにいましたし、意外なところから集まってきてますね。
近野 そうですね(笑)。多いですね。
──団体の勢いも出てきていますし、やはり他団体に出る時は自分の団体を背負って出ていくと
いう気持ちは強いですか?
近野 もちろんですね。それは常日頃から思っていることで、今回の W-1 に限ったことではない
ですし、その思いを持ちながらずっとプロレスをやっています。だから、形としてベルト、特に吉岡
選手が持っているベルトを獲るというのが今の僕にとっては一番の目標ですね。
──そのベルトを獲って、ダブプロレスここにありということをアピールしたいということですね。そ
して、今回 2 月 14 日の後楽園大会から始まる『CRUISER FES』にエントリーされましたけど、出
場するメンバーを見てどのような印象を受けられましたか?
近野 一筋縄でいかないなというメンバーが集まりましたよね。しかも、1 回戦がまた厄介なところ
に入ってしまったなというのはありますね。
──1 回戦は MAZADA 選手との対戦になりましたけど、どのような印象を持たれていますか?
近野 キャリアとかはもちろん MAZADA 選手のほうが上ですし、たぶん普通に真っ直ぐな闘いを
したんでは勝てないなと思うんですよ。インサイドワークとかを駆使してこられると思うんですね。
だから、いつもとは違う一面を見せられたらなと思っていますね。
──MAZADA 選手とは対戦した経験はあるんですか?
近野 ないですね。10 月の W-1 の後楽園大会で 6 人タッグで組ませてもらったのが初めてでし
たね。
──組んでみると、またその嫌らしさがよりわかるというか。
近野 僕、コーナーに控えていて、普通に手を叩いていました。普通にうまいなと思って(笑)。そ
れを凄く憶えています。だから、やりにくさはあると思うんですけど、これもチャンスなんで。
MAZADA 選手のテクニックやなんかを体感したうえで僕が勝ちたいですね。
──わかりました。では、その他、このトーナメントに出場する選手で気になる選手はいらっしま
すか?
近野 僕の中ではやっぱりカズ・ハヤシ選手ですね。
──それは近野選手がかつて一度全日本プロレスに入門されていたという経緯があるからです
かね。
近野 そこが大きいですね。最初に W-1 に出させてもらった時に 6 人タッグで少しだけ闘わせて
もらったんですけど、それだけで僕の中では勝手に思うところがあったんですよ。だから、やっぱ
りやるならシングルでやりたいというのはありますね。
──それはケジメの一戦という意味合いが強いですか?
近野 凄く強いですね。
──カズ選手と対戦するにはお互いに決勝まで上がらないと実現しないんですけど、勝ち抜く手
応えは感じていらっしゃいますか?
近野 去年ぐらいから『J-STAGE』とかいろんな東京の大会にも出させてもらって、その中でも結
果も出てきました。特にこのトーナメントは自分が選んだ道が間違ってなかったなということを証
明するための闘いでもあると思っているんで、トーナメントを勝ち上がるつもりで挑もうと思ってい
ます。その上でもう一度吉岡選手とやりたいですね。
──吉岡選手は近野選手にとっても、それだけやりがいのある選手だったということですか?
近野 僕の真正面からいく闘いにあえて付き合ってくれたうえで、勝つ。そういう試合をしてくれた
んで。あの試合、吉岡選手は蹴り以外はしてないと思うんですよ。そういう部分でも完全にやられ
たなというのがあったので、今度はそうはいかないぞという気持ちはありますね。
──蹴りということに関しては本格的にキックボクシングもやられていましたし、誰にも負けたくな
い部分ではありますよね。
近野 そうですね。そういう意味では吉岡選手は僕が一番やりがいを感じるスタイルをやっている
選手なんで、やはり意識する相手ですね。
──わかりました。では、最後に改めて後楽園に来るお客さんに、近野剣心のこういう部分を見
てもらいたいというところを教えてください。
近野 まだ僕のことやダブプロレスを知らない人がいると思うし、地方にもこんな選手がいるんだ
ぞと思わせたいですね。そして、僕の武器である蹴り。見ているお客さんが本当に引くぐらいのイ
ンパクトを残してやろうと思っています。
■「WRESTLE-1 TOUR 2018 W-IMPACT」2.14東京・後楽園ホール大会
日時:2018年2月14日(水)19時開始/18時開場
場所:東京・後楽園ホール
【対戦カード】
<WRESTLE-1 CRUISER FES 2018 トーナメント1回戦 30分1本勝負>
アレハンドロ
vs
児玉裕輔
<WRESTLE-1 CRUISER FES 2018 トーナメント1回戦 30分1本勝負>
カズ・ハヤシ
vs
土方隆司
<WRESTLE-1 CRUISER FES 2018 トーナメント1回戦 30分1本勝負>
MAZADA
vs
近野剣心(ダブプロレス)
<WRESTLE-1 CRUISER FES 2018 トーナメント1回戦 30分1本勝負>
アンディ・ウー
vs
ドランク・アンディ
<WRESTLE-1リザルトチャンピオンシップ 60分1本勝負>
【第4代王者】伊藤貴則
vs
【挑戦者】黒潮“イケメン”二郎
※第4代王者・伊藤貴則、4度目の防衛戦。
<タッグマッチ 30分1本勝負>
木村花
安納サオリ(Actwres girl’Z)
vs
万喜なつみ(Actwres girl’Z)
白姫美叶(センダイガールズプロレスリング)
【チケット情報】
・特別リングサイド¥7,000
・リングサイド¥5,000
・指定席¥4,000
・レディースシート¥3,000
・ペアシート¥7,000
※当日各席500円UP、ペアシートは1,000円UP
※当日のみ一般立見¥2,500、小中高ワンコインチケット¥500 ならびに試合開始一時間後より、アフターワンチケット¥2,000を販売いたします。
【チケット販売所】
・チケットぴあ(Pコード:594-330) TEL:0570-02-9999 http://t.pia.jp/
・ローソンチケット(Lコード:34482) TEL:0570-000-732(10~20時) http://l-tike.com/sports/wrestle_1/
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・後楽園ホール5階事務所 TEL:03-5800-9999
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