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12月15日(現地時間)にメキシコ・アレナメヒコでCMLL 金曜日定期戦が開催された。
今大会のメインは、カリスティコ、ウルティモ・ゲレーロ、ソベラノJr.対ミスティコ、テリブレ、ボラドールJr.という2017年12月8日に行われた試合の再戦だ。2017年12月8日では6人が場外でやりあって両チームがリングアウトのドローとなったのだが、6人とも収まりが付かず、再戦する事になったのだった。テクニコとルードが呉越同舟するチーム対決だが、普段はテクニコ同士、ルード同士でタッグを組んで戦う機会が少ない故に、それぞれライバル心が強かったらしく、カリスティコとミスティコはお互いに覆面を破りあい、ゲレーロとテリブレも激しくやりあっていた。今回も、試合開始と同時にミスティコ、ボラドールJr.、テリブレが襲いかかり、3人でカリスティコを仕留めて一本先取。その後も3人で1人を襲う完全にルードのような攻撃をするミスティコ組だが、カリスティコらも息を吹き返し、ソベラノJr.とゲレーロがジャベを極めて2本目は取り返した。そして3本目、遂にミスティコがカリスティコの覆面を破るなど最高潮に達する。全員が相手に急所攻撃、覆面剥ぎを繰り返すとんでもない展開になり、最後はボラドールJr.がカリスティコの覆面を剥ぎ、ローブローから丸めこんでフォール勝ちした。試合後も両チームが大荒れで、コントラ戦(覆面や髪を賭けた試合)を要求するアピールを繰り返した揚げ句、ミスティコとボラドールJr.はカリスティコとソベラノJr.の覆面を剥いで勝ち名乗り。普段はテクニコの選手も制御不能となってしまった。
セミファイナルでは、2018年1月1日のアレナメヒコ定期戦で、究極の決着戦カベジェラマッチ(敗者、髪切りマッチ)が決定したネグロ・カサスとサム・アドニスが前哨戦として6人タッグマッチで激突した。トランプ大統領信者で反メキシコを掲げるアドニスに、テクニコだけでなくルード勢も激怒。ルードの重鎮であるカサスもその一人でアドニスと大抗争になっていた。試合は、反メキシコのアドニスがルードとはいえ、メフィストらと上手くやれるか心配されたが、問題なく連携も上手くいってアドニス組が勝利。星条旗を振りまわして勝ち誇った。
■ CMLL アレナメヒコ金曜日定期戦
日時:2017年12月15日(現地時間)
会場:メキシコ・アレナメヒコ
<6人タッグマッチ>
○ミスティコ、テリブレ、ボラドールJr.
2-1
●カリスティコ、ウルティモ・ゲレーロ、ソベラノJr.
<6人タッグマッチ>
○メフィスト、サム・アドニス、エフェスト
2-1
●ミステル・ニエブラ、ネグロ・カサス、バルバロ・カベルナリオ
<6人タッグマッチ>
○アンヘル・デ・オロ、ニエブラ・ロハ、レイ・コメタ
2-1
●サンソン、クアトレロ、フォラステロ
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