10月31日、後楽園ホールにて「大仁田厚ファイナル」大会が行われ、大仁田厚が7年ぶり7度目の引退試合を戦った。
メインに先立ち行われた引退セレモニーには、大仁田が赤のレザージャケット姿で登場。原口一博衆院議員をはじめとする関係者・支援者・報道各社がズラリと並んだ。花束や惜別の品が贈られたが、エプロンまで杖をついて登場した盟友・青柳政司がリングイン、杖を投げ捨てて大仁田と抱擁した場面は特に感動を呼んだ。
母親の松原巾江さんの登場には感極まる。「俺、弟よりバカ息子だからさ。かあちゃん! 本当にできの悪い息子ですいません」と、大仁田はこれまでの不孝行を詫びた。
引退試合は鷹木信悟、KAⅠと組んで、藤田和之、ケンドー・カシン、NOSAWA論外組と対戦となる。カシンと論外が有刺鉄線ボードをセッティングすれば、藤田がそこに大仁田を叩きつける。相手チームは抜群の役割分担。カシンから赤い毒霧まで見舞われると、藤田からは有刺鉄線バットも食らってしまう。しかし、論外と藤田に赤い毒霧をお返しすると、論外相手にサンダーファイヤー・パワーボム。
このサンダーファイアーを決めても決めても論外が返し、観客はヤンヤの歓声。それでも凶器攻撃を挟むなど大仁田は主導権を渡さないまま、論外に放ったサンダーファイアーは実に7発。一世一代の粘りを見せた論外もさすがに沈んだ。
試合後には“名物”でもある、観客のリングサイド押し寄せ。名残を惜しむかのように大仁田による劇場は長め。“引退するする詐欺”とも言われた大仁田だったが、この日は最高の幕引きをファンの前で貫徹した。
■大仁田厚ファイナル 後楽園ホール大会
日時:10月31日(火)18:30
会場:後楽園ホール 観客2000人(超満員札止め)
<第1試合:後楽園ホールで電流爆破(風)!?>
●太仁田ブ厚
8分53秒 爆破風バット攻撃⇒片エビ固め
〇パンディータ
<第2試合:インディペンデントワールドバトルロイヤル100万円争奪マッチ>
〇バトレンジャー
10分20秒 ファルコンアロー⇒片エビ固め
●フライングキッド市原
※退場順=①0分17秒ワイルド・コモン、②0分27秒寺尾利明、③0分56秒木更津ピエロ、④1分32秒守屋博昭、⑤2分14秒佐瀬昌宏、⑥2分31秒櫻井匠、⑦3分00秒亀田勝、⑧3分36秒藤井健一、⑨4分19秒友龍、⑩4分21秒雷神矢口、⑪4分49秒ウルトラつぅー、⑫4分53秒リッキー・フジ、⑬4分58秒雷電、★時間不明 このあたりでフレディ・クルーガー、チェーンソー・トニー、ショッカーが失格になっていたことが判明 ⑭6分16秒佐野直、⑮7分17秒ワイルド・ベアー、⑯8分10秒ワイルド・セブン、⑰10分20秒フライングキッド市原。
<第3試合:FMW女子一夜限りの復活!!ミックスドマッチ!>
ダンプ松本 雷神矢口 〇ZAP 怨霊
8分36秒 ラリアット⇒体固め
●クラッシャー前泊 保坂秀樹 バッドナース中村 寧々∞D.a.i
<第4試合:プロレスリングZERO1提供試合>
田中将斗 〇TARU 菅原拓也
15分21秒 TARUドリラー⇒片エビ固め
大谷晋二郎 小幡優作 ●ショーン・ギネス
<第5試合メインイベント:大仁田厚思い出の聖地・後楽園ホール最期のデスマッチ!! ストリートファイト トルネードバンクハウスデスマッチ>
〇大仁田厚 鷹木信悟 KAI
16分48秒 サンダーファイアー・パワーボム⇒エビ固め
藤田和之 ケンドー・カシン ●NOSAWA論外
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