TJ・ディラショーTKO勝利で王座防衛！8・30『UFC 177: Dillashaw vs. Soto』

　2014年8月30日にカリフォルニア州サクラメントで『UFC 177: Dillashaw vs. Soto』が開催された。

　メインイベントは、TJ・ディラショー対ジョー・ソトのバンタム級タイトルマッチ。ディラショーは、2005年のデビュー戦で敗北の後、総合格闘技35戦無敗（34勝1無効試合）だった王者ヘナン・バラオンに挑戦。王者が圧倒的有利とされていた。だが結果は、ディラショーの打撃がさえわたり最終ラウンドである5ラウンドTKO勝利という大番狂わせでディラショーが新王者に輝いた。そのディラショーが初防衛戦として元ベラトールフェザー級王者、現TPFバンタム級王者の実績でUFCに乗り込んできたジョー・ソトを迎え撃った。試合は、ほぼスタンドの展開が続き、序盤は一進一退だったが、どんどんディラショーが優位の流れになってきた。後半はグランドでディラショーが上になるシーンもあり、最終ラウンドには、遂にディラショーがソトを金網際に追い込みパンチラッシュから左ハイキックを決めTKO勝利。見事な王座防衛を果たし、パラオン戦はまぐれではなく、実力で王座を奪った事を証明した。

　セミファイナルには、ライト級ランカー入りを狙うトニー・ファーガソンとダニー・カスティーヨが対戦。日本の菊野克紀を右ストレートでKOしたファーガソンとエリートレスラーであるカスティーヨは、積極的に仕掛けるファーガソンと、上をキープして抑え込んでポイントを稼ごうとするカスティーヨという戦いになり、判定は割れたが2-1でファーガソンが勝利した。

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■　UFC 177: Dillashaw vs. Soto
日時：2014年8月30日
場所：アメリカ・カリフォルニア州サクラメント

＜メインイベント　バンタム級王座タイトルマッチ＞
○TJ・ディラショー（王者）
　5R 2分20秒 TKO
●ジョー・ソト（挑戦者）

＜セミファイナル　ライト級＞
○トニー・ファーガソン
　判定　2-1
●ダニー・カスティーヨ

＜女子バンタム級＞
○ベチ・コヘイア
　2R 1分56秒 TKO
●シェイナ・ペイズラー

＜ライト級＞
○ラムジー・ニジェム
　2R 1分53秒 TKO
●ディエゴ・フェレイラ　

＜ライト級＞
○ヤンシー・メディロス
　2R 1分54秒
●デイモン・ジャクソン

プレミアムカード
＜ミドル級＞
○デレク・ブランソン
　判定　3-0
●ロレンツ・ラーキン

＜ヘビー級＞
○アンソニー・ハミルトン
　2R 4分17秒 TKO
●ルアン・ポッツ

＜ライト級＞
○クリス・ウェイド
　1R 1分12秒　ギロチンチョーク
●ケイン・カリゾサ

電子書籍版はマット界舞台裏9月11日号北朝鮮現地取材Singaporeラウェイ魔界錬闘会W1武藤真田橋本大地に掲載されました。

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