マーテル・グローンハートが新王者!グローリー44

(C)GLORY

 8月25日(現地時間)にイリノイ州シカゴで『GLORY 44』が開催された。
 K-1失速後、世界最大のキック団体となっているグローリーだが、最近は米テレビ局と長期契約、UFCファイトパスと契約でネット生配信もはじまり、勢いに乗っている。一時は北米進出にこだわるあまり失速していたものの、現在は本拠地である欧州を中心に戻し、更には中国進出も計画している。
 今大会のメインはウェルター級王座タイトルマッチで王者セドリック・ドゥンベがマーテル・グローンハートの挑戦を受けた。グローリー保守本流ニキー・ホルツケンを返り討ちにして絶対王者となりそうなドゥンベに対し、かつて敗れているグローンハートが最強の挑戦者として再び立ちはだかる事になった。試合は僅差の判定で挑戦者グローンハートが勝利。リベンジを果たすと共に新王者となった。
 そしてウェルター級王座への次期挑戦者決定トーナメントの開催され、ハルート・グレゴリアンが優勝。このグレゴリアンは新王者となったグローンハートと深い因縁があるだけに、世紀の再戦となりそうだ。

セドリック・ドゥンベが王座防衛!グローンハート勝利に怒った客が乱闘騒動~GLORY 42パリ


 また、欧州のブンブン丸として絶大な人気を誇りグローリー入りして衝撃的なKO勝利したカタリン・モロサヌも登場、ミハウ・トゥリンスキと対戦した。いつも通り、試合開始直後から前に出てぶん回しフックを打ち込むモロサヌ。トゥリンスキはカウンターの膝を使いながら下がり続けてて2度のスリップでダウンでしのぐ。前に出て圧力をかけたモロサヌだが、ぶん回しフックの空振りが多く、どちらを判定基準するかでジャッジの評価が分かれ、結局、2-1のスプリットでトゥリンスキが勝利。モロサヌもルーマニアから駆けつけた応援団も信じられないという表情だった。

■ GLORY 44
日時:2017年8月25日(現地時間)
場所:アメリカ・イリノイ州シカゴ

<ウェルター級王者タイトルマッチ>
○マーテル・グローンハート(オランダ/挑戦者)
 判定 2-1
●セドリック・ドゥンベ(フランス/王者)

<ウェルター級コンテンダートーナメント決勝>
○ハルート・グレゴリアン(アルメニア/ベルギー)
 判定 3-0
●アントアン・ピント(フランス)

<ウェルター級>
○リチャード・エイブラハム(米国)
 判定 3-0
●ダニエル・モラレス(メキシコ)

<ウェルター級コンテンダートーナメント準決勝>
○アントアン・ピント(フランス)
 判定 3-0
●ザック・バーネル(米国)

<ウェルター級コンテンダートーナメント準決勝>
○ハルート・グレゴリアン(アルメニア/ベルギー)
 判定 3-0
●カリム・ベンマンスル(フランス)

SUPERFIGHT SERIES
<女子スーパーバンタム級王座タイトルマッチ>
○ティファニー・ヴァン・スースト(米国/王者)
 4R 0分36秒 TKO
●メゲン・ウスル(ドイツ)

<ヘビー級>
〇ミハウ・トゥリンスキ(ポーランド)
 判定 2-1
●カタリン・モロサヌ(ルーマニア)

<ミドル級>
○ダスティン・ジャコビー(米国)
 1R 2分18秒 TKO
●ショーン・チョイス(米国)

<ミドル級>
○ロバート・トーマス(カナダ)
 3R 2分36秒 KO
●ウォーレン・トンプソン(米国)

<ライト級>
○ネイト・リチャ-ドソン(米国)
 判定 3-0
●ラファウ・ドゥデク(ポーランド)

<フェザー級>
○ヴィクトー・ピント(フランス)
 判定 2-1
●アドリアン・マキシム(ルーマニア)


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