(C)GLORY
6月10日(現地時間)にフランス・パリで『GLORY 42 Paris』が開催された。
K-1失速後、世界最大のキック団体となっているグローリーだが、最近は米テレビ局と長期契約、UFCファイトパスと契約でネット生配信もはじまり、勢いに乗っている。一時は北米進出にこだわるあまり失速していたものの、現在は本拠地である欧州を中心に戻し再スタートした事が成功したようだ。
今大会のメインはウェルター級王座タイトルマッチで王者セドリック・ドゥンベが前王者のニキー・ホルツケンの挑戦を受けた。オランダ人で白人というグローリー保守本流のホルツケンも粘ったもののドゥンベが判定で王座防衛を果たした。
また、同じウェルター級戦、マーテル・グローンハートとハルート・グレゴリアンの対戦は、グローンハートの強烈なひざ蹴りがさく裂し、グレゴリアンは意識が飛んだのか背中を向けてしまう。そこにグローンハートが強烈なフックをお見舞いしてグレゴリアンは失神ダウン。グローンハートがKO勝ちとなったが、これにグレゴリアン・ファンとおぼしき2名の客が激怒してリングイン、グローンハートに襲いかかり乱闘になるという大騒動に発展してしまうという事件も起こり、後味の悪さが残る試合となった。
■ GLORY 42 Paris
日時:2017年6月10日(現地時間)
場所:フランス・パリ
<ウェルター級王座タイトルマッチ>
○セドリック・ドゥンベ(フランス/王者)
判定 4-1
●ニキー・ホルツケン(オランダ/挑戦者)
<ライト級コンテンダートーナメント決勝>
○クリスチャン・バヤ(アンゴラ)
判定 4-1
●マサロ・グランダー(オランダ)
<ウェルター級>
○マーテル・グローンハート(オランダ)
2R KO
●ハルート・グレゴリアン(アルメニア/ベルギー)
<ライト級コンテンダートーナメント準決勝>
○マサロ・グランダー(オランダ)
1R 2分18秒 TKO
●ニクラス・ラーセン(デンマーク)
<ライト級コンテンダートーナメント準決勝>
○クリスチャン・バヤ(アンゴラ)
判定 3-2
●アナトリー・モイセエフ(ロシア)
<ウェルター級>
○ヨアン・コンゴロ(スイス)
判定 5-0
●ヨハン・リドン(フランス)
<ヘビー級>
○ニコラス・ワンバ(フランス)
判定 5-0
●ジョナタ・デニス(ブラジル)
<ライトヘビー級>
○ゼネディン・ハマーレイン(フランス)
1R 2分35秒 KO
●フレディ・ケマイヨ(フランス)
<フェザー級>
○セルゲイ・アダムチュク(ウクライナ)
判定 5-0
●ディラン・サルバドール(フランス)
<ライト級>
○マラット・グレゴリアン(アルメニア/ベルギー)
2R 2分2秒 KO
●アントニオ・ゴメズ(スペイン)
<ウェルター級>
○フランソワ・アンバン(カメルーン/米国)
判定 5-0
●レミー・ヴェクトル(ガイアナ)
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by 稲垣 收
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