Cワイドマンが強敵Kガステラムを撃破、復活の大金星!UFCファイトナイト・ロングアイランド



By courtesy of Zuffa LLC / Getty Images

 7月22日(現地時間)にニューヨーク州ロングアイランドで『UFC on FOX 25: Weidman vs. Gastelum』が開催された。
 地元ロングアイランドをはじめ、数多くのニューヨーク出身ファイターが顔を揃えた今回、メインイベントでは元UFCミドル級王者でランキング5位につけるクリス・ワイドマン(アメリカ13勝3敗)と同級ランキング8位のケルヴィン・ガステラム(アメリカ14勝2敗)が対戦した。子供の頃から慣れ親しんだ”ナッソー・コロシアム”で大観衆の声援を後押しにオクタゴンに上ったワイドマンは強敵ガステラムを相手に積極的にテイクダウンを狙っていき、途中、ガステラムの左を食らってグラついたところに追い打ちをかけられる場面もあったが、第2ラウンドは終始圧倒。続くラウンドでは攻撃に転じたいガステラムが開始の合図と同時にワイドマンに立ち向かったものの、ガステラムの背後に回ったワイドマンがガステラムの左肩を固めて締め上げ、最後は忍耐強いガステラムからタップを引き出して復活の勝利を遂げた。
 試合後、ワイドマンは「言葉にならない。唇を噛んでみたりしてね。逆境を突き進んできたこの時間をいちいち口に出したくなかった。とにかく黙って自分のポテンシャルを発揮する瞬間を待つ必要があったし、今日、ようやくそれを見せられた」と感無量の様子を見せ、連敗を喫してなお勝利を信じ続けた地元のファンに感謝の言葉を述べた。
 また、セミメインイベントに登場したデニス・バミューデス(アメリカ17勝6敗)もニューヨークが地元のファイター。フェザー級ランキング10位のバミューデスは同級ランキング12位につけるダレン・エルキンス(アメリカ22勝5敗)と拳を合わせようとしたが、思うような試合展開に持ち込めず、エルキンスが仕掛けるテイクダウンを退けようと防戦に徹してしまい、スプリット判定で黒星を喫した。

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■ UFC on FOX 25: Weidman vs. Gastelum
日時:2017年7月22日(日本時間:8日)
場所:アメリカ・ニューヨーク州ロングアイランド

<ミドル級/5分5R>
○クリス・ワイドマン(米国)
 3R 3分45秒 肩固め
●ケルヴィン・ガステラム(米国)

<フェザー級/5分3R>
○ダレン・エルキンス(米国)
 判定 2-1
●デニス・バミューデス(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
○パトリック・カミンズ(米国)
 判定 2-1
●ジャン・ヴィランテ(米国)

<バンタム級/5分3R>
○ジミー・リベラ(米国)
 判定 3-0
●トーマス・アルメイダ(ブラジル)

プレミムカード
<ウェルター級/5分3R>
○エリゼウ・ザレスキ・ドス・サントス(ブラジル)
 判定 2-1
●ライマン・グッド(米国)

<ミドル級/5分3R>
○エリク・アンダース(米国)
 1R 2分54秒 KO
●ハファエル・ナタウ(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
○アレックス・オリベイラ(ブラジル)
 2R 1分50秒 KO
●ライアン・ラフレアー(米国)

<ヘビー級/5分3R>
○チェイス・シャーマン(米国)
 判定 3-0
●ダミアン・グラボウスキー(ポーランド)

<フェザー級/5分3R>
○ジェレミー・ケネディ(カナダ)
 判定 3-0
●カイル・ボクニアク(米国)

<バンタム級/5分3R>
○マルロン・ヴェラ(エクアドル)
 1R 2分18秒 腕十字
●ブライアン・ケレハー(米国)

<ヘビー級/5分3R>
○ジュニオール・アルビニ(ブラジル)
 1R 2分51秒 KO
●ティモシー・ジョンソン(米国)

<フェザー級/5分3R>
○シェーン・バーゴス(米国)
 判定 3-0
●ゴドフレッド・ペペイ(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
○クリス・ウェード(米国)
 判定 3-0
●フランキー・ペレス(米国)

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9月23日にさいたまスーパーアリーナで開催されるUFCファイトナイト・ジャパンの記者会見が行われ、カードも一部発表された。メインでショーグンと激突するオヴィンス・サンプルーも来日し、井上直樹とともにインタビューに応じたことはすでに報じたとおり。カードの見どころ、そしてUFC副社長が明かしたUFCのアジア戦略についても、お伝えしよう。
Text by 稲垣 收
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