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7月22日(現地時間)に英国・シェフィールドで『ACB 65: Silva vs Agnaev』が開催された。
このアブソリュート・チャンピオンシップ・ベルクートは2012年から精力的に大会を開催してきたロシアのMMA団体で、ロシア人同士だけではなく、ロシア勢が(ロシアから見て)海外勢と対戦するカードも多く組まれる国際的な大会だった。しかし、最近はチアゴ・シウバ、ポール・ブエンテロ、マイク・カイルという世界的に有名な元UFCファイターと契約し、ロシア対世界ではなく、ワールドワイドなMMA団体となり、2017年1月には遂にアメリカ進出も果たした。
今大会はロシアではなく英国で行われた。メインではライトヘビー級王座戦で王者はUFCでも長きに渡って活躍したチアゴ・シウバだ。挑戦するのはMMA3勝無敗のパトラス・アガナエフでロシアに王座を取り戻したいという感じだ。試合は、アガナエフがプレッシャーをかけてシウバがスタンドで防戦一方で金網を背にして追い詰められるという展開となる。そして2R、遂に金網に追い詰められて打つ手のないシウバをパンチで膝をつかせてダウンを奪うアガナエフ。なんとか立ちあがったシウバに再び襲いかかるアガナエフのパンチラッシュを食らったシウバはダウンして追撃のパウンドをレフェリーがストップして、アガナエフがTKO勝利で新王者に輝いた。
また、元UFCのパット・ヒーリーも参戦。地元英国のブランドン・ラウネインと対戦した。試合はお互いに攻めて攻められの好勝負となり僅差の判定でヒーリーが勝利した。
■ ACB 65: Silva vs Agnaev
日時:2017年7月22日(現地時間)
場所:英国・シェフィールド
<ライトヘビー級王座タイトルマッチ>
○パトラス・アガナエフ(挑戦者/ロシア)
2R TKO
●チアゴ・シウバ(王者/ブラジル)
<ライト級>
○パット・ヒーリー(米国)
判定
●ブランドン・ラウネイン(英国)
<ミドル級>
○ヴャチェスラフ・ヴァシレフスキー(ロシア)
1R リアネイキドチョーク
●ウィル・ノーランド(米国)
<ライト級>
○ジョシュア・アベレス(米国)
判定
●レアンドロ・シウバ(ブラジル)
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9月23日にさいたまスーパーアリーナで開催されるUFCファイトナイト・ジャパンの記者会見が行われ、カードも一部発表された。メインでショーグンと激突するオヴィンス・サンプルーも来日し、井上直樹とともにインタビューに応じたことはすでに報じたとおり。カードの見どころ、そしてUFC副社長が明かしたUFCのアジア戦略についても、お伝えしよう。
Text by 稲垣 收
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