CソネンがWシウバに判定勝ち!ヒョードルはダブルノックダウンの末にKO負け!ベラトールMSG侵攻大波乱!


(C)Bellator

 6月24日(現地時間)にニューヨーク州ニューヨークで『Bellator NYC: Sonnen vs. Silva』が開催された。
 BELLATOR(ベラトール)は、アメリカを本拠地として2009年に設立された、総合格闘技団体。本国アメリカでは「スパイクTV」で放送され、設立わずか7年で世界第2位の団体に上り詰めた。ド派手な演出やファンの心を鷲掴みにするマッチメイクは、スポーツライクな路線を突き進む他のプロモーションとは一線を画している。そして、日本でもインターネットテレビ局「AbemaTV」(アベマ・ティーヴィー)と正式契約し、毎大会、生放送も開始され盛り上がっている。
 今大会のメインは遂に実現するチェール・ソネンとヴァンダレイ・シウバの因縁対決だ。この試合をはじめ、大会の見所は、海外情報の専門家、稲垣收記者が記事にしているので是非、読んでいただきたい。

[ファイトクラブ]ベラトールMSG侵攻直前! ヒョードルが見せた知られざる素顔と格闘技・百花繚乱

 そして試合は、ソネンがタックルからテイクダウンを決め、グランドで上を奪って攻めるという展開が続きそのまま試合終了。判定でソネンが勝利。シウバは1Rこそスタンド打撃でソネンをぐらつかせ見せ場を作ったものの、その後は一方的にソネンに抑え込まれ完敗という形になった。
 また、エメリヤーエンコ・ヒョードルとマット・ミトリオンの対戦も遂に実現した。試合はなんと両者の右が同時に当たり、ダブルノックアウト。しかしミトリオンが先に立ちあがり、ヒョードルに襲いかかる。そのままミトリオンのパウンドにヒョードルは抵抗できずレフェリーがストップ。ミトリオンが秒殺勝利でヒョードルを下した。
 メインカードに超ど級の2大カードが組まれた為、その下となってしまったが、ライトヘビー級、ウェルター級、ライト級の3大王座戦も組まれた。ウェルター級王座戦こそ王者ダグラス・リマが挑戦者ロレンツ・ラーキンを判定で下し王座防衛を果たしたものの、ライトヘビー級王座戦は王者フィル・デイビスが挑戦者ライアン・ベイダーに僅差の判定で敗れ王座移動。そしてライト級王座戦は、なんと試合直後に王者マイケル・チャンドラーが足首をひねったらしく負傷した為、ドクターストップがかかり、挑戦者ブレント・プリムスのTKO勝利でこれまた王座移動と波乱の連続だった。

■ Bellator NYC: Sonnen vs. Silva
日時:2017年6月24日(現地時間)
会場:アメリカ・ニューヨーク州ニューヨーク MSG

<ライトヘビー級/5分3R>
○チェール・ソネン(米国)
 判定:3-0
●ヴァンダレイ・シウバ(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
○ネイマン・グレイシー(米国)
 2R 2分27秒 リアネイキドチョーク
●デイヴ・マーフォン(米国)

<ヘビー級/5分3R>
○マット・ミトリオン(米国)
 1R 1分14秒 KO
●エメリヤーエンコ・ヒョードル(ロシア)

<ライト級王座タイトルマッチ/5分5R>
○ブレント・プリムス(米国/挑戦者)
 1R 2分22秒 TKO 
●マイケル・チャンドラー(米国/王者)

<ライト級/5分3R>
○ザック・フリーマン(米国)
 1R 0分24秒 ギロチンチョーク
●アーロン・ピコ(米国)

<ウェルター級王座タイトルマッチ/5分5R>
○ダグラス・リマ(ブラジル/王者)
 判定 3-0
●ロレンツ・ラーキン(米国/挑戦者)

<ライトヘビー級王座タイトルマッチ/5分5R>
○ライアン・ベイダー(米国/挑戦者)
 判定 2-1
●フィル・デイヴィス(米国/王者)

<フェザー級/5分3R>
○ジェイムス・ギャラガー(アイルランド)
 1R 2分22秒 リアネイキドチョーク
●シンゾー・マチダ(ブラジル)

<女子フライ級/5分3R>
○ヘザー・ハーディー(米国)
 3R 4分47秒 TKO
●アリス・ヨウガー(米国)

プレミアムカード
<ウェルター級/5分3R>
○ライアン・クートゥアー(米国)
 判定 3-0
●ハイム・ゴザリ(イスラエル)

<ライト級/5分3R>
○ブラッドリー・ディジア(米国)
 1R 2分54秒 KO)
●ネイト・グレッブ(米国)

<ライト級/5分3R>
○アンソニー・グラッチーナ(米国)
 3R 3分40秒 リアネイキドチョーク
●ジェローム・ミックル(米国)

<キャッチウェイト/5分3R>
○マチュー・リーゾ(米国)
 3R 3分48秒 肩固め
●セルジオ・ダ・シウバ(米国)

<キャッチウェイト/5分3R>
○ヒュー・マッケナ(米国)
 1R 4分6秒 キムラロック
●ジョン・サラガド(米国)

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▼ベラトールMSG侵攻直前! ヒョードルが見せた知られざる素顔と格闘技・百花繚乱
 by 稲垣 收
・ヒョードルに4人の娘! 末っ子はなんと……
・自分が“史上最高の格闘家”だなどと思ったことは一度もない
・最も記憶に残っている2つの試合とは?
・復帰のために、ロシア連邦スポーツ省を退職し、すべてを賭けた
 稲垣收の海外情報~先週末は土曜にKNOCK OUT、日曜にK-1さいたまスーパーアリーナ大会があり、シンガポールではUFCで元女子バンタム級王者ホーリー・ホルムが“必殺”左ハイでKO復活するなど、盛りだくさんの格闘技ウィークエンドだった。今週末も注目大会が続く。
 ベラトールがNY初進出してマジソン・スクエア・ガーデン大会を行い、ヒョードルとヴァンダレイ・シウバらかつてのPRIDE王者たちが参戦。また、UFCオクラホマ・シティー大会ではミドル級に階級を上げた元ウェルター級王者ジョニー・ヘンドリックスが、岡見勇信をKOしたティム・ボーシュと対戦、元二階級王者のBJペンはデニス・シヴァーと激突する。特に注目なのは、NY進出を目前にヒョードルが語った知られざる事実だ。