ヤングバックスがタッグ王座返り咲き！ROHスーパーカード・オブ・オナー

(C)ROH

　4月1日（現地時間）にフロリダ州オーランドで『ROH SUPERCARD OF HONOR XI』が開催された。
　ROHは、WWE、TNAに次ぐ第3のプロレス団体として注目を集めている。アメリカの北東部と中東部を中心に興行を行っており、熱心なファンが多いことで知られている。ROHのレスリングの特徴としては、高度なレスリング技術が挙げられる。ギミック、マイクパフォーマンス、ストーリーラインに重きを置く前述の2団体と差別化を図っている。この点で日本の団体と似ており、スポット参戦ながら日本人選手が多数参戦したことがあるのも特徴だ。
　今大会のメインではブロークン・ハーディズが保持するROH世界タッグ王座へ、前王者のヤング・バックスが挑戦した。TNA離脱後、ROHに電撃参戦したハーディーズはいきなりヤング・バックスのタッグ王座に挑戦し奪取しており、世界中のタッグ王座を総なめにしそうな勢いだ。この試合も梯子を使って4人が飛びまくる激しい展開となった。そして最後はヤングバックスがベルトを奪って王座奪還。するとハーディーズはなんとヤングバックスを祝福し、自分たちは消え去ると謎の言葉を残した。TNAに続き、ROHからも離脱するのか今後が注目される。

　ROH世界ヘビー級王座戦は、バレットクラブを欺いて遂に新王者となったクリストファー・ダニエルズが現在、ブレイク中のダルトン・キャッスルの挑戦を受けた。試合は丸めこみでダニエルズが勝利し、まだまだ世代交代させないと力を見せつけたが、試合後にコーディ・ローデスが乱入し、ダニエルズとキャッスルを襲った。コーディはインパクトレスリング（TNA）ではムースのストーカーと化しており、新日本プロレスではG1参戦が噂されているが、ROHでは王座獲りへ動くのか？今後のROHマットから目が離せないだろう。

■　ROH SUPERCARD OF HONOR XI
日時：2017年4月1日（現地時間）
場所：アメリカ・フロリダ州オーランド

＜ROH世界タッグ王座ラダーマッチ＞
○ヤング・バックス（マット＆ニック・ジャクソン）（挑戦者）
　ベルト奪取
●ブロークン・ハーディズ（マット＆ジェフ・ハーディ）（王者）

＜ROH世界王座タイトルマッチ＞
○クリストファー・ダニエルズ（王者）
　ピンフォール
●ダルトン・キャッスル（挑戦者）

＜タッグマッチ＞
○ウィル・オスプレイ、ボラドールJr.
　ピンフォール
●ドラゴン・リー、ジェイ・ホワイト

＜シングルマッチ＞
○ボビー･フィッシュ
　反則
●サイラス･ヤング

＜シングルマッチ＞
○フランキー・カザリアン
　ピンフォール
●パニッシュメント・マルティネス

＜3WAYタッグマッチ＞
○モーターシティ･マシンガンズ
　ピンフォール
●チーズバーガー、ウィル･フェラーラ
レット･タイタス、シェイン･テイラー

＜テキサス･ブルロープ･マッチ＞
○ジェイ・リーサル
　ピンフォール
●コーディ・ローデス

＜6人タッグマッチ＞
○ジェイ・ブリスコ、マーク・ブリスコ、ブリー・レイ
　ピンフォール
●ハングマン・ペイジ、タマ・トンガ & タンガ・ロア

＜タッグマッチ＞
○サイラス･ヤング、ビア･シティ･ブルーザー
　ピンフォール
●ザ・キングダム（マット･ターバン＆ヴィニー･マルセリア）

＜ROH世界TV王座タイトルマッチ＞
○マーティ・スカール（王者）
　クロスフェイス･チキンウィング
●アダム・コール（挑戦者）

電子書籍版は週刊ファイト4月13日号WrestleManiaNXT中邑真輔KnockOut前田日明長州力NEW旗揚げに掲載されました。

電子書籍『週刊ファイト！マット界舞台裏』の楽しみ方

週刊ファイト！マット界舞台裏/単独名義作品/Tシャツなど新商品のご購入は、こちらより
クリックして最新刊/新商品順の販売ページへ移動する
こちらをクリックして最新号詳細を確認する
syukanmatbutaiura