長谷川賢1R三日月蹴りKO片平“なぎさ”吉幸、住村竜市朗3-0奥野“轟天”泰舗～DEEPウェルター級GP準決勝

　18日、後楽園ホールにて『DEEP 78』が開催され、ウェルター級GPは長谷川賢と住村竜市朗が勝ち上がり、決勝戦カードが確定した。パンクラスとの対抗戦では上迫博仁がガイ・デルモをKOしたDEEPが先勝。フェザー級でパンクラスに乗り込むと宣言して、客席からは「高谷！」の声が飛んだ。また、Mr. DEEPの鉄人45歳桜井隆多は、試合を優勢に進めながらも佐藤洋一郎に逆転のチョークスリーパーを許した。”足関十段”今成正和は、ゴングが鳴ってすぐに足を捕りにいき、わずか23秒でヒールホールドを極めている。

電子書籍拡大版は週刊ファイト3月30日号柴田勝頼NewJapanCup真壁刀義DDT20豊田真奈美WrestleManiaに収録されました。

■　カー・エイドpresents DEEP 78 IMPACT ～ウェルター級GP準決勝～
日時：3月18日(土)
会場：東京・後楽園ホール
【当日券】16:00PMより販売
チケット料金：VIP\16,500（パンフ付き）売り切れ　SRS\10,500売り切れ　指定A\8,500売り切れ　指定B\7,000売り切れ　　(ALL　SOLD　OUT）　立ち見\5,500　※未就学児は保護者膝上に限り無料　
問い合わせ：DEEP事務局（03-5348-6977）　

＜第11試合　DEEPウェルター級GP準決勝　5分3R＞
○長谷川賢（フリー／元DEEPメガトン級（+100kg）王者）
　1R 4分13分　三日月蹴りKO
●片平“なぎさ”吉幸（パンクラスイズム横浜）

　序盤、何度かタックルを仕掛けながら積極的に前に出る片平。いいパンチも長谷川の顔面を捕らえ、ペースを握っていた。だが、長谷川の左ミドルキックで展開は逆転。苦悶の表情を浮かべる片平のボディにパンチ、左ミドルを叩き込み、長谷川がKO勝利をものにした。

＜第10試合　DEEPウェルター級GP準決勝　5分3R＞
●奥野“轟天”泰舗（CAVE）
　判定0-3
○住村竜市朗（フリー）

　打撃の奥野、グラウンドの住村。異なる個性がぶつかり合う展開が予想されていた。1Rは寝技に持ち込んで、ずっと上をキープした住村が優勢。住村が上から打ち下ろしたヒジで流血した奥野のダメージはかなりあったようだ。2Rもグラウンドで上になった住村が攻め続けた。最終ラウンドに入り、打撃で勝負に出た奥野だったが、住村の手数に圧倒されてしまう。そして勝負は判定に持ち込まれ、住村が勝利。住村の圧勝といえる内容だった。

＜第9試合　DEEPウェルター級GPリザーブマッチ　5分3R＞
●桜井隆多（R-BLOOD／元DEEPミドル級王者）
　2R 1分22秒フロントチョークスリーパー
○佐藤洋一郎（マカコ柔術アカデミー）

　開始早々、45歳の桜井が突進。左フックでダウンを奪い、グラウンドでアームロックで攻め続けた。会場は秒殺ムードになったが、極めきれない状況が続きブレイクに。桜井の見せ場はここまでだった。2R、不用意なタックルを仕掛けた桜井に対し、佐藤はフロントチョークで対応。そのままタップを奪った。

＜第8試合　フェザー級　5分3R＞
○今成正和（Team-ROKEN／DEEP王者）
　1R 0分23秒ヒールホールド
●大原樹里（KIBAマーシャルアーツクラブ）

　1Rの始まりと同時に大原の足元に飛び込んだ今成。足に絡みついて、ヒールホールドの体勢に。大原は必死に抵抗してみたもののギブアップ。足関十段の今成らしい戦いぶりだった。

＜第7試合　DEEP VS パンクラス　フェザー級　5分3R＞
○上迫博仁（チームクラウド/和術慧舟會HEARTS）
　2R 0分23秒グランドパンチTKO
●ガイ・デルモ（米国／GUTSMAN）

　DEEPとパンクラスの対抗戦となったこのカード。パンクラス代表のデルモは積極的な攻撃を見せるが、上迫のヒザ蹴りに苦しみ1Rが終了。2Rに入ると、上迫のパンチが立て続けに決まり、レフェリーストップ。上迫がTKOで勝利した。