眞傳 詠春拳教本 第3号

【遂に單黐手登場】
眞傳・詠春拳教本第3号が刊行される運びとなり、今号では初めて、対人練習が導入される事となった。詠春拳は数ある中国武術の中でも対人練習のウエートが高い門派である。数多ある対人練習から、今号では「單黐手」を紹介する。單黐手は詠春拳の対人練習では最初に導入されるものであるが、詠春拳の特徴を最も顕していると言っても良い練習なのだ。全91ページの大ボリュームでお贈りするお買い得の1冊である。

 話題沸騰の書「眞傳 詠春拳教本」に最新刊の第3号が上梓された。今号では昨年末に刊行された第2号に続いて、未だ謎に包まれるとされる詠春拳の詳細が更に公開される事となった。詠春拳の初級套路「小念頭」は今号の第3章で第三節が紹介され、套路の解説としては一応の終了を見る事となった。
 詳細は第4章小念頭講解に譲るものの、表面的な理解は終了という事である。小念頭を練習する事は、詠春拳練習者なら生涯かけて取り組むべき課題と言えよう。
 また、今号より新たな第5章が付け加えられ、対人練習が加わる事となった。とりわけ詠春拳は対人練習のウエートが高い門派であることから、長い練習課程の中の記念すべき第1歩を踏み出したと言える。対人練習では「單黐手」が吟味される。單黐手は非常にコンパクトに纏められている単純なモーションを繰り返すだけの練習だが、單黐手で習得できる内容は非常に多岐にわたっており、実は單黐手の内容を完全に習得するには長年の研鑽が必要とされる。
 今号は詠春拳の特徴でもある、理論が簡単であるものの、体現には一苦労させられる詠春拳の対人練習のいよいよ始まりとなった。
 第2章では単式練習の「發拳」を詳報する。發拳は背中から腕へと力の道筋を通す大切な功夫である。この功夫を「橋手」と言うが、橋手と馬の功夫が完全習得出来ていれば功夫の完成度として70%は完成していると言っても過言ではない。重要な功夫なのだ。その為にはどの教本よりもつまびらかに紹介する事とした。必見である。今号で階段1の単式練習は全て網羅した。次号以降は階段2の単式練習を紹介する事になる。
 第4章「小念頭講解」では第二節を詳報する。殊に剛法の実施を念頭に置いて解説、写真付きで非常に分かり易い内容となっている。「ゴリゴリ拳法」の面目躍如と言ったところだ。余計な歩法や婉曲的な防御を駆使する「柔法」よりも、詠春拳の術理通り動くとすれば、最小限の動きで直接的に相手を制する「剛法」の方がより理にかなっていると考えられる。その事を痛感させられる内容となっている。

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眞鍋嶽山 眞傳 詠春拳教本 第1号
眞鍋嶽山 眞傳 詠春拳教本 第2号
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眞傳 詠春拳教本 第3号

商品コード manabegaku003

価格 390 円

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