週刊マット界舞台裏’09年8月06日号

 新役員人事で自分の提案が通らずにノアを退団、ノア後楽園大会や一部週刊誌でフロントに対する不満をブチまけた百田光雄前副社長。一部では「百田との“無理心中”を謀った」と見られる仲田龍氏は、この百田問題について今日まで黙して語らず。
 無言を貫いている仲田氏だが、別に百田とは痛み分けなんかではなく、彼にとって役員から相談役への降格は痛くもかゆくもなかったようなのだ。ノア事情に精通する某氏に、元「週刊ファイト」編集長の井上譲二記者が直撃! すると「ガチドラ」と言われる仲田氏は、まだまだ健在であることがハッキリ分かった!
 前号でIGF8・9有明コロシアム大会の超目玉カードは小川直也&ボブ・サップVS高山善廣&ジョシュ・バーネットだと報じたが、この情報が微妙に間違っていたのか、何らかの事情で変更されたのかは定かでないが、IGFから正式に発表されたのは小川&バーネットVS高山&サップだった。
 いずれにしても超ビッグネームの4人ともメーンに投入するのは、何とももったいない話である。そこでこのカードを決めたアントニオ猪木の真意を大会前に“暴露”することにした! 行間を読めば結末が…!?
 予想通り高田総統(高田延彦)が、7・26両国国技館で行われた『ハッスル・エイド2009』を最期に『ハッスル』から撤退したようだ。『ハッスル』を支え続けてきた高田総統のラストだったが、興行的には正直パッとしなかった。
 こんな状況で『ハッスル』は存続できるのか!? 前号で『ハッスル』の年内活動休止説について報じたが、そのことについて関係者を直撃! するとこの関係者は意外(?)なことに、活動休止説を一笑に付したのだ。
 今週の『マット界舞台裏アーカイブス2008』では、いまや伝説にもなっている『ProWres EXPO in Japan』(プロレス万博)の開催が発表されたときを振り返っている。なにせ発表の段階では壮大なスケールかつ、誰もが楽しめるようなコンセプトだったが、実際どういう形で開催されたかは皆さんご存じの通り。
 記者会見の時点で結末を予想していた報道陣の声も痛烈! ホームページも閉鎖された今、プロレス万博を振り返るというのは実に味わい深い!
 今号のファイト!ミルホンネット編集部担当ページは、絶対に購入して後悔しない超強力3大特集。大日本プロレス後楽園ホール大会は、別冊ミルホンネット これが2009年デスマッチの今だ!!でも徹底追及した横浜文化体育館でのビッグマッチ直後の平日興行。おまけに梅雨の雨模様と、悪条件が重なり観客動員は898人と苦戦する。しかし、こういう時がメチャメチャ面白いというのは、興行界ではよくあることなのだ。
 「ナウリーダーvs.ニューリーダー」の世代闘争がボッ発した2009年後半戦にとっての最重要大会の模様を完全ドキュメント! これだけで40ページという文筆デスマッチ戦士・植松晃一デスク入魂のスーパー・レポートとなった。なにしろ伊東竜二が右脚腓骨を骨折、予定されていた北茨城、六角橋、名古屋の各大会を欠場するハメになったように、尋常ではない熱戦が繰り広げられたのだ。これぞキチガイ大好きルポタージュの見本例かも知れない。

 「現代風俗研究会第4回例会」再現報告は、お待ちかねのカブキキッドが講師として登場。まず、戦後日本におけるプロレスの生成というテーマについて、プロ柔道のことが詳しく研究発表された。さらには、現役レスラーとしてプロレスの現代的様相というテーマについても、プロレススクールの果たした役割を中心に現場からの調査成果が発表されている。西日本のインディ団体のことも写真付きで紹介されており、研究者にとっては貴重な資料となるであろう。
 最後を飾るのは、馳浩議員の音頭で提唱された「レスラー・ライセンス制度」の是非を巡っての考察。M・サイト―が原則賛成の立場を表明すれば、契約ライターの中からはタダシ☆タナカが反対して噛みついてきた。
 2本の記事の前者は、ボクサーのライセンス制度の詳細や大相撲の実態、さらにはルチャリブレや修斗コミッションのライセンスなど、データ資料としても非常に貴重な永久保存版。後者はこの件を聞いて回った際に名乗り出た格闘技ジャーナリストによる反対論の両方を収録。異なる主旨の記事でこの問題を徹底追及いたします。
 バックナンバーも売上急上昇! この機会に是非ダウンロードしてお読みください。
<今週の見出し>
▼仲田龍氏にとって、百田問題なんて痛くもかゆくもない!?
▼小川&バーネットVS高山&サップをマッチメークした猪木の真意とは?
▼『ハッスル』年内活動休止説を関係者に直撃!
<アーカイブス2008>
▼今秋、地球規模のプロレス万博が発進!! 新日本、ノアと敵対関係に
<ファイト!ミルホンネット編集部>
▼2009 年下半期の大日本マットは“デスマッチ世代闘争”!?
・壮絶絵巻KKK(トリプルK)デスマッチ〜剣山地獄の悪夢
・BJW 認定タッグ選手権試合〜王者交代の一部始終
・蛍光灯200 本&凶器持込タッグデスマッチの狂気乱舞
▼学究肌レスラー、その名は”カブキキッド”かく語りき
▼プロレスラーのライセンス制度への提言!
▼骨抜きになるだけのレスラー・ライセンス制に反対する
★合わせて読めばさらに楽しめる!
IGF8・9有明大会のメーンカードをスクープ!
ファイト復刊のウワサに元編集長が答える!
新生ノアを退団した百田が新団体を設立!?
2周年目前で新たな問題が噴出したIGF
分裂か? 結束か? 新生ノアの将来を占う!

今号は全70ページの特大号なので280円となります。ただし、定期購読されているお客様は250円換算のままとなります。
百田のフロント批判に沈黙を守っている仲田龍氏に迫る!

週刊マット界舞台裏'09年8月06日号

商品コード inouejojiz135

価格 280 円

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