いま大手企業の“派遣切り”が話題になっているが、国の支援を得られないのは確実で、金融機関からも見放されているプロレス団体の雇用状況のほうがもっと深刻だったりする！
　年末年始で契約更改を行う団体がいくつかあるが、ほぼ全団体が人員削減に迫られているのは、ファンの方々でも容易に想像できるはずだ。団体側と契約できなかったレスラーは、他団体に移籍するか、フリーになるか、廃業するかのどれかを選ばなければいけない。
　多くのレスラーはフリーとして、様々な団体に上がることを選ぶが、残念ながらフリーの選手へのオファーは激減！　ひと昔前だったら引く手あまただったそこそこ知名度の高い選手でも、現役引退かセミリタイアの危機に直面することになりそうだ。
　今週号では、そんな現代レスラーの“就職事情”を井上譲二記者が探っている。果たして、マット界の大不況の影響を最も受けているレスラーとは？　その逆にあまり影響を受けなさそうなレスラーとは？
　久しぶりに華やいだムードを満喫するとともに、今度の夢の対決実現にも期待を膨らますことのできた新日本プロレス１・４東京ドーム大会。
　オールスター戦とまではいかなかったが、中邑真輔＆後藤洋央紀VS三沢光晴＆杉浦貴の一戦は、新日プロとノアの対抗戦らしいムードが漂い、会場を大いに盛り上げた。この一戦をキッカケにして、両団体の対抗戦を今後より一層本格化していくだろう。また、棚橋弘至が武藤敬司を破ってIWGPヘビー級王座を奪還したことで、ひと段落ついた感もある全日プロとの対抗戦だが、天コジタッグも天山広吉が網膜剥離から復帰してくれば再開されるだろうし、世界ジュニア王座はいまだにノアの丸藤正道が持っている。
　それだけに新日プローノアー全日プロという三つ巴の交流は今後も続くはずだ。ところが、そんなかつてなかったほど友好ムードが漂う中、１つカヤの外に置かれた格好となったのがZERO１だ。
　１・４ドーム大会ではエースの田中将斗が永田裕志に連敗を喫したが、すぐさま次の挑戦者として大谷晋二郎が名乗りを上げている。離脱者続出で戦力的にも苦しい中、必死で食らいついていくZERO１だが、新日プローノアー全日プロの“プロレス大連立”には、どうしても加えてもらえない事情があるという・・・
　地上波放映の休止、所属選手のリストラといったネガティブなことは現時点で公表していないノアだが、水面下では複数の団体のフロントが、ノアからリストラされる選手をヘッドハンティングしようと情報収集に躍起になっている。
　現場サイドからは「○○がリストラされるようだ！」「○○も退団するみたいだぞ」といったような情報がもれてくるのだ。そこで今週号では井上記者が掴んだノア退団が極めて濃厚となった選手の名前を、ズバリ公開している！
　その中には使い方次第では、今後の新日プロとの対抗戦でも貴重な戦力になると思われる選手も含まれている。ノアファンにはショッキングな内容かもしれないが、これは『マット界舞台裏』の独走スクープである！
　今週の『マット界舞台裏アーカイブス2008』は、ＰＲＩＤＥ消滅を受けて急遽“大連立”が実現した２００７年年末。年が明け、２００８年の元旦にＦＥＧと元ＤＳＥ経営陣が３月と４月に格闘技イベントを予定していることを明かしたが、この時点で井上記者はそのイベント名が『ドリームス』だとすっぱ抜いているのだ！
　いま読み返してみると、激動だった当時の日本格闘技界において、『マット界舞台裏』が次々スクープを連発していることが改めてよく分かる。中でもいまでこそリングス主催による『ＴＨＥ　ＯＵＴＳＩＤＥＲ』を成功させた前田日明が、このときは谷川構想から外されてＫ−１から事実上追放されたことを、どこよりも早く活字にしている。
　お陰様で今年もスクープ連発は確実！
　バックナンバーも売上急上昇！
　この機会に是非ダウンロードしてお読みください。

2009年からファイト！ミルホンネット編集部編の取材ページが追加！
１・４戦極さいたまスーパーアリーナを、合計５名の記者が徹底リポート

＜今週の見出し＞
▼大手団体の経営悪化がフリー選手を直撃！
　バリバリの現役でもオファー激減
▼１・４でプロレス大連立実現もゼロワンはカヤの外
▼ノア退団者が判明
＜アーカイブス2008＞
▼前田、ついに『Ｋ-１』から事実上追放　『Ｈｅｒｏ‘ｓ』消滅、３月に新イベント開催へ
＜ファイト！ミルホンネット編集部＞
▼１・４戦極の乱2009徹底解剖

★合わせて読めばさらに楽しめる！
・あの人気新日ジュニア選手が解雇されるという噂！
・ノア最新情報から特別企画まで情報満載で、大幅増ページ！
・地上波中継打ち切りで存亡の危機に立たされたノア
・東スポ『08年プロレス大賞』に組織票疑惑!?
・ハイリスク・ローリターンになりそうな新日１・４東京ドーム大会

今週から大幅増ページ！マット界舞台裏1月15日号は1・4戦極特集追加

ノアからリストラされた選手の実名を独占公開！