確執と恩讐を乗り越えついにブルーノ・サンマルチノがWWE殿堂入り

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 それにしても遅すぎというか、なんでこれまでブルーノ・サンマルチノの名前がWWF/WWEの記録から抹消されていたかについては電子書籍にたっぷり書いてきたことであるが、ついに、2013年度のWWE殿堂入りが公式発表された。
 実質の現場最高責任者がHHHであり、マクマホン会長ではない点も大きいのであろうが、大鵬が死んでから国民栄誉賞というのに比べたら、ギリギリ間に合わせたのかも知れない。
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ブルーノ・サンマルチノ、デストロイヤー、ドン・デヌーチ(前列)昭和のファンはただ涙、涙!
え、このメガネのおっさんがストライクフォース!? ティト・サンタナ&リック・マーテル美男子
マット界舞台裏4月26日号仲田龍悪ボック暗部トロントOB会豪華レスナー契約理由SB持続にたっぷりと収録されているように、OB会最大だった『レッスルリユニオン』トロントでの最終回を最後に、サンマルチノは地元ペンシルバニア州以外のすべてのイベントへの参加を、体力的な理由から辞退することを宣言していたばかり。おそらく、州をまたぐ小旅行は今回が正真正銘の最後になると目されている。
 それにしても本年のHall of Fame、ボブ・バックランドに続いてブルーノ・サンマルチノと、昭和プロレス世代のファンは大注目回となりそうだ。
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■閃光烈火…プロレス市民権の確立
マット界の90年代とは、まさに20世紀の生誕とともに産声をあげたプロレス芸術がビジネスとして完成をみた十年区切りと言える。どこかいかがわしい「アンダーワールド」のイメージがつきまとっていたプロレス興行であったが、WWFがウォール街から総資産でビリオン・ダラー企業(1200億円)だと正式に認定された株式公開の意義は何度強調しても足りない。プロレス団体がエンタテインメント産業として、事実上の市民権を得たことの証左となった。
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