5階級中3階級で王座変更~1・27MAキック『BREAK-33~新春士道館興行~ FIGHT FOR PEACE 4』

 MAキック(マーシャルアーツ日本キックボクシング連盟)今年初の新春今大会では、5つのMAタイトルマッチとメインのトリでは士魂スペシャルマッチとして、主催の士道館に所属するMA日本ヘビー級王者・マグナム酒井(士道館士魂村上塾)と、R.I.S.E.ヘビー級トーナメント優勝の実績を持つアレックス・ロバーツ(イギリス)の一戦が行われた。
 ロバーツは2006年3月のR.I.S.E.ヘビー級トーナメントで酒井をKOして、そのまま優勝しており、酒井にとって因縁のリマッチになる一戦は酒井のパンチも命中するが197cmの長身を誇るロバーツのリーチを利したハイキックで2R終盤ダウンを喫し、最終3Rで膝による2度めのダウンでレフェリーが試合を止めてロバーツが酒井のリベンジを阻止した。
 5つの階級でタイトルマッチはいずれも白熱。フライ級王者・勇児(HOSOKAWA)と挑戦者・加藤竜二(士道館橋本道場)、バンタム級王者・大野貴志(士道館新座ひばりが丘道場)と挑戦者・伊東拓馬(士道館橋本道場)の一戦は、昨年1月の新春士道館興行と同じ組み合わせとなり、昨年と違うのは王者と挑戦者の立場が入れ替わっての再戦だ。勇児はスプリット判定で防衛失敗、大野が僅差の防衛成功となった。
 スーパーフェザー級王者・町田光(士道館橋本道場)vs.挑戦者・狂平(武勇会)の一戦は両者肘でカットし合うが町田の出血が酷くドクターストップにより狂平が新チャンピオン。スーパーバンタム級では王者・宮元啓介(士道館橋本道場)vs.挑戦者・邦博(真樹ジムオキナワ)のカード。ジャッジが邦博に一票入るも他2票がドローの為引分でタイトル奪取ならず、宮元が防衛となった。
 スーパーウェルター級の王者・武田一也(JMC横浜)vs.挑戦者・廣虎(ワイルドシーサー沖縄)は廣虎のパンチと肘が決まり、武田がドクターストップとなり廣虎が新王者となった。5階級中3階級で王座変更があった大会であった。
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 大会中に昨年末に亡くなった東金ジム越川昭代表の追悼式も行われている。
■ マーシャルアーツ日本キックボクシング連盟
 BREAK-33~新春士道館興行~ FIGHT FOR PEACE 4
日時:1月27日(日) 開場16:45 開始17:00
会場:東京・後楽園ホール
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<士魂スペシャルマッチ(第11試合) 3分3R>
●マグナム酒井(士道館士魂村上塾/MA日本ヘビー級王者)
 3RKO 1’04 ※膝からのパンチ連打
○アレックス・ロバーツ(イギリス/空柔拳会館/R.I.S.E. G-BAZOOKA TOURNAMENT ’06優勝、 元パンクラススーパーヘビー級5位)
<スペシャルメインイベント5(第10試合) MA日本スーパーフェザー級タイトルマッチ 3分5R>
●町田 光(士道館橋本道場/MA日本スーパーフェザー級王者) 
 4RTKO 1’09 ※肘によるカット
◯狂平(武勇会/MA日本スーパーフェザー級2位)
※狂平が新王者
<スペシャルメインイベント4(第9試合) MA日本スーパーバンタム級タイトルマッチ 3分5R>
△宮元啓介(士道館橋本道場/MA日本スーパーバンタム級王者/WBCムエタイ日本スーパーバンタム級王者)
 引分判定0-1 (48-49、49-49、48-48)
△邦博(真樹ジムオキナワ/MA日本スーパーバンタム級1位)
※宮元が初防衛
<士道館特別試合(第8試合) 士道館支部長対決 78kg契約 2分3R>
●永倉新八(ドイツ士道館/ドイツ士道館師範)
 判定 (28-29/28-30/28-30)
◯斎藤一 (モンゴル士道館) モンゴル士道館師範
<スペシャルメインイベント3(第7試合) MA日本スーパーウェルター級タイトルマッチ 3分5R>
●武田一也(JMC横浜/MA日本スーパーウェルター級王者)
 3RTKO2:49 ※肘によるカット
◯廣虎(ワイルドシーサー沖縄/MA日本スーパーウェルター級1位)
※廣虎が新チャンピオン
<スペシャルメインイベント2(第6試合) MA日本バンタム級タイトルマッチ 3分5R>
◯大野貴志(士道館新座ひばりが丘道場/MA日本バンタム級王者)
 判定2-0(48-48、50-48、49-48)
●伊東拓馬(士道館橋本道場/WBCムエタイ日本バンタム級王者、MA日本バンタム級1位)
※大野が防衛
<スペシャルメインイベント1(第5試合) MA日本フライ級タイトルマッチ 3分5R>
●勇児(HOSOKAWA/MA日本フライ級王者)
 判定1-2(48-49、50-49、48-49)
◯加藤竜二(士道館橋本道場/WBCムエタイ日本フライ級王者、WPMF日本フライ級王者、MA日本フライ級1位)
※加藤が新王者
<第4試合 スーパーフェザー級 3分3R>
◯拳竜(士道館士魂村上塾/MA日本フェザー級5位)
 1RKO1:55 ※3ダウン
●鋭司(士道館HIMI/MA日本スーパーフェザー級9位)
<第3試合 ライト級 3分3R>
△恭士郎(士道館士魂村上塾/MA日本ライト級7位)
 引分(29-28、29-29、29-29)
△AK2(ワイルドシーサー群馬/MA日本ライト級8位)
<第2試合 63.0kg契約 2分3R>
◯河野俊介(士道館フィリピン支部) 
 2RKO 0:24 ※右ハイキック
●DAI(ストライカーズ・ラボ)
<第1試合 ウェルター級 2分3R>   
◯外山雄一(習志野)
 判定3-0(30-28、30-27、30-27)
●SHINGI(士道館飯島)
詳細版はマット界舞台裏2月7日号RフレアーGloryガチドラMAキック熊本激突UドラゴンWWE澤田敦士に掲載されました。
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