(C)CMLL
　すでに別冊ミルホンネットWWE&TNA’12ルチャ特集シェーマス ADR Dブライアン両国YES！REINAでも表の提灯媒体ではやらないタブーに踏み込んで取り上げている、CMLLでデビューした２代目ミスティコだが、アクシデント発生！　8月20日（現地時間）、世界遺産に登録されている都市でもある、メキシコ、プエブラ州ブエブラで行われたCMLL大会で技に失敗、ロープに足を引っ掛けて転倒し、そのまま試合続行不可能で担架で運ばれる事という事態になった。
　初代ミスティコはWWEに引き抜かれ現在、シン・カラとして活躍中。そこで新日本プロレスでも活躍しているルーシュの弟であるドラゴン・リーを２代目ミスティコとして鳴り物入りデビューさせ、デビュー直後に、ルード（悪役）の超大物ウルティモ・ゲレーロからピンフォールを奪うシナリオが用意されるなど、猛プッシュされている。実際、２代目ミスティコ参戦で、CMLL大会としては、マスカラ戦（マスク剥ぎ）、カベジェラ戦（髪の毛切り）が組まれていないのに大入りとなったと、興行的には一応、成功を収めている。
　しかし、初代と同じく、女性や子供客からの声援が凄いものの、初代ミスティコの技を使わず、ドラゴン・リー時代と技が変わっていない（もっとも、初代を完全コピーする必要があるのかどうかは議論の余地があるが）とメキシコのマニアから辛口な評価がされており、また、ミスティコという偉大なキャラクターを引き継いだ重圧から試合中のミスも目立ち、しかも北米での放送でも、そのまま放送されてしまった為、北米マニアからも辛口採点されている。
　それにしても試合途中で担架で運ばれるという致命的なミスを犯してしまったことになる。22日（現地時間）に行われるアレナ・ロペス・マテオス大会でもカードを組まれているが、試合が出来るか予断を許さない状況だ。
　ちなみに、新日本プロレスの棚橋弘至やプリンス・デヴィットがメキシコCMLL遠征を行う予定だが、２代目ミスティコとの夢対決は実現するのだろうか？
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