8・19WWE PPV『サマースラム』トリプルH引退!?怪物ブロック・レスナー凶悪腕折り葬 因縁に完全決着

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(C) WWE, Inc. All Rights Reserved.
ブロック・レスナーがトリプルHを完全破壊した
 WWEのPPV大会の中でも4大大会として『レッスルマニア』に次ぐと言われている真夏の祭典『サマースラム』が2012年8月19日(アメリカ現地時間)、カリフォルニア州ロスアンゼルス、ステイブルズセンターで開催された。

 メインイベントは、究極の因縁対決となるブロック・レスナーとトリプルHの決着戦。トリプルHのセコンドにつく事を宣言していた、盟友“ハートブレイク・キッド”ショーン・マイケルズの腕を直前のRAWで叩き折り、今大会を欠場させてしまったレスナー。当然、親友マイケルズの弔い合戦とトリプルHの怒りが爆発だ。レスナーは最初、UFC使用のオープン・フィンガー・グローブ装着でMMA的な攻撃を見せていたのだが、トリプルHの猛攻の前に、遂にグローブを脱ぎ捨て、トリプルHを実況席に叩きつける。それでも不屈の闘志で立ち向かうトリプルHは、レスナー必殺のF5を受けてもフォールを許さない。しかし、最後、トリプルHがペディグリーを決めるがフォールにいこうとする刹那、レスナーが下からがっちりとアームロック(キムラロック)で捕獲した。がっちりと極まったアームロックに耐えるトリプルHだが、遂にタップアウト。ブロック・レスナーが因縁決着に完全勝利したのだった。

 高笑いをして、レスナーとポール・ヘイマンが引き揚げ、トリプルHはリングで大の字に。レフリー、そしてドクターが腕が折れているのではと心配して駆け付けるが、トリプルHは彼らを拒否。涙を浮かべWWEユニバースに向かって「アイム・ソーリー」とつぶやくと、自力でバックステージまで引き上げていった。
 実況席のマイケル・コールとジェリー・ローラーは「トリプルHは引退するのではないか?」と心配していたが、どうやらトリプルHは限界という事になるのだろうか?続報が注目される。
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 ヒールターン(悪役転向)したCMパンクがずるく王座防衛。翌日のRAWでも大事件を起こすのだが・・
 また、WWE王座の3WAYマッチは、CMパンクが三角締めを、ジョン・シナがSTFを同時にビッグ・ショーに極める珍現象が起こった。大巨人はタップするも、どちらの技でタップしたのか判断がつかず、両者が自分の勝利をアピールするも、正義のGMとなったAJリーが再試合を決定。しかし、再試合後、ジョン・シナがビッグ・ショーにアティテュード・アジャストメントを決めた瞬間、CMパンクがシナを押しのけてピンフォール勝ち。漁夫の利でCMパンクが王座防衛したが、このやり方ではまた波紋を呼びそうだ。

 不透明決着という意味では世界ヘビー級タイトルマッチも同じだ。王者ジェーマスが挑戦者アルベルト・デル・リオからピンフォール勝ちするも、デル・リオの足がロープにかかっていた。デル・リオは当然、この試合結果は無効だと主張するのは間違いない。この抗争もまだまだ続きそうだ。なお、この大会には、ランディ・オートンが参戦しなかったが、この世界ヘビー級戦線にランディ・オートンも乗り込む予定になっており、三つ巴でますます盛り上がりそうだ。

■ WWE PPV Summerslam
日時:2012年8月19日
場所:アメリカ カリフォルニア州ロスアンゼルス

<メインイベント シングルマッチ>
○ブロック・レスナー
 アームロック
●トリプルH

<WWE王座タイトル3WAYマッチ>
○CMパンク
 シナのAA→シナを押しのけてCMパンクがピンフォール
●ビッグ・ショー、ジョン・シナ

<タッグ王座タイトルマッチ>
○Rトゥルース、コフィ・キングストン(王者)
 ペイダート→ピンフォール
●ダレン・ヤング、タイタス・オニール(挑戦者)

<世界ヘビー級王座タイトルマッチ>
○シェーマス(王者)
 クロスバックブリーカー→ピンフォール※デル・リオの足はロープにかかっていた
●アルベルト・デル・リオ(挑戦者)

<IC王座タイトルマッチ>
○ザ・ミズ(王者)
 スカル・クラッシング・フィナーレ
●レイ・ミステリオ(挑戦者)

<シングルマッチ>
○ダニエル・ブライアン
 丸めこみ→ピンフォール
●ケイン
<シングルマッチ>
○クリス・ジェリコ
 ウォールズ・オブ・ジェリコ
●ドルフ・ジグラー

<US王座タイトルマッチ>
○アントニオ・セザーロ(挑戦者)
 ニュートライザー→ピンフォール
●サンティノ・マレラ(王者)
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 サンティノ・マレラを下して新US王者になったアントニオ・セザーロ。この試合は本戦ではなくプレ・ショー(YouTube)で配信された。TV放送だけでなくYouTubeチャンネルにも力を入れる戦略は流石WWEだ。
この試合はWWEのオフィシャルホームページ(英語版)でも公開されている。

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※ 放送に関する情報はJ SPORTSホームページ
またはJ SPORTSカスタマーセンター(03-5500-3488 10:00~18:00)まで
『サマースラム』は8月30日より、スカパーPPVで放送されます。詳しい情報はWWE 日本オフィシャルサイトまで。

翌日のRAW詳細も含んだ大会の全長完全版はマット界舞台裏8月30日号Gスピ検証北斗?昭和報道DeepK1GloryKrunchWWE真夏JWP20年に収録しました。お楽しみ下さい。

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