【大創業祭目玉企画】『名勝負は永遠に アントニオ猪木vs.ドリー・ファンク・ジュニア』が発売

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 熱気ムンムンの館内にゴングの乾いた音が響き渡った。それはまるで自分がその後プロレスの世界に最初の訪訪の第一歩を祝うかの音にも聞こえた・・・・・
 プロレス観戦が、衝撃を与えたあの日! 日本プロレス史上、永遠に記憶に残る昭和44年12月2日、旧・大阪府立体育会館での伝説の61分フルタイム形式で敢行されたドリー・ファンク・JR対アントニオ猪木の初戦。
 このNWA世界ヘビー級選手権試合をメインとする興行と出会ったことがプロレス愛好家として好運であったであろう筆者・藤井敏之氏が、プロレスリングという素晴らしい格闘芸術に目覚めて魅せられ、その課程をドキュメントとして記した名著。マニアの間では絶賛された幻の作品は絶版となり、発売した出版社もまた倒産してしまったと聞く。
 それがここに、藤井氏自らが緻密な愛情をこめて全編を書き直し、追加記述を加え、デジタルリマスターされて電子書籍として蘇った!
 プロレスに表も裏もどっぷりつかりつつも、プロレスファン目線のままで最愛の2人のプロレスラーを長岐に渡りいまも追い続けるのが藤井氏だ。
 筆者がプロレスを観戦し始めた当時は観客席には常に背広を着たサラリーマン、父親に連れられてきた子供、夜の商売の女性などで客席はぎっしりと埋まっており、かつ大物外人レスラーが来日すると、羽田空港で記者会見があるのが当たり前であったという。当時がいかにプロレス黄金時代であったかと言う事が思い起こされる。
 その筆者の、最愛のレスラーの名前は勿論であろうドリー・ファンク・JRとアントニオ猪木という2人の偉大な巨星である。この名作が、ついに自分のPC本棚に収録されるのかと思うと、大いなる喜びに打ち震えるばかりだ。
 昭和プロレス愛好家には、必読ともいえる書である。心して楽しんでいただきたい。
                               レトロ狂時代    

     
藤井敏之 名勝負は永遠に アントニオ猪木vsドリー・ファンク・ジュニア
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ドイツのプロレス専門誌Power Wrestlingの2010年1月号にも、表紙になったシン親子の歴史的快挙!
表紙にはほかに、オジー・オズボーンがRAWのホストとなったことや、ミック・フォーリーの近況を特集
タイガー・ジェット・シン親子のミルトン市名誉市民賞受賞を記念した”WALK OF FAME”が市庁舎内に完成!