シュルトがバダ・ハリを葬り1RKO重ね4度目の戴冠!横浜アリーナ超満員

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 セーム・シュルトが1RKO勝利で突き進み、優勝候補のバダ・ハリをも葬ってオランダでの5月大会のリベンジに成功。2005、2006、2007年のK-1ワールド・グランプリ三連覇の偉業に加えて、4度目の戴冠となった。
 期待にたがわぬKO決着の連続で、会場は大興奮。横浜アリーナはまさかの超満員となる盛況であった。
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 初戦(準々決勝)はバダ・ハリがルスラン・カラエフを圧勝。台風の目だったアリスター・オーフレイムも膝蹴り2発で極真空手のエヴェルトン・テイシェイラをKO。ただし、首を抱え込んでのひざ蹴りは一回だけのハズなんだが…。
 この時点では、総合格闘家がK-1王者になるかもと期待させるくらい、バダとオーフレイムは意外すぎる楽勝。シュルトも前蹴りであっさりジェロム・レ・バンナを下し、KO決着の連続にお客さん大喜び。
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 そしてバダ・ハリとオーフレイムの宿命の再戦。観客のボルテージがこんなに高かったのは、東京ドームでのサップとホースト戦以来か。「瞬きも許されない」ヘビー級の魅力凝縮のカードに堪能しました。
 決勝戦、観客の大半は長いリーチを活かして果敢に前に出るバダハリを応援。でも結果は、やはり2回続けてシュルトに勝つのは難しいのだろう。やはり”最凶巨神兵”が絶対王者であることを証明してくれました。
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 テレビで中継されなかった試合で注目されたのは、やはり死神落下傘セルゲイ・ハリトーノフのK-1ルール登場。しかしローのカットができず、ルーマニアのダニエル・ギタに惨敗でした。
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ハーフタイムショーに出たAKB48は受けていた。フジテレビが中継進行予定表にこだわり、余った時間を何度も準々決勝や準決勝を振り返る編集にして、AKB48を出さなかったのは痛恨である。