■「YOUNG OH! OH!34」
日時:10月21日(金)
会場:埼玉・アイスリボン道場
観衆=76人
◎オープニング
今大会は欠場中の藤田あかねAIDという形で開催。全選手がリングに上がるなか、藤田も登場し、挨拶をおこなった。
マイクを握った藤田は「本日はYOUNG OH! OH!のあかねAIDということで、ご来場いただきましてありがとうございます。7月のここでのヤング・オー!オー!さんでケガをしてしまいまして、先週無事退院しまして、今日、出させていただいているんですけど、久しぶりにヤングの空気を吸えて(苦笑)、はい楽しいので、ポートレートも完売したそうで(会場から拍手)。それでは恒例の『ヤング・オー!オー!』と、いきたいところなんですけど、今日は藤田あかねAIDということで、勝手に行かせていただきます、みかんでポ〜ン!」で、大会をスタートさせた。
<Vamos Mexico OH! OH!(15分1本勝負)>
○小林香萌、弓李
12分0秒、120%スクールボーイ
飯田美花、●テキーラ沙弥
ヤング卒業後、はじめての蕨大会出場となった飯田美花(YOUNG2・14大会は初の名古屋進出だったため出場)。久しぶりにヤングの第1試合に登場し、テキーラ沙弥とタッグを結成。小林香萌&弓李と対戦した。
まずは沙弥vs小林、飯田vs弓李で手合わせ。ここから沙弥が掴まる展開となるも、ドロップキック、ボディーアタックを弓李に放ち、自力で挽回してから飯田とスイッチする。
小林vs飯田の場面となり、小林がセントーンでカウント2。飯田も河津掛けからグラウンド卍固めへ。これを耐えきった小林はドロップキック。飯田もエルボースマッシュでやり返すと、沙弥がクロスボディーで追い打ちをかける。続く沙弥のボディースラムはカウント2。
小林がボディースラムでやり返すと、沙弥もドロップキック、旋回式ダイビング・ボディーアタックで応戦。なんとかキックアウトした小林はジャンピング延髄からフィッシャーマンSHを放っていく。
今度は沙弥が首固め、スクールボーイでカウント2。グランマエストロもカウント2に終わる。すぐさまロープに走る沙弥だったが、キックで迎撃した小林が、隙をついた120%スクールボーイで勝利を収めた。
<Fantastic WAR!リターンズ(15分1本勝負)>
フェアリー日本橋、○藤ヶ崎矢子
12分40秒、変形リバース・ゴリースペシャル
●長崎まる子、門倉凛
Marvelousの門倉凛がなんとFantastic WAR初挑戦。早速フェアリーが「あらあら、はじめまして」とご挨拶。門倉もスキップから挨拶をはじめたが、なんとスキップができないというまさかの展開。笑いを堪えきれないフェアリーはそのまま自コーナーへ。
続いて藤ヶ崎vs長崎となるも、ファンは2人にスキップをあおる。2人がしぶしぶスキップしてからようやくスタートとなる。すぐに藤ヶ崎が長崎を羽交い締めに捕らえると、フェアリーがステッキで強打! だが、これは藤ヶ崎に誤爆してしまう。ブチ切れする藤ヶ崎だったが、試合は何事もなかったかのように続く。
フェアリーは「まる子さん久しぶり、覚えているわよね、魔法」と、ステッキで投げまくってステッキポン。これはカウント2止まり。続いて藤ヶ崎が鎌固めで長崎を絞り上げ、張り付けドロップキックをお見舞いする。
フェアリーvs門倉となり、門倉がドロップキックで攻勢に転じると、フェアリーはステッキを持ち出しステッキポン。キックアウトされるも、フェアリーは「できるじゃない、アナタ」と満足した様子で藤ヶ崎と交代。
藤ヶ崎のカウンターエルボーはカウント2。応戦する門倉はクロスボディーで飛び込むも、藤ヶ崎&フェアリーにキャッチされてしまう。だが、すぐに長崎がドロップキックで押し倒す。これで流れを変えた門倉はウラカンラナへ。キックアウトされると長崎とチェンジする。
フェアリーのステッキ攻撃から、藤ヶ崎がヒップアタック。逆片エビ固めで長崎を絞り上げる。エスケープされると、ダブルリスト・アームサルトでカウント2。すかさずロープに走るも、これは門倉が妨害。攻守を入れ換えた長崎が丸投げでカウント2。回転エビ固めから応酬となっていく。ここで藤ヶ崎の助けに入るフェアリー。だが、ステッキは藤ヶ崎にまたもや誤爆してしまう。
怒った藤ヶ崎はフェアリーに詰め寄るも、その背後から長崎が丸め込み! なんとかキックアウトした藤ヶ崎はヒップアタックを皮切りに反撃にかかる。ミサイル弾→背中への旋回式ダイビング・ボディープレスでも決まらなかったため、最後は変形リバース・ゴリースペシャルでギブアップを奪った。
<YOUNG Marvelous GO! GO!(10分1本勝負)>
○長浜浩江
6分19秒、ロングビーチ
●桃野美桜
第3試合は長浜vs桃野のシングル対決。いきなりエルボーの打ち合いでスタートすると、今度は互いにドロップキックで攻めていく。桃野がボディーシザースからダイヤル固めへ。
再びエルボーのラリーとなると、長浜がコーナーに押し込んでいく。そして串刺しドロップキックで攻勢。しかし焼豚をかわした桃野が形勢逆転に成功し、ドロップキック、ボディーアタックを放つ。さらには丸め込み技を連発して追い込んで行ったが、長浜もカウンターのドロップキックからサクラ落とし。キックアウトされると逆エビ固めでステップオーバー。
なんとかこれを耐えきった桃野だったが、長浜のロングビーチであえなくギブアップ。
<YOUNG Rival WAR! WAR!(15分1本勝負)>
○世羅りさ、雪妃真矢
14分16秒、片エビ固め
●夏すみれ、山下りな
※ダイビング・ダブルニードロップ
WAVEタッグ王座への挑戦が決定している夏すみれ&山下りながメインに登場。今後も切磋琢磨していくであろう、同世代のアジュール・レボリューショ(世羅りさ&雪妃真矢)と対戦した。
ゴングと同時に山下vs世羅が激しいエルボー合戦。続いてショルダータックルの応酬に。続いて夏が出ていくも、世羅が担ぎあげブンブンまわしていく。
交代した雪妃が張り付けニーを放って行ったが、夏も首4の字固めで攻勢。ネックブリーカー・ドロップを放つと、山下が続く。山下のチョップ、雪妃のエルボーが交互に炸裂するなか、打ち勝った山下がロープに走る。これを雪妃がキックで迎撃。ようやく自コーナーへ。
世羅は山下にカンパーナを仕掛けたあと、抱え込み式逆エビ固めへ。さらにリバーススプラッシュ式ダブルニーを放ったが、かわした山下が顔面へのトラースキック、バックドロップでカウント2。串刺しラリアットを放ったが、世羅もドロップキックで流れを変えるとセラリズムバスター! キックアウトされるとロープに走るが山下がカウンターのラリアット。これで両者ダウン。
山下が先に自コーナーに戻り、夏がケンカキックで世羅に追い打ち。ダイビング・クロスボディーアタックを放ったが、すぐさまアジュレボがダブルの串刺し攻撃で巻き返す。ならばと山下も両腕ラリアットで夏の助けに入る。夏のブロックバスターホールドはカウント2。さらにダブルアームの体勢に捕らえたが、世羅が堪えて逆襲に。すかさずエアーズロックを放ったが、これはカットに入った山下がバックドロップで妨害。
ピンチを脱した夏はカウンターの首固め。ヒヤリとした世羅だったがダブルアームバスター、リバーススプラッシュ式ダブルニードロップ。ダイビング・ダブルニードロップと畳みかけて3カウントを奪った。試合後、山下と世羅がビンタの打ち合い。YOUNG OH! OH!らしからぬ、殺伐とした終わりを迎えた。
◎エンディング
飯田が全選手をリングに呼び入れ進行役を務めるも「試合、面白かったなーと思って」と、興奮状態。すると二上社長がしゃべり出す。
二上社長「試合、面白かったです。今日は1試合目から最後まで凄く面白かったです。時期が来たら、山下vs世羅さんをもう一度。なんらかでヤングじゃない時期にやりましょう。あと門倉さん、本当にごめんね。今日、妖精に付き合わせて。プロレスって正解はないんですけど、あれもプロレスなので勉強と思って付き合ってください。あと次の大会のカードとか言っていいですか。まず、飯田君は最後まで出て下さいね」
飯田「はい」
二上社長「もうヤングではないんですけどね。飯田vs桃野さん、長浜vs門倉さん、これがきっとヤング・オー!オー!で組むのは最後だと思います。矢子&フェアリーvs山下&夏」
藤ヶ崎「またお前(前日のJWP10・20浅草でも夏と衝突)と当たんなきゃいけねーのかよ! なんだよ、その無様な姿よ、おい! 11月3日のJWP後楽園ホールでな、私がお前から勝って、JWPのファンにお前のすっぴん公開してやるよ!!」
するとここで「仁義なき戦い」のテーマ曲が流れ夏vs藤ヶ崎の大乱闘に発展。
二上社長「落ち着け×4!」
夏「おいブス、コラ! お前よ、遺伝子からやり直してこい。ホールだよね? こっちはユキちゃん(雪妃真矢)とのビジュアルタッグでやらせていただきますので、お前は顔どころじゃなくて遺伝子から洗って出直して来い!」
再び乱闘へ!
二上社長「落ち着け。とりあえず11月3日、仁義なき戦いを見に行ってあげてください。JWP後楽園ホールです」
三度、乱闘となり、「仁義なき戦い」が繰り広げられる。
飯田「もう時間ないんで(と冷静に乱闘を収める)。11月はその3試合?」
二上社長「もう1試合あります。まだあります。もう落ち着きました? もういいですか、『仁義なき戦い』。もういい? あと12月15日、新宿FACEでYOUNG OH! OH!ファイナルがあります。そこに出場する選手を発表させてもらいます。決まっている選手を発表させてもらいます。ヤングじゃないんですけど、ヤング卒業、OG枠で飯田君、Sareeeちゃん、ラビット美兎、つくし、この4人は決まっています。あとはヤングのみなさんに出て頂く感じです。じゃあ今日の主役の藤田あかねAIDやりましょう」
ここでグッズの売上げ、興行の売上げの一部を藤田あかねに贈呈。
飯田「復帰した暁には、YOUNGを復活、そのときはやりましょう」
藤田「『仁義なき戦い』のあとに本当にすみません、皆さんありがとうございます。とりあえず年内いっぱいでYOUNG OH! OH!さんがいったん終わるということなので、自分はちょっともう参加できないかもしれないですが、復帰したらまたバブルもやりたい……。またぜひともみなさんの前でヤングの面々で試合ができればと思います。本当に今日はありがとうございました!」
そして最後は恒例の「ヤング・オー!オー!」で大会を締めた。リングを降りる際、藤ヶ崎と夏が再び一触即発。またもや『仁義なき戦い』とともに乱闘が繰り広げられたが、続きはJWP11・3後楽園に持ち越された!?
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