21日、旗揚げ以来の念願の会場だった代々木競技場第二体育館で巌流島の『全アジア武術選手権大会2016 in TOKYO』が開催。神風が吹いたとしか思えないトーナメント決勝戦は、アジアの強豪たちを一撃で仕留めてきた菊野克紀vs.小見川道大の理想のカードが実現した。これぞ沖縄拳法空手対NEO柔道の対決は、小見川が鮮やかな巴投げで菊野をドライアイスの海を突き落とすなど見ごたえ十分の展開になる。最後は菊野の前蹴り(本人談、公式では三日月蹴り)があばらに命中。うずくまった小見川を菊野が場外に押し出す恰好で左のパウンドを見舞い、レフェリーが試合を止めた。
セミファイナルでは、イタリアの英雄ミケーレ・ベルギネリが、カポエイラの使い手、ブラジルのマーカス・レロ・アウレリオの後ろ回し蹴りをかわし、マウントポジションに持ち込むなどこのルール2戦目にして格段の進歩と適応力を魅せて判定で勝利した。試合後コメントによると、喧嘩フットボールのエース・アタッカーは事前に相手をよく研究していた。マーカスの足技が左を武器にしていることを見抜き、対策を立てていたから寝技になってもひっくり返す技術を披露していた。刺青に娘の顔を入れたパパはスタミナも十分で接戦をものにしている。
※全試合網羅の大会レポート完全版+総括編は週刊ファイト11月3日号巌流島ノア関内ラウェイ初浅野金六マサ斎藤大阪謎新日キックに収録されました。
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■ 巌流島 全アジア武術選手権大会2016 in TOKYO
日時:10月21日(金)
会場:代々木競技場第二体育館
<第1試合 全アジア武術選手権大会トーナメント1回戦第1試合>
○菊野克紀(沖縄拳法空手/日本)
1R 2分13秒 弾丸右フック一本
●ハ・ウンピョ(テコンドー/韓国)
<第2試合 全アジア武術選手権大会トーナメント1回戦第2試合>
○イゴール・ペルミン(ハンド・トゥ・ハンド/ロシア)
判定3-0
●アマラー・フーヘンハー(モンゴル相撲/モンゴル)
<第3試合 全アジア武術選手権大会トーナメント1回戦第3試合>
○小見川道大(柔道/日本)
1R 1分08秒 弾丸左フック一本
●張文勝(ジャン・ウェンシェン/中国武術・散打/中国)
<第4試合 全アジア武術選手権大会トーナメント1回戦第4試合>
○アリ・マルバクティアリ(カンフートーア&レスリング/イラン)
判定3-0
●クンタップ・チャンロイチャイ(ムエタイ/タイ)
<第5試合 トーナメント リザーブファイト>
○毛利昭彦(総合格闘技/日本)
2R 56秒 パウンド一本
●アディチャ・カトカデ(コシティ/インド)
<第6試合 全アジア武術選手権大会トーナメント準決勝第1試合>
○菊野克紀(沖縄拳法空手/日本)
判定3-0
●イゴール・ペルミン(ハンド・トゥ・ハンド/ロシア)
<第7試合 全アジア武術選手権大会トーナメント準決勝第2試合>
○小見川道大(柔道/日本)
1R 2分36秒 右フック一本
●アリ・マルバクティアリ(カンフートーア&レスリング/イラン)
休憩
<第8試合 スーパーファイト>
○星風(大相撲/モンゴル)
1R 2分00秒 押し出し一本
●ホンシュウ・ビワコ(ダンベ/ナイジェリア)
荒縄を利き手に巻き、その手だけで殴り合うナイジェリア幻の格闘技”ダンベ”がボビー・オロゴン軍団の刺客ホンシュウ・ビワコ。しかし星風の巨体でドライアイスの海から客席との壁にまでふっ飛ばされると、頭を打ってしまい一瞬気絶。暴走王・星風が押し出し一本という結末になった。
<第9試合 スーパーファイト>
○ミケーレ・ベルギネリ(喧嘩フットボール/イタリア)
判定2-1
●マーカス・レロ・アウレリオ(カポエイラ/ブラジル)
戦慄の秒殺マスターxローマ帝国が生んだ戦士
<第10試合 全アジア武術選手権大会トーナメント決勝戦>
○菊野克紀(沖縄拳法空手/日本)
2R0分35秒 前蹴りレフェリーストップ一本
●小見川道大(柔道/日本)
1R、小見川が鮮やかな巴投げで菊野を場外に落とす。試合後コメントで菊野は「絶壁だったら死んでいた」
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