■「DUAL SHOCK WAVE2016~DAY~」
日時:9月22日(木)
会場:東京・新木場1stRING
観衆=120人
◎DUAL SHOCK WAVE2016入場式
今年のDUAL SHOCK WAVE WAVEは、“師弟”がテーマ。キャリア10年未満の選手とそれよりキャリアの上の選手がチームを結成。トーナメントは20分1本勝負でおこなわれ、上の選手は下の選手からはフォールが取れない特別ルール。もし引き分けに終わった場合は、下の選手同士の時間無制限のシングル対決で決着する(決勝のみ時間無制限1本勝負)。
大会に先立ち入場式がおこなわれ、WAVEに初出場となるセンダイガールズプロレスリングの橋本千紘が挨拶した。
橋本「こんにちは。凄く緊張しています。はじめまして、センダイガールズプロレスリングの橋本千紘です。水波選手とDUAL SHOCKに出場するからには優勝して、一緒にギューン!したいと思います。みなさん最後まで応援よろしくお願いします」
【参加12チーム】
・山下りな&ダイナマイト・関西
・飯田美花&宮崎有妃<超人師弟コンビ>
・浜田文子&朱崇花
・フェアリー日本橋&乱丸<fWo>
・山縣優&下野佐和子
・春日萌花&長浜浩江
・桜花由美&夏すみれ
・志田光&藤ヶ崎矢子<尻神教>
・藤本つかさ&長崎まる子<イノシシーズ>
・大畠美咲&木村響子<ボイントアフロ>
・水波綾&橋本千紘
・小林香萌&募集中<未定>
<3WAVE(15分1本勝負)>
○大畠美咲
8分17秒、ソラリーナ
●小林香萌
※もう1人は長崎まる子
DUAL SHOCK WAVEが今大会より開幕! オープニングは公式戦のない大畠vs長崎vs小林の3WAYマッチが行われた。
開始早々、腹黒い大畠が試合をリードする。大畠の独壇場かと思いきや、大畠のダイビング・クロスボディーが自滅となると、長崎が大畠にダイビング・クロスボディーで巻き返す。
攻め込まれた大畠だったが、長崎をドロップキックで迎撃すると、小林にコーナーに登るように指示。だがこれは罠だった。大畠は小林をデッドリードライブで投げ落とすと、長崎&小林を並べてダイビング・ボディープレスを投下!
これがカウント2に終わると、丸め込みの応酬へ。大畠は小林への裏拳を放つが、小林がかわしたため、まる子に誤爆。ビックリした様子の大畠だったが、すかさず小林をソラリーナで仕留めた。
試合後、大畠は「先輩に人望のない香萌ちゃん、DUAL SHOCKのパートナー決まったのかな? 不戦敗にならないことを祈ってまーす」と言い捨て退場。すると、小林「実はこんなことがあったんです。お願いします」と映像を流す。
そこにはある先輩に電話している小林の姿が……。そこでパートナーとなってくれる先輩レスラーを見つけたことが明らかとなり、小林は「まだ優勝してないけど優勝した気分です。大先輩と優勝してみせますのでよろしくお願いします」とアナウンス。ひとまず不戦敗だけは免れた!?
<トーナメント1回戦(20分1本勝負)>
水波綾、○橋本千紘
9分5秒、変形水車落とし固め
●春日萌花、長浜浩江
今回のDUAL SHOCK WAVEのテーマは師弟。水波綾が指名したのは、仙女の橋本千紘だった。水波はかつて仙女に在籍しており、時期は重なっていないものの、ある意味、先輩後輩に当たる関係だ。チーム名もRedbullに決まり、今大会の注目チームの一つといえる。
対するのは春日萌花&長浜浩江のHAPPY!。そのHAPPY!が奇襲を仕掛けて試合がスタートする。際だったのは橋本の強さ。春日のサーフボードストレッチ、キャメルクラッチに苦しむ場面はあったものの、押さえ込みでは圧倒。攻守を入れ換えたうえで水波につないだ。
水波は紅の豚で追い込んで行ったが、春日もコルバタでやり返し長浜とチェンジ。長浜はドロップキックを連発していき焼豚を狙うが、妨害した水波がアルゼンチンバックブリーカーへ。
脱出した長浜は丸め込みで攻め込んでいく。水波もエビ固めで押さえ込んだがこれは規定によりノーフォール。
5分経過。春日はミサイル弾、クリストで絞り上げたが、水波が自力でエスケープ。橋本がエプロンから春日を羽交い締めにすると、水波がラリアットで突っ込んでいく。
その勢いで橋本も場外へと転落するも、橋本は「自分は大丈夫です!」と下から叫ぶ。頑丈なカラダを披露した橋本はこのあとヒップアタック、サマーソルトドロップで攻勢に。
一方、HAPPY!もダブルのドロップキックでチャンスを作ると、春日がダイビング・フットスタンプを橋本に投下。なんとかキックアウトした橋本はラリアット。カミカゼを放つと、水波がダイビングギロチンでアシストする。すかさず橋本はセカンドロープからのサマーソルトドロップを投下するも、これは長浜が滑り込みカット。ならばと水波が長浜を阻止している間に、橋本が春日から変形水車落とし固めで3カウント!
<トーナメント1回戦(20分1本勝負)>
○フェアリー日本橋&乱丸<fWo>
4分31秒、でんでんクラッチ零式
桜花由美、●夏すみれ
トーナメント1回戦2試合目は桜花由美&夏すみれ
フェアリーが出ていこうとするも、桜花は乱丸を引きずり出す。下の選手からフォールを奪えないということもあり徹底的に乱丸を狙って行くようだ。一方、乱丸は忍法をかけようとするも、そのたびに桜花はビッグブーツで阻止していく。
フェアリーの魔法も無視した桜花に、フェアリーが真空蹴りでお仕置き。ブレーンバスターを予告するも、桜花がブレーンバスターを放って串刺しビッグブーツ。
続く夏がブロンコバスター、ダブルアームスープレックスで攻め込むが、フェアリーのステッキ攻撃、桜花のビッグブーツが夏にヒット……そこをフェアリーがでんでんクラッチ零式で夏を丸めて2回戦進出を決めた。
<トーナメント1回戦(20分1本勝負)>
山縣優、○下野佐和子
17分22秒、エビ固め
浜田文子、●朱崇花
※雷電ドロップ
Regina山縣優が今回パートナーとして選んだのは大女の下野佐和子。戦前、山縣は「私は佐和子を覚醒させます」と語っており、下野の活躍がこの試合の鍵となることは間違いない。一方、山縣のパートナーでもある浜田文子は自分を慕ってくれている朱崇花とのタッグを結成。1回戦からLas Aventureras対決という注目の対決が実現した。
試合は下野VS朱崇花でスタート。いきなり掴まりかける朱崇花だったが、文子のリードで山縣にトレイン攻撃。
文子は腕十字で山縣をロープに這わせていく。ブレイクした山縣は下野と交代。文子VS下野で手四つの力比べ。そこから下野がロメロスペシャルで絞り上げる。堪えられると山縣との連係で文子を追い込んでいく。
続いて山縣VS朱崇花の場面へ。エルボーのラリーから山縣がダイビング・クロスボディーを投下するが、これは規定によりノーフォール。攻勢に転じた朱崇花がブファドーラを放って、文子と交代する。
ここでラスアベ対決へ。文子はフロントキックを連発していき、アヤコノクラズム、顔面蹴り! 山縣もブレーンバスターでやり返すと文子も同じ技。そしてフェースクラッシャーでカウント2。文子はトラースキックからライガーボムを放つがカウント2。
山縣もクロスフェースで攻勢に転じると、下野が串刺しラリアット、一本背負いで追撃。今度はラリアットの打ち合いとなる。これは文子が打ち勝つもノーフォール。仕方なく、文子は朱崇花にチェンジする。
朱崇花のミサイル弾はカウント2。そこから文子&朱崇花はムーンサルトの競演。さらに新連係を狙おうとしたが、これは山縣が阻止。
ならばと朱崇花がトラースキックを放つも文子に誤爆。そこに下野がラリアットで続き、朱崇花にバックフリップ。雷電ドロップを連発した下野は残り3分からえびす落とし。キックアウトされると下野がダメ押しの雷電ドロップで、1回戦を突破した。
<トーナメント1回戦(20分1本勝負)>
山下りな、○ダイナマイト・関西
16分18秒、エビ固め
飯田美花、●宮崎有妃<超人師弟コンビ>
※スプラッシュマウンテン
昼の部のメインは、山下りな&ダイナマイト・関西
先発は宮崎vs山下。ロックアップから山下が押し込みクリーンブレイクするも宮崎がすぐに小刻みエルボー。山下も応戦していったが、宮崎は意表を突いたリップロック。助けに入った関西にもリップロックを狙ったが、これは山下が助けに入りセーフ。すると関西は「助けにくるのが遅い!」と山下に一喝。ファンの笑いを誘う。
関西のサソリ固め、ミドルキック、エルボードロップが宮崎に決まる。
続いて山下vs飯田へ。飯田のタニバット、腕固めが決まるなか、さらに連係を放った超人師弟。宮崎が山下をキャメルクラッチで絞り上げる。DDTからエルボーを放って山下をエプロンに引きずり出すと、場外助走からのランニングキック。リング内に戻ってスタナーを放っていく宮崎。山下もショルダータックルでやり返し関西と交代へ。
すると超人師弟コンビはダブルの攻撃を仕掛けたが、関西が両腕ラリアット。アイアンクローで捕獲する。もう一発両腕ラリアットを狙ったが、これを腕固めに捕らえた超人師弟。だが関西もはね除ける。
ならばと飯田はあの手この手と関西に切り込んでいくが、関西がカウンターの掌底。すかさず山下の串刺し攻撃が決まるが、飯田もエルボースマッシュ、腕十字を狙う。堪えられると飯田はミサイル発射。エビ固めの応酬から山下がバックドロップでカウント2。
飯田も雁之助クラッチ、腕固めで攻勢に出るも関西が寸前でカット。ならばと飯田は低空ドロップキックを連発。山下もカウンターのラリアットでやり返し両者ダウン。
超人師弟は合体ボディープレスを関西に放つと、宮崎がムーンサルトプレスを投下。だがこれは自滅に終わる。
攻守を入れ替えた関西はラリアットからコーナーに登るも、場外の飯田が関西を足止め。コーナーの主導権争いが繰り広げられるなか、関西がスプラッシュマウンテンで宮崎から3カウントを奪ってみせた。
■「DUAL SHOCK WAVE 2016~NIGHT~」
日時:9月22日(木)
会場:東京・新木場1stRING
観衆171人
◎DUAL SHOCK WAVE2016入場式
新木場大会の夜の部がスタート! すでに昼の部で1回戦敗退してしまったチームもあるなか、全12チームが揃ったということで改めて入場式へ。最後までパートナーが決まらなかった小林香萌だが、ギリギリのところでパートナーが決まったこともあり、代表の挨拶をおこなった。
小林「みなさんこんばんは! 私、DUAL SHOCK WAVE不戦敗にはなりません。気分的には優勝の気分なので優勝までトントントーンといきたいと思います。皆さん応援よろしくお願いします」
なお今年のDUAL SHOCK WAVE WAVEは、師弟をテーマとしており、キャリア10年未満の選手とそれ以上の選手がチームを結成。トーナメントは20分1本勝負でおこなわれ、上の選手は下の選手からはフォールが取れない特別ルール。もし引き分けに終わった場合は、下の選手同士の時間無制限のシングル対決で決着する(決勝のみ時間無制限1本勝負)。参加チームは以下。
・山下りな&ダイナマイト・関西
・飯田美花&宮崎有妃<超人師弟コンビ>
・浜田文子&朱崇花
・フェアリー日本橋&乱丸<fWo>
・山縣優&下野佐和子
・春日萌花&長浜浩江
・桜花由美&夏すみれ
・志田光&藤ヶ崎矢子<尻神教>
・藤本つかさ&長崎まる子<イノシシーズ>
・大畠美咲&木村響子<ボイントアフロ>
・水波綾&橋本千紘
・小林香萌&募集中<未定>
<ゴキゲンWAVE(20分1本勝負)>
○米山香織、チェリー
13分7秒、ジャックナイフエビ固め
桜花由美、●夏すみれ
昼の1回戦で、一番早いタイムで敗れてしまったViolet Cherry(桜花由美&夏すみれ)がゴキゲンBBA(米山香織&チェリー)と対戦した。
早速、BBAに掴まる夏すみれ。桜花が「クソババア!」とBBAにガットショットを放って救出する。その後もViolet Cherryがキックで米山を挟み撃ちにするなど、試合をリード。桜花がビッグブーツで米山を追い込んでいく。さらには逆片エビ固めで捕獲するも、米山は自ら「BBA」コールをファンに要求。
元気をもらった米山はViolet Cherryに対してクロスボディーで飛んでいったが、キャッチされるとチェリーがアシスト。反撃にまわったチェリーは夏にダブルリストアームサルト。夏も関節技を耐えきりネックブリーカーへ。ようやく桜花と交代する。
チェリーの桜花へのBBAバスターはカウント2。桜花もビッグブーツでやり返しバックドロップを敢行する。
桜花vs米山となると「ババア!」が飛び交う。桜花が垂直落下を決めると、夏がブロンコバスターで追撃していく。さらに桜花のダイビング・サンマドロップを挟んで、夏がブロックバスター!
ならばとBBAはダイビング攻撃(米山のセントーン→チェリーのチェリートーンボムの連続飛行)で応戦。これをキックアウトした夏がカウンターの首固め。桜花のネックハンギングボムを挟んで、夏がTo be continuedで丸めるが、これはチェリーにカットされてしまう。
逆にピンチを脱したBBAはチェリーの春夜恋から、米山のジャックナイフエビ固めにつなげて夏から3カウントを奪った。
<スクランブルWAVE(20分1本勝負)>
宮崎有妃、春日萌花、○朱崇花
6分47秒、片エビ固め
浜田文子、飯田美花、●長浜浩江
※ムーンサルトプレス
1回戦で敗れた3チームによる6人タッグマッチ。フォールを取られた選手チームと取られていない選手チームによる対戦となった。
開始早々、6選手が入り乱れてゴングとなる。戦場をリングに戻すと春日が掴まる展開に。
長浜→文子の攻撃を耐えきった春日が宮崎にチェンジすると、宮崎が「お待たせしました!」と文子に恥ずかし固めを狙うが、かわされると宮崎がリップロック。そしてついに文子を恥ずかし固めへ! 精神的なダメージを受けた文子は戦意喪失で飯田とチェンジする。
飯田vs宮崎を挟んだあと、飯田vs朱崇花へ。飯田は朱崇花を対角線にハンマースルーするが、朱崇花はトップロープに飛び乗り、バック宙。飯田をかわして串刺しドロップキック。
追い込まれた飯田だったがエルボースマッシュを放って長浜と交代。長浜の朱崇花へのサクラ落としはカウント2。6選手が入り乱れるなか、朱崇花が飯田にトラースキック! サイドスープレックスからのムーンサルトプレスと畳みかけて3カウントを奪った。
<トーナメント1回戦(20分1本勝負)>
○大畠美咲、木村響子<ボイントアフロ>
13分29秒、ジャーマン・スープレックス・ホールド
藤本つかさ、●長崎まる子<イノシシーズ>
トーナメント1回戦は残り2試合。登場したのは大畠美咲&木村響子<アフロトボイン>だ。師弟といってもキャリア9年の大畠と、木村とのキャリア差はたったの3年。ある意味、一番キャリアに差がなくバランスのいいチームである。一方の藤本つかさ&長崎まる子<イノシシーズ>は年齢が一回り違い、キャリア差も7年あるというコンビ。
先発を買ってでた藤本は「アフロ出てこいよ」と木村を指名。春日部大会で、独身であることを散々いじられたことを根に持っているようだ。
そしてスタートから藤本がカサドーラ、ウラカンラナと飛ばしていく。木村もカサドーラでやり返すと、突進する藤本に木村がビッグブーツで牽制。両者引かずに大畠vs長崎へ。
大畠が早々に木村を呼び出し、トレイン攻撃。再び木村が出ていき、長崎に逆片エビ固め、肩固めへ。ここから長崎が掴まる展開に。リレー方式で長崎をいたぶっていくアフロトボイン。
エルボーのラリーとなると藤本がロープ際でアシスト。見事にドロップキックでやり返した長崎が藤本とチェンジする。
挽回モードの藤本はドロップキック、サッカーボールキックで大畠をカバーするも、規定によりこれはノーフォール。藤本vs木村は蹴りで意地を張り合う。ランニングキックを狙った藤本だったが、スウェーでかわした木村がスリーパーで捕獲。
なんとか耐えきった藤本が延髄斬りで反撃に転じると、ビーナスシュート。木村もやり返して、大畠と交代する。10分経過。
大畠は藤本に低空ボディーアタック、ダイビング・クロスボディーを投下する。藤本も延髄斬りからドロップキックを放つと、長崎のミサイル弾を挟んで、ダブルの串刺しドロップキック!
反撃に転じる大畠がダイビング・ボディープレスを投下するも藤本がドロップキックで墜落させる。すかさず長崎が丸投げへ。ならばと木村も割って入り、イノシシーズを分断!
リング上は大畠vs長崎となり、優位に立つ大畠。粘りを見せる長崎だったが、大畠がジャーマンSHをグサリと突き刺し2回戦進出を決めた。
<トーナメント1回戦(20分1本勝負)>
○小林香萌、ハイビスカスみぃ<絶体絶命>
11分38秒、120%スクールボーイ
志田光、●藤ヶ崎矢子<尻神教>
募集中となっていた小林香萌のパートナー。チーム名が<絶体絶命>とコールされたが小林一人で入場する。続いて、尻神教(志田光&藤ヶ崎矢子)がリングイン。そして最後に入場してきたのは、琉球ドラゴンプロレスのハイビスカスみぃだった。
師弟とは思えぬ関係に、対戦相手の志田からクレームが入るも、みぃは「黙りなさい。誰にでも師匠になる日、弟子になる日がある。それがたまたま昨日だっただけだ」と動じない。かくして試合がはじまり、みぃはスタナーから藤ヶ崎をカバーするがノーフォール。
ルールを知らなかったみぃに小林がここで説明。納得のいかない様子のみぃだったが、試合続行。すぐに小林はみぃとのダブルを要求するが、小林はドロップキック、みぃはエルボーとまったく息があわない師弟コンビ。
一方、リアル師弟である尻神教は、小林にヒップアタックをリレーで放って行き、主導権を握る。藤ヶ崎は小林に鎌固め、張り付けドロップキックで追撃していく。
ローンバトルを強いられた小林だったが5分経過でようやくみぃと交代。みぃは藤ヶ崎にダイビング・クロスボディーを投下するがこれもノーフォール。やはりルールを把握できていない様子。
逆に藤ヶ崎がダブルリストアームサルトでカウント2。続く志田がみぃと真っ向勝負。これが一進一退に終わると若手対決に移り、藤ヶ崎が小林にミサイル発射。エルボーのラリーから藤ヶ崎が変形リバースゴリースペシャルを狙うが、切り返した小林がマヒストラルへ。丸め込みの応酬となり、志田の竹刀が小林の脳天を直撃。すぐさま藤ヶ崎が押さえ込むがカウント2。
10分経過。志田の雪崩式ブレーンバスターから藤ヶ崎が旋回式ダイビング・ボディープレスを投下。返されると変形リバースゴリースペシャルで絞り上げるもこれはみぃがカット。
ならばと尻神教は連係攻撃。志田が小林をパワーボムの体勢に捕らえていき、藤ヶ崎のミサイル弾を呼び込むが、ここはみぃが妨害。逆にみぃが志田の背中にドロップキック。小林を助けたつもりだったが……小林が豪快にパワーボムで叩きつけられてしまう。しまった!という様子のみぃの背後から藤ヶ崎がアイアンフィンガーでカンチョー。みぃを戦闘不能に追い込む。だが、ここで小林が120%スクールボーイ! 藤ヶ崎を丸めて2回戦進出を決めた。
<トーナメント2回戦(20分1本勝負)>
○山下りな、ダイナマイト・関西
10分55秒、片エビ固め
フェアリー、●救世忍者・乱丸<fWo>
※ラリアット
ここから2回戦に突入。昼の1回戦を突破した山下りな&ダイナマイト・関西
先発は関西vs乱丸。まったく歯が立たない乱丸は早々に「60分1本勝負の57分くらいの術」を使う。すると、関西も乱丸も急にスタミナを消耗。豪快にぶつかった両者はカウント9ギリギリで立ち上がる。ファイティングポーズを取った乱丸が「やるやないか」と言うと、関西も「お前もな」と認めあってチェンジ。
山下はフェアリーの自己紹介を遮り、ジャイアントスイング。自分もフラフラになったため、すぐに関西に戻してしまう。やる気満々の関西を前にフェアリーは「お待ちになって。関西さん覚えていますか、私は魔法が使えるの」と魔法で投げてからステッキポン。キックアウトされると乱丸とチェンジする。
乱丸は再び忍法を使おうとするも、ことごとく阻止され、やる気をなくす。そのやる気のなさを逆手にとって、関西にも「お前もやってみろ」と無茶ぶり!? だがこれに関西はすんなり応じる。キャリア30年の懐の深さを見せるも、乱丸が隙をついて丸め込む。キックアウトした関西はここから勝負だいわんばりの戦闘モード。乱丸も正々堂々と立ち向かうも、関西のサッカーボールキックに思わずチェンジ。
関西は出てきたフェアリーをスプラッシュの体勢に捕らえるも、フェアリーは「お待ちになって」と着地して回避。あっさり乱丸に戻す。
乱丸の関西へのカサドーラはカウント2。今度は関西がカウンターの掌底を放ち、山下にスイッチする。山下の串刺しラリアット、トラースキック、バックドロップが乱丸に決まる。ここでサンドイッチラリアットを狙ったGReeeeNだったが、これは同士討ち。
チャンスとばかりに攻勢に出る乱丸だったが、山下がカウンターのラリアット、正調ラリアットと放って3カウントを奪った。これにてGReeeeNの決勝進出が決定した。
<トーナメント2回戦(20分1本勝負)>
○水波綾、橋本千紘
16分27秒、片エビ固め
●山縣優、下野佐和子
※ホットリミット
メインとなったトーナメント2回戦2試合目は山縣組vs水波組の一戦。若手の下野vs橋本で試合がスタートする。柔道をバックボーンに持つ下野と、アマレス出身の橋本が迫力ある真っ向勝負。どちらも譲らず山縣vs水波に移行する。
9・25名古屋でのタイトルマッチを控えている両者が対峙し、シリアスな攻防。山縣が下野にチェンジすると、下野が一本背負いからの腕十字で水波をロープに這わせる。
5分経過。山縣が腕への一点集中攻撃で水波を追い込むなか、水波がショルダータックルでやり返すと、橋本がサマーソルトドロップで追い打ち。
山縣もトラースキックでお返しすると、顔面へのトーキック。続く下野が橋本を逆さ吊り。串刺し攻撃からカナディアンバックブリーカーへ。
橋本もバックにまわると、コブラツイストで捕獲する。すぐにロープに走るも、今度は下野がアルゼンチンバックブリーカー。
堪えた橋本が逃げ込帰ると水波が紅の豚、ラリアットで反撃するも、前半戦のダメージが残りラリアットは威力半減…。チャンスとばかりに山縣がミサイル弾で追撃していくが、水波もフロントスープレックス、スピアで攻勢。ならばと山縣はクロスフェースへ。
逃げられると水波の腕を集中攻撃していく。水波もラリアットでなんとか立て直しをはかる。そしてRedbullが波状攻撃につなげると、橋本のカミカゼから、水波がダイビング・ギロチンを投下。だが、これは自滅。
そこに下野が飛び込みチャンスを作ると、山縣がダブルニーアタック。そしてハーフダウンの水波に顔面蹴り。
残り5分となり、DAIJO THUNDERが水波を挟み撃ち。このピンチを耐えた水波はいきなり山縣にホットリミット。さらに下野の雷電ドロップも誤爆させると、もう一度ホットリミットへ。続けざまにダイビング・ギロチンドロップを投下する。これを下野にカットされると、今度は橋本がしっかりガード。その間に水波が今一度ホットリミットにつなげて山縣から3カウントを奪った。
◎試合後のマイク
水波「山縣さん! 今日、山縣さんに勝ったのは誰でしょうか! 山縣さんの前にいる水波綾っていう人が勝ちました。前回の春日部、『勢いだけでRegina取れると思うなよ』って」
山縣「言ったね」
水波「でもね、その時も言いました。自分の勢い、バカにしてもらっては困ります」
山縣「バカにしてるわけじゃないわ。今はDUAL SHOCK中や。トーナメント中は。ということはベルトはかかってないんや。わかるか。お前の勢いは認めるよ。凄いな。でもな、今日でそれで終わりじゃ」
水波「実際、どういう結果になるのか3日後の名古屋、自分は楽しみにしています! ということで昼夜ご観戦いただいた方も片方しか見れなかった方も最後までご観戦ありがとうございました! 勝ったチームなので、自分たちが締めます。3日後の25日、名古屋があります。そこまでみなさん、見に来て下さい。そしてRegina のベルトは私が取ります。それでは行きます! これがWAVEだ!」
◎Redbullコメント
水波「昼夜2試合やったんですけど、即席なもんでなかなか。何も連係とか合体とかはないんですけど、私、仙女にいたの知ってる?」
橋本「はい」
水波「元いた場所が同じっていうだけでこんだけ心強いものがあるんだなって思ったし、1年経ってないんですけど、とてもすごいレスリングの実績とかがあって、キャリアはぜんぜん経ってないけど、隣にいてくれて頼もしいパートナーだなとは思いました。さっきの下野&山縣戦は、3日後がReginaなのでDUAL SHOCKのトーナメントというよりはそっちのほうを私も意識してしまった部分があったので、色濃く出てしまったとは思うんですけど、でも、お互いやっぱり持っている勢いというのは凄く、自分は隣にいて、橋本の勢い感じるんでね。それをうまくいって、Reginaとって、DUAL SHOCKも優勝して、今年はめっちゃすごいメチャメチャいい感じで2016年は終わりたいと思っています」
橋本「水波選手と組ませていただくということで、今日、はじめて試合で組んで、なぜか試合中、通じるものというか凄く感じたものがあったのでこれは絶対、優勝できるぞって感じたのでこのまま突っ走りたいと思います。ありがとうございました」
◎GReeeeNコメント
山下「ここまで来たら優勝します」
関西「ですね。山下とのタッグで何か形に残せたらええなと思ってるので、それこそ優勝しかないなと思っています。
(対戦相手は決まってないが、水波&橋本、大畠&木村、小林&みぃのどこかになる)まあ妥当というか、力で勝負するなら水波のチームが上がってきそうな気がしますけどね。でも、こっちは何言うても山下と自分やから誰がきたって最後の勝負は思い切り闘うだけやね」
山下「はい、なんか連係考えます」
関西「考えとけ」
山下「考えます」
関西「ホンマかいな」
山下「はい!」
関西「ちゃんと?」
山下「はい!」
関西「じゃあ山下が考えた連係も出せるようがんばります」
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