写真追加ジョン・シナ15度目WWE世界ヘビー王座奪取！6・29WWE『マネー・イン・ザ・バンク2014』

セス・ローリンズがいつでもどこでも王座挑戦権を獲得　(C)2014WWE, Inc. All Rights Reserved.
　現地時間6月29日にマサチューセッツ州ボストンでWWEのPPV大会『マネー・イン・ザ・バンク2014』が開催された。今大会のメインは、現在空位となっているWWE世界ヘビー級王座決定戦となるラダーマッチだ。

　前王者であるダニエル・ブライアンは首の手術（ストーリー上は、ステファニー・マクマホンの命令を受けたケインが何度もブライアンを襲い首を負傷させた。実際は、長年の蓄積）、そしてリハビリとなり、当初の予定より長期に欠場となった為王座は剥奪され、この大会で王座決定戦を行われる事になった。
　トリプルHとステファニーは、WWE世界ヘビー級王者は年間を通して常に戦い続けなければいけない、トリプルHはそれを成し遂げたが、B級レスラーであるブライアンはそれが出来なかったので王座剥奪は当然だと主張している。

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　このWWE世界ヘビー級王座を巡るラダーマッチに参戦したのはアルベルト・デル・リオ、ランディ・オートン、シェイマス、セザーロ、ブレイ・ワイアット、ローマン・レインズ、ジョン・シナだ。リングサイドではトリプルH＆ステファニー夫妻が見守る中、試合がスタートした。この中で予選試合なしで参戦した（トリプルHの推薦）ランディ・オートンとケインは案の定、結託。というかケインは王者になるよりもオートンのサポートとしての役割を与えられており、特にトリプルHに逆らうザ・シールズのローマン・レインズを中心に痛めつけてオートンをサポートする。

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　最後は、他の選手を蹴散らし、ケインがラダーを固定しオートンにベルトを取らせようとした刹那、突然、ジョン・シナが復活。まず、ケインを捕えアティテュード・アジャストメント！　続いてオートンもラダーから引きずりおろし、アティテュード・アジャストメントでケインの上に叩きつける。そしてシナがラダーに登って遂にベルトを奪取。リング下でトリプルH＆ステファニー夫妻が頭を抱える中、マサチューセッツ州出身で地元になる王座に返り咲いたシナがリングで喜びを爆発させた。

　また、通常行なわれるマネー・イン・ザ・バンク戦も行なわれた。これはバンク（鞄）を奪った者は、24時間365日いつでも王座に挑戦出来る権利が与えられる。参戦した元ザ・シールドの参謀セス・ローリンズ、コフィー・キングストン、ジャック・スワガー、ドルフ・ジグラー、RVD、ディーン・アンブローズがラダーを使用して激しい戦いを見せるが、なんと試合中にケインが乱入。ステファニーの指令を受けたと思われる赤い怪物は、ザ・シールドを裏切り、トリプルH率いるエヴォリューションに加入したセス・ローリンズに加勢。他のスーパースターを蹴散らし、ローリンズがラダーに登るとケインはがっちり支え、ローリンズがバンクを奪取した。
　試合後に、トリプルH、ステファニー夫妻が現れてローリンズを祝福。手をあげて、どうだ！と勝ち誇った。まさに悪徳の栄えというバッドエンドとなった。

　WWEタッグ王座戦は、王者であるザ・ウーソーズが王座防衛。現在、ロシア旋風を拭き荒らしているルセフはビッグEをアコレードで葬り、パーティ集団を率いているロックスターギミックでブレイクしているアダム・コールも勝利している。

■　WWE PPV『マネー・イン・ザ・バンク2014』
日時：2014年6月29日
場所：アメリカ・マサチューセッツ州ボストン