日沖発、無念の一本負け！Nマーコート復活勝利！6・28『UFC Fight Night43 – Te Huna vs. Marquardt』

　2014年6月28日にニュージーランド・オークランドで『UFC Fight Night43 – Te Huna vs. Marquardt』が開催された。UFNシリーズはどんどん地区予選的な位置付けとなっており、同日（時差の関係で時間的には半日後になる）アメリカでは『UFC Fight Night44』も開催されるという過密スケジュールだ。

　今大会はニュージーランドという事で、ニュージーランド、しかも先住民族マオリ族の血をひくというジェイムズ・テフナがメインに抜擢。入場では、なんとマオリ族が戦闘前に踊るダンス（ハカ）の「カマテ」（オールブラックスが試合前に踊る事で有名）のパフォーマンスが披露された。対戦相手は、ベテラン中のベテラン、ネイサン・マーコート。元ストライクフォース王者、元パンクラス王者であり、UFCでもトップで活躍していたが、ここ最近は年齢的な衰えもあり連敗中だ。下馬評は、当然、地元もテフナが優勢。だが、試合はマーコートが意地を見せた。テイクダウンを奪いグランドで上から攻めるマーコート。一度はテフナに立たれるが、再びグランドでバックをとりチョーク狙いから腕十字に切り替えて見事な一本勝ち。限界説を吹き飛ばす“ザ・グレイト”というニックネームそのままの見事な勝利をマーコートが飾った。

　セミファイナルでは、オセアニアという事で、オーストラリア出身のソア・パラレイが抜擢。ここ最近、剛腕KO勝利の印象が強くランキング入りを果たして波に乗っていたが、相手は、D1レスラー、レスリング・エリートのジャレッド・ロショルトというパラレイにとってはもっとも苦手とする相手。試合は予想通り、ロショルトがパラレイのタックルをきって潰す、テイクダウンに成功するなど、すぐにグランドで上をキープする展開が多く、判定でロショルトが勝利。メインと共に地元オセアニア勢がメインとセミで連敗という悪夢になった。

　セミ前に組まれたのはチャールズ・オリヴェイラと日沖発の対戦。試合はお互いにグランドでポジションをとったり、とられたりの好勝負を展開。しかし、2R、日沖がバックを制してチョークを狙ったが、逆にオリヴェイラに逃げられ、逆に亀状態になった日沖にオリヴェイラが電光石火で変形アナコンダチョークを極める。これが完璧に極まって日沖はタップ。オリヴェイラが見事に一本勝ちをした。

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■　UFC Fight Night43 – Te Huna vs. Marquardt
日時：2014年6月28日
場所：ニュージーランド・オークランド

＜メインイベント　ミドル級＞
○ネイサン・マーコート
　1R 4分34秒腕十字
●ジェイムズ・テフナ

＜セミファイナル　ヘビー級＞
○ジャレッド・ロショルト
　判定　3-0
●ソア・パラレイ

＜フェザー級＞
○チャールズ・オリヴェイラ
　2R 4分32秒アナコンダチョーク
●日沖発

＜ウェルター級＞
○ロバート・ウィテカー
　判定　3-0
●マイク・ローデス　

プレミアムカード
＜ライト級＞
○ジェイク・マシューズ
　3R 3分16秒三角締め
●デション・ジョンソン

＜フライ級＞
○リッチー・ヴァスリック
　判定　3-0
●ロルダン・サンチャアン

＜ウェルター級＞
クリス・インディチ
　1R 4分55秒
ヴィク・グルジック　

＜ウェルター級＞
○ニール・マグニー
　2R 2分32秒 TKO
●ホドリゴ・デ・リマ　

＜フェザー級＞
○ダニエル・フッカー
　1R 3分34秒 TKO
●イアン・エントウィスル

＜ライトヘビー級＞
○ジャン・ヴィランテ
　判定　2-1
●ショーン・オコーネル

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