飯田美花24歳 水波綾5年目WAVE 2013年組-夏すみれ&山下りなx朱崇花&下野佐和子 新木場水曜夜

■ Weekday WAVE vol.94
日時:3月23日(水)
会場:東京・新木場1string 観衆=141人

◎オープニング
大会に先立ちbirthday WAVEを行う飯田美花、水波綾が挨拶。

飯田「みなさんこんばんは! たくさんのご来場ありがとうございます。本日(23日)で飯田美花24歳になりました。今年、24歳になって年女になったので、去年よりいいことがあると信じて頑張りたいと思います」

水波「明日(24日)で28歳になります、水波綾です。今年はWAVEに来て5年目になります。4月10日からCatch the WAVEがはじまるということで激しくバチバチとぶつかる相手としてタンク永井選手、希望させていただきました! まだまだ寒いですが、自分の試合では温かくなる予定ですので、最後まで盛り上がっていってください。今日はよろしくお願いします」

1、スクランブルWAVE(20分1本勝負)
○朱崇花&下野佐和子
(11分8秒、ムーンサルトプレス⇒片エビ固め)
夏すみれ●&山下りな

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下剋上を掲げる夏すみれ&山下りなの2013年デビュー組が同世代の朱崇花&下野佐和子と対戦。試合は山下vs朱崇花の力比べでスタートする。朱崇花、優勢となりかけたところで山下がガットショットをお見舞い。その後、ショルダータックルでぶつかり合う。朱崇花が先に倒してみせるも、すぐに山下がやり返して夏と交代。

夏は早速、女子プロムーブにつなげたが、朱崇花も攻守を入れ換えツープラトン攻撃。続く下野が逆エビ固め→ロメロスペシャルで絞り上げる。

なんとか夏が逃げ帰ると、山下が下野&朱崇花に両腕ラリアットをお見舞いする。ならばと下野が雷電ドロップで山下にお返し。朱崇花も側転エルボーで続く。

夏vs朱崇花となり、夏がネックブリーカードロップを連発し、串刺しドロップキック、ブレーンバスター、ダイビング・クロスボディーを放ったが、カウント2止まり。

一方、朱崇花もカウンターのドロップキックで流れを変えると、ブーメランアタック、ミサイル弾と猛攻。夏もカウンターの首固めであわやのシーンを作り出すも、朱崇花がトラースキック、サイドスープレックス、ムーンサルトプレスと畳みかけて勝利。

2、波女スクランブルWAVE(20分1本勝負)
桜花由美&○大畠美咲&志田光
(15分45秒、ジャーマン・スープレックス・ホールド)
春日萌花&希月あおい&長浜浩江●
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4・10後楽園から開幕するCatch the WAVE 2016。今年は総勢32名、全11団体(+フリー)のエントリーが発表され、前代未聞のリーグ戦となる。その大会をPRすべく歴代の波女である桜花由美(初代、第7代)、大畠美咲(第5代)、志田光(第6代)がトリオを結成。対峙するのは、同じくCatch the WAVEにエントリーを果たした春日萌花&希月あおい、そして小波女を逃したものの、公式戦全勝という実績を認められての本戦出場となる長浜浩江だ。

試合はハッピーポシェットが先制し見せ場を作るが、長浜が掴まり、志田→大畠→桜花でヒップアタックをリレー発射。苦戦を強いられる長浜だったが、大畠にカウンターのドロップキックを放ち、ようやく交代。SO ON FLOWERの連係攻撃で巻き返す。

一方、大畠も「クソデブ!」と希月に串刺し低空ボディーアタック。続く志田がフランケンシュタイナー、ヒップアタックで追い打ちをかける。

希月の借りを春日がブラ下がり腕十字で返していくも、攻守を入れ換えた志田が串刺しニーを放っていき、波女トリオでハッピーポシェットにトリプル・ブレーンバスター! 続く桜花が春日にクロスアーム式バックブリーカーを仕掛ける。

春日もクリストで形勢逆転。長浜がドロップキック3連発で続く。串刺しドロップキックも放ったが、カウント2。長浜はサクラ落としを狙うがDDTに切り返した桜花がカカト落としでカウント2。ビッグブーツで跳び込むがこれもキックアウトする長浜。

大畠のダイビング・クロスボディーもキックアウトした長浜はエルボー合戦を挑んでいく。そしてサクラ落とし2連発から、3発目を狙うがこれは大畠が回避。すぐさま春日がエルボーアタック、希月がジャンピング・ラリアットで長浜のアシスト。なんとかサクラ落としを決めた長浜だったがカウント2止まり。

反撃に転じた大畠が低空ボディーアタック→ミサイル弾につなげるもカウント2。6選手が入り乱れるなか、大畠が長浜にカウンターのバックブローから旋回式ダイビング・ボディープレスを投下。返されるとジャーマンSHでトドメを刺した。

3、Wonderful WAVE(20分1本勝負)
○山縣優&フェアリー日本橋
(11分21秒、クリップラー・クロスフェースロック)
小林香萌●&藤本つかさ
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3・13新宿大会でフェアベンジャーズの始動を公言したフェアリー日本橋。その同行も気になるところだが、この日はフェアベンジャーズの前身となるWWFFでの試合となった。

久しぶりにWWFFとして入場したフェアリーと山縣。入場時には夏すみれも帯同した。かくして試合は山縣vs藤本でスタート。軽く手を合わせたあと、フェアリーvs小林へ。フェアリーが自己紹介からはじめると、山縣も続く。小林にふるも、真面目な挨拶。話が長かったため、凶器攻撃でお仕置きされる。

さらにフェアリーは小林を捕まえ「ここにいるのは100年早いわよ。アナタよりね、アナタのお母さんのほうがこの場には相応しいわよ。わかった?」と精神的ダメージを与えていく。心が痛む小林に凶器攻撃で追い打ちをかけると、山縣が強烈チョップで続く。そしてフェアリーが串刺し凶器攻撃で突っ込んだが、寸前でかわした小林がようやく藤本と交代。

藤本はPKを叩き込むも、フェアリーも真空蹴りで応戦。ならばとビーナスクラッチを狙った藤本だったが、フェアリーが凶器で回避する。

戦況が山縣vs小林に移り、小林が串刺しドロップキック、セントーン。延髄斬りからミサイル発射。続けざまのフィッシャーマンSHはカウント2。

凶器攻撃で攻守を入れ変えたWWFFは山縣がトラースキック。追撃を試みるが、小林も逆さ押さえ込みなどでカウント2。山縣がフェースバスターを放っていくがこれもカウント2。ここでフェアリーが魔法をかけると藤本の延髄斬りが小林に誤爆。すかさず山縣がクロスフェースに捕らえてギブアップを奪った。

◎試合後のマイク
フェアリー「みなさん、お久しぶりのWWFFです。もうすぐキャッチの季節がやってきますね。今年はWWFFよりフェアベンジャーズをお送りしたいと思います。まずはちょっと理解していない人、思い出してもらいたいので、昨年行われたWWFF単独公演のエンディングVをご覧になって……(アオリVが流される)。こういうことです。みなさん、たくさんのご来場、お待ちしております。ツカモト、Tシャツをなくしてしまったそうね。用意しているわ。さっき一生懸命、作ったの(と手作りのTシャツを渡すが、藤本は投げ捨てて退場)。ツカモト、後楽園で会いましょう。以上、WWFF新木場公演でした」

◎インフォメーション
二上美紀子社長&野中美智子リングアナによるインフォメーションコーナーで、大女7・30鹿児島大会を発表。これまで鹿児島大会といえば下野の地元で行ってきたが、今回は山下の地元・薩摩川内市で行うことをアナウンスした。

また4・2新木場大会の決定カードとして、旧姓・広田さくらプレゼンツ◎志田光&飯田美花vs下野佐和子&チェリーを発表。さらに桜花由美のbirthday WAVEとして、桜花&宮崎有妃vsらぶりーぶっちゃーず(星ハム子&宮城もち)が発表された。

さらに二上美紀子社長はCatch the WAVEの目玉として注目を集める山下vs世志琥に関して、「山下、世志琥は一緒のブロックにはしません」と明言した。

4、happy birthday WAVE〜年女〜【24】(30分1本勝負)
○飯田美花
11分50秒、無道
Sareee●
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24歳になる飯田美花がbirthday WAVEの相手に選んだのは、ワールド女子プロレス・ディアナの新世代エース・Sareee。Sareeeといえば、飯田の師匠・栗原あゆみ(引退)が得意技の裏投げを伝授した選手でもある。

序盤は様子を見舞う展開。Sareeeが先に仕掛けてヘアホイップ、サーフボードストレッチで絞り上げる。

飯田もコンプリートショットで攻守を入れ換え、腕攻めへ。ワキ固めや腕固めで主導権を握る。串刺しエルボーを放ったが飯田だったが、Sareeeもドロップキックで反撃開始。

しかし飯田も河津掛けでやり返すと、アームブリーカー、腕十字につなげる。エスケープされると、栗原直伝の低空ドロップキック。フィッシャーマンSHでカウント2。Sareeeも低空ドロップキックでやり返すと、エルボーのラリーから飯田がエルボースマッシュ。

一方、Sareeeも手数で上回っていく。そしてミサイル発射! キックアウトされると丸め込みの応酬から、ぶっこ抜きジャーマンを放つ。もう一度、低空ドロップキックを放つとジャーマンでカウント2。そして、裏投げを狙うが、ロープに逃れる飯田。

すぐさま飯田がヨーロピアンクラッチを繰り出すがキックアウトしたSareeeが裏投げからカバー! これを読んでいた飯田が首固め。返されると飯田は無道に捕らえてギブアップを奪った。

◎飯田コメント
飯田「(Sareeeとの対戦はなぜ?)栗原あゆみの弟子っていう私と、第二の栗原あゆみみたいな存在のSareeeちゃんで、私が練習生のときから向こうも練習生だったりして、デビューは同じくらいの時期にSareeeちゃんはディアナさんでデビューして、私はNEOでデビューしてっていう感じで、先輩とかに比べられてきたっていうのがあったんですけど、ずっと関わりがなくって、で、やっと5年くらい経って去年のヤング・オー!オー!ではじめてタッグマッチだったんですけどちょっとだけ試合で当たって(2015年10・9蕨、結果はドロー)、私もシングルしたいと思ったし、お客さんもシングルみたいって言われたので、ここだと思ってSareeeちゃんとシングルお願いしました。

(感想は?)試合して思うのは凄く栗原さんに似ているなっていうのを凄く思うし、同じ栗原あゆみという人に関わっていたのに、真逆のスタイルというか、試合スタイルというのがあって、試合していて楽しかったです。

(似たような技を使うが負けたくなかった?)そうですね。同じような技って栗原さんから受け継いだ技だったりするので、私は裏投げはやらないですけど、なんかそういうのとかもこっちのもんじゃ!みたいなのもあります」

5、happy birthday WAVE〜熱波〜【28】(30分1本勝負)
○タンク永井with嫁・紫雷美央
(18分41秒、スピア⇒体固め)
水波綾●
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誕生日を明日24日に控えた水波綾がbirthday WAVEに選んだのは、KAIENTAI DOJOのタンク永井。永井は現在STRONGEST-K王者であり、紫雷美央の旦那さん。公私ともにノリに乗っている選手の一人だ。毎年、Catch the WAVEに並々ならぬ思いで挑む水波だけに、その先のリーグ戦を見据えての人選であることは明らか。玉砕覚悟で永井に挑むこととなった。

登場からやる気満々の水波はリングを1周してファンとハイタッチ。サングラスを二上社長にかけてリングインする。

永井とガッツリ組み合った水波はロープに押し込みチョップを一発。エルボーを見舞っていくも、永井が強烈な一撃でやり返しヘッドロックに捕らえていく。水波も取りかえそうとするも、永井はチンロック。ナックルを打ち込んだあとブレーンバスター、パワーボムを狙ったが……。

水車落としで切り返した水波がロープに走る。すると嫁の美央が足をすくって妨害。ロープに張り付けて旦那のアシストすると、永井が水波のお尻にローキックを一発。そして場外戦を挑む。

劣勢の水波は美央を盾に羽交い締め。すると永井が「日頃の恨み」とドサクサに紛れて美央に突進!? これを美央がフロントキックで迎撃すると、今度は永井が大畠を羽交い締め。そして「お前、パートナーに向かってできるのか!?」と挑発する。水波は迷いながらもラリアットで突っ込むと、寸前で大畠がかわして永井にクリーンヒット。水波的には結果オーライとなったが、裏切られた格好となった大畠は水波に詰め寄る。だが、水に流した大畠は、プラスマイナスとしてタッグを組んでいた美央と結託して永井を挟み撃ち。

プラスマイナスが永井をコーナーに足止めすると、すかさず水波が「おかげさまで28歳になります」とナルシストラリアットを敢行。ギロチンドロップ→紅の豚→エルボーにつなげていく。

永井もセントーンでやり返すと、チンロック。「もう終わりだ!」とコーナーに登るも、ここでもプラスマイナスが足止め。水波が追いつき雪崩式パワースラム! ラリアット3連発を放ったが永井は倒れず。4発目でようやくバンプを取らせると、さらにもう一発お見舞い。裏投げにつなげたがカウント2。ならばとダイビング・ギロチンドロップを投下するが、かわした永井が串刺しスピア。ダイビング・セントーンで反撃するも、水波もかわしてラリアット。

しかし永井もカウンターのパワースラムで再び攻守を入れ換えると、チョークスラム→スピアで3カウントを奪った。

◎エンディング
二上美紀子社長が上がり、3月生まれの水波、飯田、OSAKA女子プロレスフェアリー日本橋、山下りなをリングにあげる。これだけかと思いきや、サプライズとして31日生まれのSareeeも。すると、そこに希月あおいが現れ「GAMIさーん、私も3月生まれなんですけど!」と、飛び入り参加。26日に27歳になる希月も加わり、顔面ケーキでお祝いした。

抱負を聞かれると、水波「今年は、今年こそ、波女になります」山下「忘れ物をしません」飯田「そこそこ頑張ります」希月「自主興行やります」フェアリー「フェアベンジャーズ大ヒットさせるぞ」Sareee「プロレス界で一番強くなります」とそれぞれコメント。そして、最後は水波が「今日は飯田のリアルバースデーなので、売店で飯田におめでとうと言ってあげてください。明日、リアルバースデーの私、ちゃんすに入ります。ドン上げしてください。ということで今日もWAVE新木場大会ありがとうございました。これがWAVEだ!」でハッピーエンディングを迎えた。

◎水波コメント
水波「(誕生日おめでとうございます)ありがとうございます。やっぱり強いですね、男は。強いし、さすがにやっぱりいまこのタイミングで男子のシングルのチャンピオンと1対1で試合できたことは意味があることだと思っていて、私が希望したカードなんですけど、やっぱり4月からCatch the WAVEがはじまりますし、そのための試合っていう意味合いで私は強くて、でかくて、しかも男子っていうところを選びました。見事に、完膚なきまでにやられたので、最後のほうは何もできなかったですから、そこに対して自分の無力さとかは感じましたけど、でももう思い切り本能のままに闘ったので負けたことに関してはイヤですけど、でもシングルで凄く気持ちよかったし、いまできてよかったと思っています。

(Catch the WAVEに弾みはついた?)つきましたでしょ! だってタンクさんよりデカい人とかいませんもん、キャッチに。だからこれだけ強い技をくらっておけば、それなりの技とかいろんな技に対しての免疫というか、そういうものを試合だけじゃつかないかもしれないけど、絶対今日の試合は意味あると思うので、これで今年いかなきゃいつ行くんだっていうくらい自分の気持ちが高まっているし、残った時間でコンディションも整えていって必ず今年こそ、本当に今年こそ波女、取りに行っているんで、必ず取ります」

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