エル・テハノJr.が新王者に!『AAA レイ・デ・レイジェス 2016』

(C)AAA

 3月23日(現地時間)にメキシコ・サンルイスポトシで『AAA レイ・デ・レイジェス 2016』が開催された。
 メキシコの2大メジャー団体のAAA、春のビッグマッチとして行われる今大会は、予選を勝ち抜いてきた4人による4WAY勝ち残り戦で行なわれるレイ・デ・レイジェスが行われ、勝者にははマルセラ・ペーニャ代表から剣が贈られるという大会だ。

 しかし、通常はメインにこのレイ・デ・レイジェスが行われるのだが、今年は、アルベルト・デル・リオがWWEに移籍し、AAAメガ王座(ヘビー級王座)が空位になっているので、その王座決定戦としてエル・メシアスとエル・テハノJr.という元王者同士の一戦が行われた。試合は、テハノが見事に勝利して王座返り咲き。もともとデル・リオに奪われたのもテハノだっただけに取り戻したという感じだった。

 また、このAAAメガ王座決定戦の予選でタッグを組み勝利しなければいけなかったサイコ・クラウンとドクトル・ワグナーJr.だが、その予選で仲間割れを起こして因縁が生まれていた。この両者の因縁決着マッチも組まれた。試合は、ワグナーがローブローから必殺のワグナードライバーでクラウンを仕留め、見事に勝利。試合後にクラウンの保持するAAAラテン・アメリカン王座への挑戦をアピール。ベテランの狂い咲きという感じだ。

 そしてレイ・デ・レイジェス 2016は予選を勝ち上がってきたブルー・デモンJr.、ビシャノ4号、LAパーク、ペンタゴンJr.という4人で争われる予定だったが、当日になりブルー・デモンJr.が現れず、3WAYマッチに変更となった。この大会前に去年、亡くなったイホ・デル・ペロ・アグアヨさんの追悼式が行われ、アグアヨさんが率いていたロス・ペロス・デルマールのメンバー、ダガやジョー・リーダー、そしてペンタゴンJrが登場しており、ペンタゴンJr.は親分であったアグアヨさんに優勝を約束。そして試合を制し見事に優勝したのだった。アグアヨの一周忌という事でアグアヨさんに捧げるレイ・デ・レイジェスとなった。
 また、ラ・ファミリア・デ・ティファナ(ニチョ、パガノ、ハロウィン、ダミアン666)がリングに登場。CMLLとAAAのメキシコ2大団体で活躍(WCWなど北米でも活躍)していたが、最近はインディーマットで活動していた。これでAAAに本格復帰になるのか?そしてメンバーはロス・ペロス・デルマールのメンバーでもあるのだが、優勝したペンタゴンJr.に挑戦。しかし、ペンタゴンjr.はその中で戦う価値があるのはパガノだけと答えた。今後、どうなるのだろうか?今後もAAAマットから目が放せないだろう。

■ AAA レイ・デ・レイジェス 2016
日時:2016年3月23日(現地時間)
場所:メキシコ・サンルイスポトシ

<AAAメガ王座決定戦>
○エル・テハノJr.
 ピンフォール
●エル・メシアス

<シングルマッチ>
○ドクトル・ワグナーJr.
 ピンフォール
●サイコ・クラウン

<レイ・デ・レイジェス 2016>
優勝:ペンタゴンJr.
参戦選手 ビシャノ4号、LAパーク

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