3・4K-1代々木大会記者会見!卜部功也と皇治が一触即発!?+木村”フィリップ”ミノル公開練習!

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■卜部功也と皇治が一触即発!? 大沢文也と明戸仁志も舌戦を展開!4・24代々木大会-60kg日本代表決定トーナメント出場選手たちが激しく火花を散らす

 2月21日(日) 東京・飯田橋のホテルメトロポリタンエドモントにて、4月24日(日)国立代々木競技場第二体育館で開催される「K-1 WORLD GP 2016 ~-60kg日本代表決定トーナメント~」の出場選手・組み合わせが発表された。

 3・4代々木大会に続き、4月大会は-60kgで日本代表決定トーナメントを開催。-65kg同様に全8選手出場・1日3試合で優勝を決めるワンデートーナメント方式で、優勝者には日本トーナメント優勝の称号と、9月19日(月・祝)国立代々木競技場第二体育館で開催される「-60kg世界最強決定トーナメント」への出場権が与えられる(※-60kg王者・卜部弘嵩は世界トーナメントから参戦)。

 この日の会見で前田憲作K-1プロデューサーが出場選手と組み合わせを発表。出場選手たちが順に登場し、トーナメントへの意気込みを語った。

 トーナメント1回戦・第1試合はK-1 WORLD GP-55kg初代王座決定トーナメント準優勝・大雅と山本真弘による初対決だ。昨年4月の-55kg初代王座決定トーナメントで準優勝を果たしたのち、-60kgに階級を上げた大雅。昨年11月の転向初戦でこそ黒星を喫したものの、2月のKrush後楽園大会では転向2戦目で見事なKO勝利を収め、トーナメント出場につなげた。対する真弘は長らく-60kgのトップ選手として君臨し、一時は”日本最強”の名を欲しいままにしていた存在。しかし昨年1月のK-1 WORLD GP-60kg初代王座決定トーナメントでは準決勝敗退に終わるなど、近年では思うような結果を残すことが出来ていない。今回は復活をかけての日本トーナメント参戦となる。

大雅
「今年はトーナメントを優勝して自分なりに計画があるんで、それを実行しようと思います。(対戦相手の印象は?)スピードマスターと言われているけど、自分のスピードにはついて来れないと思うんで、早い段階で倒そうと思います。(トーナメントのテーマは?)去年優勝できなかったトーナメントなんで、1回戦から早い段階から倒しに行って優勝しようと思います」

山本真弘
「このトーナメントの自分の中でのテーマは”捲土重来”です。今回はそれを期してトーナメントに挑みたいと思います。(対戦相手の印象は?)年齢が一回り以上、下なので勢いに負けないようにしたいと思います。(大雅の『自分のスピードにはついて来れないと思う』発言について)特に何もないです。もうそういう歳じゃないんで(笑)。(準決勝はどちらが勝ってもリベンジマッチになるが)まずは1回戦勝つことが大事です。どちらが来てもリベンジなので、どちらが来ても大丈夫です」

 1回戦・第2試合は闘士×レオナ・ぺタスのKO決着必至の一戦だ。昨年1月の-60kg初代王座決定トーナメントで闘士はリザーブファイトで韓国のキム・フンジェに勝利。7月大会では現-60kg王者・卜部弘嵩を追い込み、延長戦までもつれる接戦を演じた。12月のKrush後楽園大会では山本真弘を左フック一発でKOし、トーナメント出場のチャンスを掴んだ。対するレオナは-60kg屈指のハードパンチャーで、昨年11月のK-1デビュー戦では大雅に判定勝利。このトーナメントに向けて、オランダの名門Mike’s Gymでの武者修行を行った。闘士とレオナは2014年に対戦経験があり、この時はレオナがハイキックで闘士をマットに沈めている。

闘士
「多分この8人の中で自分が一番地位と名誉、そして夢が叶ってきたと思います。でも僕には2つ叶っていない夢があります。1つは小学生の頃から見ていたダウンタウンDXに出ること、そしてそのためにはK-1でチャンピオンになることだと思っています。一回戦から全力でぶっ倒しに行きます。(対戦相手の印象は?)一番やりたくないです。でも一番楽しそうな最高の試合が出来ると思います、絶好な場所でリベンジが出来るっていう部分で。(トーナメントのテーマは?)優勝してK-1公式サポーターの関根勤さんにアピールして、ダウンタウンDXに出してもらおうと思います」

レオナ・ぺタス
「トーナメントなんで小細工なしで1回戦からぶっ倒しにいきます。(対戦相手の印象は?)スパーリングもしてもらって兄貴的な存在なんですけど、試合が決まった以上は倒しに行きます。選手としてはバランスが良くてパンチが強いので、試合は盛り上がるんじゃないかなと思います。ただトーナメントは激闘になるとキツいんで速攻で行きます。(トーナメントのテーマは?)試合も言っていることもカッコいい功也選手とやることです(※功也と皇治のやりとりを受けて)。優勝どうこうより功也選手に勝つことが目標で、トーナメントの組み合わせ的にも功也選手に勝てば必然的に優勝することになると思います」

 1回戦・第3試合も大沢文也×明戸仁志による再戦だ。大沢はKrush-60kgを主戦場に戦う実力者で、昨年11月には-60kg初代王座決定トーナメントに出場した島野浩太朗の足をローキックで破壊し、その強さを見せつけた。一方、今回がK-1初参戦となる明戸はかつて自衛隊員として働いていた異色の経歴の持ち主。絶対に折れない心と一撃必殺のパンチを武器に、Krushで何度も逆転勝利を収めてきたファイターだ。両者は昨年3月に対戦経験があり、ダウンの応酬の末、大沢が勝利を収めている。

明戸仁志
「この試合はリベンジになるんですが、前回はダウンの応酬の末に負けています。でも次は攻略できると思っているので、大沢選手をKOで倒して、全試合KOでトーナメントを勝ち上がっていきたいと思います。僕は8人の中で一番実績がないかもしれないけど、攻撃力と爆発力は一番あると思うんで、トーナメントを盛り上げて優勝したいと思います。大沢選手は一発もパンチをくらわないって言っていましたが、前回の試合は僕がその一発を当ててダウンさせています。僕が大沢選手を攻略して、一発を当てるところを見ていてください」

大沢文也
「僕が攻略しやすい選手? 確かにそうかもしれないですね。でもその代わり、俺は相手のことをもっと攻略します。だから明戸選手はなんでもない、問題ない相手です。トーナメントは強い選手ばかりで、みんな決勝で大雅選手と功也選手が当たると思っているでしょう。でもそうはさせない。俺が功也選手を止めて決勝で大雅選手と戦います。(トーナメントのテーマは?)卜部功也と大雅に勝つこと。この2人を誰が止めるかだと思うんで。あと明戸選手はパンチ力があると言っていますけど、当たらないパンチ力には意味がない。弾切れの銃を持っているのと一緒。俺には一発も当たりません。(明戸の「攻略して一発を当てる」発言を受けて)じゃあみんな俺が攻略されるとこを見に来てください。絶対に当たりません」

 そして1回戦・第4試合で注目のカードが実現した。初代K-1 WORLD GP-60kg王者・卜部功也と皇治による因縁の一戦だ。昨年11月に兄・卜部弘嵩との”史上最大の兄弟喧嘩”に敗れて王座を失った功也。しかし再起戦となった2月のKrush後楽園大会ではフランスのサイボーグ・ワラスにきっちり勝利し、再びK-1の頂点に立つべく日本トーナメント参戦を決意した。

 対する皇治は関西の強豪ジムSFKが誇る軽量級の雄。2月のKrush後楽園大会では左ハイキックによる一撃KOでK-1参戦をアピールしていた。また大会前後には「K-1も卜部兄弟の兄弟対決ばっかりでかわいそう」や「卜部兄弟もそこまで強いと思ってないんで、実際に俺とやったら大したことないと思っている」と卜部兄弟に対して挑発的なコメントを連発。一回戦でいきなりその2人が対戦することになった。両者は会見前のツーショットの撮影から火花を散らし、会見でも激しい舌戦を繰り広げた。

皇治
「大阪から楽勝で優勝しにきました皇治です。2月のKrushは元気がない相手で本気が出せなくて、ホントは元気があるお兄ちゃん(卜部弘嵩)が良かったんですけど、今回は元気がないジュニア(卜部功也)が相手になりました。(功也の発言を受けて)いつもは元気がないジュニアが元気いいんで楽しみになってきました。さっき俺のことかっこ悪いとか言っていたけど、全部俺の真似じゃん? とにかくぶっ倒して、楽勝で優勝します。(トーナメントのテーマは?)ジュニアよかったな、レタス君? 仲間ができて。みんなブッ飛ばしてやるから覚悟せいよ」

卜部功也
「(皇治の「元気がない」発言を聞いて)いつも元気な卜部功也です。僕の意見からしたら、皇治選手? 全然かっこよくない。こういう選手がチャンピオンになっちゃダメ。これからもっとK-1を盛り上げて、選手たちはメディアに出る必要があるんで、K-1の選手は紳士でかっこよくてクールじゃなきゃいけない。だからファンにも他の選手にも言いたいのは、こういう選手をチャンピオンにしちゃいけないということ。僕が必ず優勝します。(皇治の真似している発言に対して)前々違ぇよ、かっこよくねえもん。一緒じゃねぇよ。

(日本トーナメント出場について)去年、K-1のベルトを失ったのは自分の実力不足。それでトーナメントに出る状況です。そこはしょうがないかなと思います。-60kgは強い選手もたくさんいるし、最初は全然他の選手のことは気にしていなかったんですけど、皇治選手も元気がいいんで、この試合しっかり勝って、僕が圧倒的に勝ちたいと思います。(対戦相手アピールがあったレオナは)相手のことをリスペクトする素晴らしい選手だと思うので、一回戦を全力でぶっ倒して、準決勝で戦いたいと思います。(トーナメントのテーマは?)また世界トーナメントで優勝してベルトを巻くことです。対戦相手どうこうよりはそこをテーマに戦っていきたいので、試合を楽しみにしていてください」

 全選手が個性あふれるマイクで火花を散らし、一触即発の場面もあったトーナメント出場選手・組み合わせ発表会見。-60kg日本一の座につくのは誰だ!?

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■-55kg王者・武尊、4・24代々木大会スーパーファイトで強豪ムエタイ戦士と対戦!「K-1で培ったスタイルでタイ人を倒します」

 2月21日(日) 東京・飯田橋のホテルメトロポリタンエドモント にて、4月24日(日)国立代々木競技場第二体育館で開催される「K-1 WORLD GP 2016 ~-60kg日本代表決定トーナメント~」スーパーファイトの概要が発表された。

 今大会にスーパーファイトで出場する-55kg王者・武尊が強豪ムエタイ選手と対戦することが決まった。1月10日の参戦発表会見で「軽量級はタイが一番だと思うんで、ゲーオみたいな強いタイ人を連れて来てもらいたい」と本場タイのムエタイ戦士との対戦を希望していた武尊。この日の会見では前田憲作K-1プロデューサーより、正式に武尊の対戦相手が強豪ムエタイ戦士になることが発表された。

「武尊選手は11月の初防衛戦でフランスのチャールズ・ボンジョバーニ選手に逆転KO勝ちで初防衛に成功しました。そして今回ですが、スーパーファイトでの出場として、武尊選手から『タイの選手と戦いたい』という、強い要望がありました。これを受けて、K-1実行委員会で協議しました結果、今回の武尊選手の対戦相手はムエタイの強豪選手に決定しました。すでに候補選手の選定に入っていますが、もともと武尊選手への対戦希望は世界中のファイターから来ていますが、やはりタイでも数十人の候補選手が挙がりました。今はそれを4~5名に絞って最終選考に入っています。3月上旬には発表できると思いますので、みなさん、どうぞご期待ください」

 前田プロデューサーの言葉を受けて武尊が挨拶。「キックボクシングの軽量級はムエタイが最強と言われていて、キックボクシングでは打倒ムエタイという言葉もあります。今まで打倒ムエタイを目指した選手は、ムエタイを極めてタイ人を超えようとしていたと思いますが、僕はKrushでデビューして、K-1で戦ってきて、今まで培ったスタイルでタイ人を倒したいと思います。ムエタイとは違うスタイルでタイ人を倒します」とK-1王者としてのムエタイ超えを誓った。

 続く質疑応答では前田プロデューサーにどんな選手がピックアップされているのか質問が挙がり、前田プロデューサーは「K-1チャンピオンの相手である以上、タイのチャンピオンクラスの選手で選考しています。今回は初来日のファイターがいいと思っています」と回答。今回が2016年の初陣となる武尊は「大晦日が終わって4月まで4カ月ほど試合間隔が空いたのですが、去年は試合が多かったので試合をして怪我を直して追い込みをして…の繰り返しで、テクニック練習や新しい技の練習ができませんでした。今はその時期に当てられているので、進化した姿を見せられると思います。今年は-60kgと-65kgのトーナメントがあって、見る方も盛り上がると思いますが、1日3試合じゃなくて武尊の1試合の方が面白かったと思わせたいです。そして今年も全試合KOで締めくくりたいと思います」と2016年のテーマを語った

 また前田プロデューサーがゴング格闘技増刊として2月29日(月)に発売される「K-1×Krush YEAR BOOK 2016」、武尊が表紙を飾った「ゴング格闘技」本誌の表紙を発表。「今回、このような素晴らしい本を作って下さった、イーストプレスさん、ゴング格闘技さんに、心より厚く御礼申し上げます。K-1、Krushの魅力が詰まった一冊になっております」とファンにメッセージを送り、今回が単独で初めて表紙を飾った武尊も「単独は初めてなのでめちゃくちゃうれしいです」と笑顔を見せた。

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木村”フィリップ”ミノル、2016年は無冠の帝王を返上する!「ばっちり仕上げて次元の違いを見せる。拳で人生を掴んでいく」

 2月18日(木)東京・恵比寿のFighting Kairosにて、3月4日(金)東京・国立代々木競技場第二体育館「K-1 WORLD GP 2016 IN JAPAN ~-65kg日本代表決定トーナメント~」一回戦で野杁正明と対戦する木村”フィリップ”ミノルが公開練習を行った。

 昨年11月に王者ゲーオ・ウィラサクレックの持つタイトルに挑むもKO負けを喫した木村。2016年は再びゲーオに立ち向かうべく、日本代表決定トーナメントからのスタートとなった。

 この日は3分1Rのシャドーボクシングのみの公開で、実戦的な動きは見せなかったものの、シャドーボクシングだけでも十分にキレのある動きを披露。多彩なフットワークからシャープなパンチを繰り出し、ミドル、ハイ、飛びヒザ蹴りも織り交ぜ、調子の良さをうかがわせた。

「めっちゃコンディションが良くて、いつも言っていることだけど一番いい仕上がりかなと思います。ゲーオ戦が終わってから休みなく準備して、モチベーションも切らさずやってきたので、今まで一番自信があります」。木村は自らの仕上がりを自信たっぷりに語る。

 ゲーオとのタイトルマッチは木村にキャリアにおいても重要なターニングポイントであったが、あの敗戦が「あれだけすごい選手と戦って、ああいう負け方をして悔いが残るというよりも、トップの現実を見た感じがあったので、悔しさを引きずる感じもなくすぐにゲーオを超えたいと思った」と木村の闘志にさらなる火をつけた。

 今回は一日三試合の過酷なワンデートーナメントで、木村はスタミナ強化に着手。走り込みだけでなく、ジムワークでも練習の強度を上げて、スタミナをつけるための練習を増やし「1回戦で野杁選手に勝てば気持ちも身体も乗ってくる。あとはスタミナが続けば、どんな試合展開になっても勝ちに持っていけると思うし、誰が来てもいいようにみっちり対策も練っている」と準備万全だ。

 また11日のスカイツリーイベントではK-1公式サポーターの関根勤さんから「身体がデカくなった?」と聞かれ「秘密特訓の成果です」と答える場面があった木村。この日も秘密特訓についての質問が挙がり、詳細こそ明かさなかったものの、秘密特訓の成果には手応えを感じている。

「身体にいい反応というかいい形で出て来ているんで、客観的に見てパフォーマンスが上がって、アスリートとしてもファイターとしても一段階上がったと思っています。自分自身、初めて努力がこういうものだと分かって、いわゆる“血のにじむような努力”をやっているんで、その成果が出てきた感じです。内容は秘密ですけど、今までにないトレーニングを取り入れていて、試合を見れば変わったことが分かると思います。トーナメントは何が起こるか分からないけど、俺の相手にも何が飛んでくるか分からないよっていうのを準備しています」

 1回戦で対戦する野杁について木村は「1Rからアグレッシブに攻めて、野杁選手のペースを乱してかく乱して、自分の持ち味が出せる試合をする。多分かすりもしないと思うので、ばっちり仕上げて次元の違いを見せます。今の時期は不安も恐怖心もあるけど、試合当日は野杁選手がかすりもしない次元の強さにいると思うんで、それを見せるために準備しています。一瞬で終わりますよ」とキッパリ。いつものビッグマウス爆発…かと思いきや、野杁の強さを認めた上でこの試合を“人生をかけた挑戦”だと続ける。

「野杁選手は来年もあるだろうし、来年も頑張ってもらって。野杁選手が自分で『圧勝して当たり前』と思っているのは間違っていないし、その意識はあって当たり前。彼の過去の実績を考えれば、そういうマインドを持って当然だと思います。でも俺も同じようにそう思っているし、勝負事はお互いに挑戦なんです。野杁選手は間違いなく出場選手の中でトップだし、俺は彼のことを舐めているわけじゃない。俺も人生をかけて戦うし、野杁選手も人生をかけて戦うはず。お互い人生かけて戦うから挑戦なんですよ。

 俺はこういう性格だし言いたいことを言うから可愛がられないのも分かる(苦笑)。だから自分の拳でつかんでいくしかないんです。勝つのと負けるのでは全く違うというのは去年1年間で分かりました。タイトルとかトーナメントとか分かりやすい形でとらないと、いくらスーパーファイトでゲーオに勝っても意味がない。俺はタイトルマッチでゲーオに負けているから、ゲーオに勝ったことがあると言うつもりもないし、獲るべきところで獲る。意識もマインドも変えて(日本トーナメント優勝を)獲りに行きます」

 日本代表決定トーナメントからスタートする木村の2016年。今年は「去年自分になかったものを手に入れる」と、まだK-1・Krushで一度も手にしたことがないベルトやトーナメント制覇というテーマを掲げる。

「今年はK-1においてはタイトル、日本トーナメント・世界トーナメントを獲る。ノンタイトルですげえやつを倒しても、それは去年の俺のまんま。トーナメントは運もあるとか言うけど、それはワンマッチも変わらない。勝つやつは勝つし、本物か本物じゃないか。そこです」

 さらに過去2戦して1勝1敗の王者ゲーオにも触れて「あとは3回目のゲーオお兄さんと。今1勝1敗なんでね。初戦も内容では負けてたし、俺はほぼ2回負けたと思っているんで、次が3度目の正直です。2戦目の方が張り合えたし、張り合えたからこそああいう負けになったわけで、手応えは感じています」とゲーオとの決着戦に想いを馳せた。

 最後にファンへのメッセージを求めると「今年はいつも自分が獲って来れなかったタイトルを獲る年にする。そのためにはみんなの応援、力、愛が必要なんで、いっぱい応援してもらって、戦う自分を見て刺激を受けてくれたらうれしいです。ファイターはリング上では1人。そこで負けと向き合う姿は見ている人の刺激になると思うから、そこを見てもらいたい」と木村。さらに「ファンのみんなが何を望んでいるかというとビッグファイトだと思うし、ここからゆっくり名前を上げて行って何年後かにコナー・マクレガー(UFC世界フェザー級王者)あたりとラスベガスあたりでやれるところまで行く。夢とか希望じゃなくて、俺は本気でそうなろうと思っているんで、それをやらずには死ねないです」という壮大な野望も語った。

 2016年、木村は“無冠の帝王”を返上し、K-1の頂点を目指す!

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