[週刊ファイト09月17日]期間 [ファイトクラブ]公開中
▼大仁田厚が島根・安来に降臨!野球場が熱狂に包まれた「INOUE-BOM-BA-YE」
(C)大仁田屋 編集部編
・「1000万円死守したぞ!」島根の雄・ALLマイティ井上組が大仁田厚組に辛勝
・雨予報を吹き飛ばした安来の夜、野球場に集まった大仁田厚ファン
・サンドイッチ電流爆破からの大逆転、井上が1000万円を守る
・大仁田厚が地方プロレスで残してきた「電流爆破」という文化
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「1000万円死守したぞ!」島根の雄・ALLマイティ井上組が大仁田厚組に辛勝

活発な秋雨前線による大雨の天気予報を覆し、9月6日、島根県安来市の広瀬中央公園野球場で「INOUE-BOM-BA-YE」は、曇天のもと開催され、大仁田厚、大森隆男、井上京子らが参戦した。
「おらが村で電流爆破を!」と、松江だんだんプロレスの社会人レスラー・ALLマイティ井上が、地元に大仁田を招聘したこの大会。
安来節のどじょうすくいと、日本一の庭園に選出され続ける足立美術館のある、風光明媚な田園風景にある、広瀬中央公園野球場で開催された大一番。
井上軽自動車を経営する井上は、社運を賭けて1,000万円を用意、決死の覚悟で挑んだ。
メインイベントは大仁田、雷神矢口 vs. 井上、ラウザが、電流爆破1000万円タッグマッチ時間無制限1本勝負で行われた。試合前には、合同会社オフィスエーケーの中嶋聡史代表社員が、立会人としてリングに上がり、1000万円の入ったアタッシュケースを開けて会場に披露した。

序盤から矢口が電流爆破バットを振りかぶり、コーナーに追い詰めたラウザを狙うも、ラウザが間一髪で避けてコーナーポストを誤爆。しかし立て直した大仁田、矢口の連携プレーにより、優勢を保つ大仁田組だったが、井上が大仁田を有刺鉄線ボードに投げ、電流爆破バットで一撃をお見舞いすると形成逆転。しかしそれも束の間、大仁田、矢口から立て続けに毒霧を浴びせられた、もんどり返ると、大仁田組の逆襲が始まる。
大仁田がギター攻撃で井上のアイパーに強打を浴びせ、さらに大仁田、矢口のダブルブレーンバスターで有刺鉄線ボードに井上を落とす。これをカウント2.9で返すと、会場は大きな井上コールに包まれた。大仁田は試合を決めようと、ビッグ電流爆破バットを高らかと掲げ、矢口と息を合わせてサンドイッチ電流爆破攻撃。これで終いかと誰もが思ったその瞬間、井上が倒れ際に矢口を掴み、必死の形相で力を振り絞りスモールパッケージで丸め込み、完全に油断していた矢口から3カウントを奪取した。
大仁田と矢口はあっけに取られつつ苦笑い。井上は試合後、「勝ったのか?俺、勝ったのかよ!?」叫びながら男泣き。大仁田は、「負けたよ、だけどな、この男は社会人プロレスラーで、プロレスが好きで好きで。みなさん、井上をこれからも応援してやってください!」と話し、最後は大団円となる「がんばれ井上、1、2、3、ファイヤー!」で、夏の終わりの野球場の夜空の下、会場中が一丸となった。
雨予報を吹き飛ばした安来の夜、野球場に集まった大仁田厚ファン

2026年9月6日、島根県安来市の広瀬中央公園野球場で、松江だんだんプロレス「INOUE-BOM-BA-YE 超爆破」が開催され、大仁田厚が雷神矢口とタッグを組んで参戦した。夏の終わりを迎えた野外の野球場を舞台に組まれたメインイベントは、電流爆破1000万円タッグマッチ時間無制限1本勝負、ALLマイティ井上&ラウザ対大仁田厚&雷神矢口という、地方プロレスの枠を飛び越えた強烈なインパクトを持つ一戦である。
この大会の中心にいたのは、島根県安来市広瀬町出身で、松江だんだんプロレスの社会人レスラーとして活動するALLマイティ井上である。井上は2025年11月30日に開催された松江だんだんプロレス15周年記念大会で大仁田厚と対戦し、その試合後に「来年は!井上軽自動車が1000万円出して、俺の地元(島根県安来市)広瀬で、電流爆破をやる!そして俺が勝つ!」と宣言していた。大仁田はその場で井上の無謀とも思える挑戦を受け止め、「井上、馬鹿だよな(笑)。だけど俺はそんなプロレス馬鹿が大好きだ」と応じており、約10か月後、その言葉が本当に地元の野球場で現実になったのである。
大仁田にとっても、今回の参戦は単純な地方大会へのゲスト出場ではなかった。自ら「1000万ゲットだぜ」と試合前から気勢を上げ、雨が心配された当日の天候を乗り越えて安来入りし、ALLマイティ井上が社運を懸けて用意した1000万円をめぐる大勝負に臨んだのである。大仁田厚、雷神矢口という電流爆破を知り尽くした側に対し、地元のALLマイティ井上とラウザが迎え撃つという構図は、地方の社会人プロレスだからこそ成立する「地元の男が大物を呼び、自分の故郷で大勝負を仕掛ける」という物語を持ったカードだった。
開催前には活発な秋雨前線による雨が予想され、屋外興行にとっては決して楽観できない状況だった。それでも大会は予定通り広瀬中央公園野球場で開催され、曇天の下に大仁田厚、雷神矢口、ALLマイティ井上、ラウザをはじめとするレスラーが集結した。大仁田自身も大会当日に安来入りを報告し、「雨はなんとかもちこたえて、今日はオールマイティから1000万ゲットだぜ」と発信しており、まさに天候との勝負を乗り越えての開催となった。

野外プロレスには体育館やホールとは異なる独特の空気がある。照明や空調に守られた屋内会場とは違い、天候や気温、風、周囲の景色までが興行の一部となり、リングの向こうに広がる夜空そのものが舞台になる。今回の広瀬中央公園野球場も、安来節で知られる土地、足立美術館など豊かな観光資源を持つ地域の中で開催され、普段プロレス会場として使われることの少ない野球場が、一夜限りの爆破プロレスの舞台へと姿を変えた。
しかも今回の主役は、地元出身のALLマイティ井上である。井上軽自動車を経営する井上が自ら1000万円を用意し、故郷で大仁田厚を迎え撃つという構図には、単に有名レスラーを呼んでイベントを開催するだけではない、地元の人間が自分の人生と仕事を背負ってプロレスを盛り上げるという強い意志があった。最前列爆破シートが早期に完売するなど、開催前から電流爆破への関心も高く、当日は雨の心配をよそに野外リングを中心とした熱気が広がった。