[ファイトクラブ]斉藤兄弟防衛 小藤将太アジア肉薄 ジュニア祭典嵐 諏訪間-潮崎豪 へ

[週刊ファイト07月30日]期間 [ファイトクラブ]公開中
※現在エントリー作成中

▼斉藤兄弟防衛 小藤将太アジア肉薄 ジュニア祭典嵐 諏訪間-潮崎豪 へ
 photo by テキサスロングホーン 編集部編
・全日本プロレス後楽園ホール激闘の記録
・Jドーリングさんへ捧げられた10カウントゴング Evolutionの絆は永遠に
・ジュニフス大荒れの予感 斉ブラ安定の防衛 挑戦氏組とアイスで乾杯
・ジュニアの祭典の台風の目となるか 亮生がJr.転向の北斗を挑発
・三冠戦線と諏訪魔対潮﨑豪が急加速
・レオン・デ・オロ全日初参戦で華麗な空中技を披露


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全日本プロレス後楽園ホール激闘の記録

■ 全日本プロレス サマーアクションシリーズ2026
日時:7月19日
会場:後楽園ホール 観衆1510人

<第6試合 世界タッグ選手権試合 60分1本勝負>
[王者組]◯斉藤ジュン 斉藤レイ
 19分0秒 八木山サイクロン
[挑戦者組]●真霜拳號 関本大介
※第104代王者組が初防衛に成功

斉藤ブラザース安定の防衛 勝って挑戦者組とアイスで乾杯

<第5試合 アジアタッグ選手権試合 60分1本勝負>
[王者組]青柳亮生 ◯ライジングHAYATO
 24分20秒 シド・ヴィシャス⇒片エビ固め
[挑戦者]安齊勇馬 ●小藤将太
※第132代王者組が初防衛に成功

<第4試合 30分1本勝負>
◯綾部蓮 本田竜輝
 12分13秒 ドラゴン・スープレックス・ホールド
●宮原健斗 羆嵐

<第3試合 30分1本勝負>
鈴木秀樹 ◯諏訪魔
 15分53秒 バックドロップ⇒体固め
青柳優馬 ●潮﨑豪

<第2試合 30分1本勝負>
◯田村男児 大森北斗 立花誠吾 レオン・デ・オロ
 9分10秒 パワーボム⇒エビ固め
●“ミスター斉藤”土井成樹 MUSASHI 吉岡世起 青木優也

<第1試合 20分1本勝負>
◯芦野祥太郎
 5分55秒 アンクルロック
●矢野安崇

<ジョー・ドーリングさん追悼セレモニー>

Jドーリングさんへ捧げられた10カウントゴング Evolutionの絆は永遠に

 2026年7月19日、東京・後楽園ホールで開催された全日本プロレス「サマーアクションシリーズ2026」は、世界タッグ選手権、アジアタッグ選手権、さらには7月25日の神戸大会へ向けた重要な前哨戦が並ぶ注目大会となった。しかし、この日の大会で最も静かで、そして最も多くの人々の心を揺さぶった瞬間は、ゴングが鳴る前に行われたジョー・ドーリングさんへの追悼セレモニーだった。

 6月26日、脳腫瘍との闘病の末、44歳というあまりにも若すぎる年齢でこの世を去ったジョー・ドーリングさん。その訃報は全日本プロレスだけではなく、日本マット界全体へ大きな衝撃を与えた。圧倒的な体格と世界トップクラスのパワー、そして決して相手を見下さない誠実な人柄で多くのレスラーやファンから愛された存在だけに、その早すぎる別れは今なお多くの関係者の胸に深い悲しみを残している。

 試合開始前、場内が静寂に包まれる中、かつてEvolutionで共闘した諏訪魔がジョーさんの遺影を抱えてリングへ姿を現した。その傍らには佐藤光留がEvolutionのフラッグを掲げ、リングサイドにはこの日出場する全選手が整列。ライバルも世代も団体の垣根も超え、一人の偉大なレスラーへ最大限の敬意を表する光景が広がった。

 やがて黙とうが捧げられると、後楽園ホールには静かに10カウントゴングが鳴り響く。その一打一打には、全日本プロレスで数々の激闘を残し、多くのタイトルを獲得し、Evolutionの中心選手として黄金期を支え続けたジョーさんへの感謝と哀悼が込められていた。観客席も誰一人として声を上げることなく、その瞬間を見守り続け、聖地・後楽園ホール全体が故人を送り出す特別な空間となった。

 ジョーさんは全日本プロレスで三冠ヘビー級王座や世界タッグ王座を戴冠し、その怪力を生かした豪快なラリアットやパワーファイトで国内外の強豪と激闘を展開しただけではなく、諏訪魔とのEvolutionでも絶大な存在感を放った。外国人エースとしてリングを支え続けながら、日本のプロレス文化を深く理解し、多くの若手選手へ惜しみなく助言を送り続けた姿勢は、今なお団体内で語り継がれている。

 その魂を最も近くで感じてきた諏訪魔は、この日の大会後、「ジョーには散々すごいプロレスを見せてもらったんでね。すげぇ辛かっただろうと思う。でも、あいつを忘れないためにもね、やっぱしEvolutionっていうものをね、大事にしていきたいなと思いますよ」と語り、盟友への変わらぬ思いを口にした。単なる追悼ではなく、ジョーさんが築き上げたEvolutionという存在を未来へ受け継いでいく決意表明でもあった。

 悲しみに包まれた空気の中でも、リングに立つ選手たちはジョーさんが愛した全日本プロレスを全力で表現し続けた。世界タッグ王座戦、アジアタッグ王座戦、三冠ヘビー級王座前哨戦など、この日繰り広げられたすべての激闘は、偉大な先輩レスラーへ捧げる戦いでもあり、ジョー・ドーリングという男が全日本プロレスへ残した足跡の大きさを改めて証明する一日となった。リング上から姿は消えても、その熱き魂と闘志は、これからも全日本プロレスのリングの中で生き続けていくのである。

ジュニフス大荒れの予感 斉ブラ安定の防衛 挑戦氏組とアイスで乾杯

 メインイベントでは第104代世界タッグ王者・斉藤ジュン&斉藤レイが、真霜拳號&関本大介を迎え撃つ世界タッグ選手権試合が行われた。6月18日の後楽園大会で斉藤ジュンが真霜拳號の必殺・無道によってレフェリーストップ負けを喫したことで実現したタイトル戦だけに、王者組にとっては王座防衛だけではなく屈辱を晴らす意味も持つ重要な一戦となった。一方、真霜は20年以上にわたり数々の名勝負を繰り広げてきた”プロレス幼馴染”関本大介との強力タッグを結成し、王者狩りへ挑んだ。

 試合開始直後からジュンと関本が真正面からエルボーとタックルを打ち合い、ヘビー級らしい迫力満点の肉弾戦を展開。続くレイと真霜も激しくぶつかり合うと、戦いはすぐさま場外戦へ発展した。斉藤ブラザーズは持ち前の巨体を生かして主導権を握り、鉄柱を背負った真霜と関本へレイが串刺しボディアタックを叩き込むなど、双子ならではの息の合った連係で挑戦者組を追い込んでいく。

 しかし、挑戦者組も歴戦の実力者らしく冷静に反撃へ転じる。真霜はジュンの左腕へ狙いを定め、アンクルホールドや腕固め、さらには得意の関節技で一点集中攻撃を展開。関本もジョー・ドーリングさんへ捧げるかのようなブルドーザーファイトを見せ、強烈なラリアットや逆エビ固め、アルゼンチン・バックブリーカーで王者組を分断し、20年以上培ってきた阿吽の呼吸で流れを引き寄せた。

 終盤には関本と真霜のコンビネーションがさく裂。レイを眉山で豪快に投げ飛ばすと、関本のラリアットから真霜のバズソーキック、そして6月大会を再現するかのように無道でジュンを締め上げ、場内には王座移動を予感させる緊迫した空気が流れた。しかし、この最大の危機を救ったのは弟・レイだった。身を挺してカットへ飛び込むと張り手一閃で真霜の動きを止め、その一瞬の隙を逃さずジュンがラリアットからジャックハマーを炸裂。さらに関本を場外へ排除すると、Dying Lightから必殺の合体技・八木山サイクロンを完璧に決め、真霜拳號から3カウントを奪った。

 激戦を制した斉藤ブラザーズは3度目の王座戴冠後初防衛に成功し、通算防衛回数をV13へと伸ばした。20年以上の絆で結ばれた真霜と関本を退けたのは、生まれた瞬間から人生をともに歩んできた双子ならではの絶対的な結束力だった。試合後、ジュンは「世界タッグを防衛したぞ。関本大介、真霜拳號、強かったな。お前ら2人は強かったが、俺とレイは生まれてからタッグ屋だ。リングで負けることはない。またやれるのを楽しみにしてるぜ」と最大級の敬意を示し、死闘を演じた挑戦者たちを称えた。

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