[週刊ファイト06月04日]期間 [ファイトクラブ]公開中
▼新間寿追悼の後楽園ホール:ストロングスタイルの原点と“復活”への決意が交錯した一夜
(C)SSPW 編集部編
・SSPW後楽園~初代タイガーマスク45周年記念興行~激闘の記録
・新日本プロレスの株式譲渡問題についても佐山サトル言及
・黒潮TOKYOジャパンがV3達成:“シュレック”との激闘を制し間下隼人迎撃へ
・藤原喜明77歳の壮絶ファイト:村上和成との頭突き戦と“鬼”の執念
・J横田が見せた“存在感”:MIRAIたち若手を飲み込んだベテランの凄み
・澤田敦士がSタイガーから直接勝利:SSPWタッグ王座戦線に波乱
▼前田日明「佐山さんに1つでも勝てるものを!と必死だった」初代タイガー45周年
▼追悼〝過激な仕掛け人〟新間寿さん天国へ旅立ち
SSPW後楽園~初代タイガーマスク45周年記念興行~激闘の記録
■ ストロングスタイルプロレス Vol.38 ~初代タイガーマスク45周年記念興行~(新間寿一周忌追悼興行)
日時:5月27日(水)
会場:後楽園ホール
<第7試合 レジェンド選手権試合 60分1本勝負>
[王者]○黒潮TOKYOジャパン(プロレスリングアップタウン)
ムーンサルトプレス
[挑戦者]●関根“シュレック”秀樹
※黒潮TOKYOジャパンが3度目の防衛に成功
※試合後、間下隼人がパイプ椅子で襲撃し次期挑戦者を表明
<第6試合 スペシャル6人タッグマッチ 30分1本勝負>
ジャガー横田 里奈 ○キャサリン
丸め込み
MIRAI 叶ミク ●若菜きらり
<第5試合 藤原喜明 喜寿記念特別試合/アレクサンダー大塚30周年記念試合 6人タッグマッチ>
アレクサンダー大塚 ○髙橋“人喰い”義生 村上和成
膝十字固め
●藤原喜明 船木誠勝 石川雄規
※髙橋“人喰い”義生が藤原喜明から勝利
※藤原と村上が流血戦を展開
※試合後、全員で正座・礼を行い、藤原と村上が握手・抱擁
<第4試合 タッグマッチ>
澤田敦士 ○間下隼人
腕ひしぎ逆十字固め
関本大介 ●スーパー・タイガー
※試合後、澤田敦士がSSPWタッグ王座挑戦を表明
※パートナーに関本大介を指名
<第3試合 女子タッグマッチ>
ナイラ・ローズ ○ナイトシェイド
フロッグスプラッシュ
Chi Chi ●桃野美桜
<第2試合 タッグマッチ>
○竹田誠志 阿部史典
ピンフォール
日高郁人 ●岩﨑永遠
<第1試合 シングルマッチ>
○藪下めぐみ
バックドロップホールド
●彩芽蒼空
新日本プロレスの株式譲渡問題についても佐山サトル言及

5月27日の後楽園ホールで開催された「ストロングスタイルプロレス Vol.38 ~初代タイガーマスク45周年記念興行~」は、昨年4月に逝去した“過激な仕掛け人”新間寿への追悼興行として行われた大会であり、単なるメモリアルイベントでは終わらない濃密な空気が会場全体を包み込んでいた。リング上では世代もスタイルも異なるレスラーたちが激突し、そしてその中心には常に“ストロングスタイル”という言葉が存在していたのである。
大会中盤には初代タイガーマスク・佐山サトルがリングへ登場し、新間寿との思い出を語った。「新間さんのメモリーを抱いてこのリングに立っています。新間さんは絶対ここにいます」という言葉には、長年共にプロレス界を駆け抜けてきた2人の歴史が凝縮されていた。さらに佐山は、自身の身体状況についても語り、「新間さんの影響で毎日トレーニングをするようになった。今、車椅子を使ってません」と明かすと場内からどよめきが起きた。
足の運動200回、ローラー100回、腕立て100回という日々の鍛錬を継続していることも語り、「今、現役時代よりも筋骨隆々です。このままいくと8月には1000回を超えるトレーニングができそうです」とアピール。「その時はタイガーマスクの復活祭としてこのリングで誰とやろうか。藤原さんの出来を見て考えたいと思います」と続けた瞬間、後楽園ホールは大歓声に包まれた。
新間寿の死後も、その精神は佐山サトルの中で確実に生き続けているのである。そして佐山は「日本のプロレスを復活させたい」とも口にした。単なる nostalgia ではなく、プロレスの基礎、ブリッジ、投げ、押さえ込みといった“土台”を改めて見つめ直したいという強い意思がそこには存在していた。
またこの日は、新日本プロレスの株式譲渡問題についても佐山が言及。「僕の描いていた新日本プロレス、それを守ってくれる株主になってほしい。そういう会社にしてもらいたいです」と語り、「頑張れ、新日本」とエールを送った。新日本プロレス黎明期を知る男だからこそ、その言葉には単なるOBコメントでは済まされない重みがあったのである。
黒潮TOKYOジャパンがV3達成:“シュレック”との激闘を制し間下隼人迎撃へ

メインイベントではレジェンド選手権試合が行われ、王者・黒潮TOKYOジャパンが関根“シュレック”秀樹を迎え撃った。
<第7試合 レジェンド選手権試合 60分1本勝負>
[王者]○黒潮TOKYOジャパン(プロレスリングアップタウン)
ムーンサルトプレス
[挑戦者]●関根“シュレック”秀樹
試合は黒潮TOKYOジャパンが得意のエンターテインメント性を発揮しながら入場したものの、ゴングが鳴れば空気は一変した。関根“シュレック”秀樹の重厚なパワーファイトがリングを支配し、黒潮は何度も押し潰される展開となったのである。チョークスラム、バックドロップ、さらには圧力の強いグラウンド戦で関根が優勢を築き、黒潮はギブアップ寸前まで追い込まれていった。
