[週刊ファイト06月04日]期間 [ファイトクラブ]公開中
▼仙女神戸初進出満員!急遽ウナギ・サヤカBMI2000参戦 アジャ40th
photo & text by 西尾智幸
・第1試合 ウナギ・サヤカ 綱渡りダブルヘッダーの裏側とプロの魂
・ウナギ・サヤカタイムリミットは90分!?
・エメフロ決着、アニータ&サファイア BMI2000仙女を圧殺
・BMI2000大暴れ!Chi Chi蚊帳の外 中締めは神戸出身堀田祐美子
・堀田祐美子オーラと貫禄に岩田美香も圧倒 Chi Chi試合しないで終わるのか?
・アニキ対決 黒潮ワールド全開だが子供泣かす アジャ40th勝利!
・仙女で男子プロレス最後まで大盛り上がり
・金本浩二、イケメン黒潮を超える登場
・アジャコング40th 自分でしっかり締める
・仙女の登り調子、まだまだ続く根拠
・日本武道館へまた一歩近づいた大会
・目指せ日本武道館 神戸ワールド この先の楽しみが多い仙女
■ センダイガールズプロレスリング 20th Anniversary TOUR in 神戸
~FEELIN’ COME SENJO!~ 令和6年能登半島地震復興支援チャリティー大会
日時:2026年5月24日(日) 開始16時
場所:兵庫・神戸サンボーホール
観衆:超満員(主催者発表)

最近、勢いを増すセンダイガールズプロレスリングが5月25日、ついに神戸へ初進出。
用意された席はほぼ埋まり、初開催とは思えない熱気が立ち上る中で大会が幕を開けた。
まずは、里村明衣子社長が恒例のあいさつ。
この日はケガで欠場となったSareee、妊娠で休業中のDASH・チサコについての説明とおわびがありつつも、代わりに豪華ゲストが勢ぞろい。
スターダムからはBMI2000の刀羅ナツコ&琉悪夏が参戦し、さらにOZアカデミー大阪大会との綱渡り日程を上手くこなしてウナギ・サヤカも駆けつけた。
発表当初よりも華やかさが増し、会場の期待値は一気に跳ね上がった。
主催者発表では「超満員」と表記。
普段、仙女の関西大会で主戦場となるアゼリア大正ホール(キャパ約300人)が常に満員であることを考えると、この日の観客数は記者目線で600〜700人ほどか。
いつもの倍――初の神戸大会としては十分すぎる数字だ。
豪華ゲスト、膨れ上がる熱気、そして初進出の高揚感。
この日の神戸で、いよいよ“闘いのゴング”が鳴ろうとしていた。
第1試合 ウナギ・サヤカ 綱渡りダブルヘッダーの裏側とプロの魂
第1試合から、すでにこの日の仙女・神戸大会の“綱渡りぶり”が浮き彫りになった。
5月8日にDASH・チサコの妊娠休業が発表され、看板選手の欠場は大会にとって大きな痛手。急きょ代役を探すにも、仙女のリングに上がれる関西圏の選手は限られている。そんな中で白羽の矢が立ったのが、この日大阪・豊中の176BOXで行われるOZアカデミー大会にも出場が決まっているウナギ・サヤカ。過去に何度も仙女参戦経験のあるし申し分のない選手。
しかし問題はスケジュール。OZの開始は17時30分。しかも第1試合。仙女の神戸大会は16時開始。電車で約1時間、車でも40〜50分(渋滞リスクあり)。
記者も「これはさすがに無理やな…」と思った。
ところが開催1週間を切り、仙女が全カードを発表すると、そこにウナギの名前がしっかり入っていた。
水波綾、松本浩代もOZに出るが、彼女たちはメインに組まれているため移動時間は確保できる。問題はウナギだけ。
そこでOZ側がギリギリの段階でウナギの試合を第3試合に移動。
両団体の見事な連携により、ウナギの“ダブルヘッダー”が現実のものとなった。

そして試合開始早々、水波“アニキ”のハッピーチョップタイムを受ける。
会場発表でなんと269発浴びたウナギ。
それでも松本浩代との好連携で試合を立て直し、最後は松本がしっかり決めて勝利をつかんだ。
ウナギが退場したのは16時21分。この時点で記者はまだ第3試合になった事を知らずに「本当に間に合うのか…?」と心配しながら次の試合を撮影していた。
もちろん、記者が心配したところで何の役にも立たないのだが(笑)。

自主興行では1日3試合をこなすこともあるウナギだが、この日は移動込みのタイトなダブルヘッダー。それでもOZのリングでは望天セレネとのシングルマッチに臨み、「アニキのチョップを200何十発も食らったから、ちょっと休ませてよ〜」と客席を笑わせる余裕まで見せつつ、しっかりとこちらでも城門突破で勝利。
さすが、プロフェッショナルだなと思わせてくれた。
<第2試合 タッグマッチ 15分1本勝負>
サファイア・リード ◯アニータ・ヴォーン
9分56秒 エメラルドフロウジョン
●ステファニー・メイズ Chika

BMI2000大暴れ!Chi Chi蚊帳の外 中締めは神戸出身堀田祐美子
<第3試合 タッグマッチ 15分1本勝負>
◯刀羅ナツコ 琉悪夏
10分30秒 セカンドプレス
愛海 ●YUNA

想像するに、欠場順から考えても、Sareeeの穴を埋める形で参戦したであろうBMI2000(刀羅ナツコ&琉悪夏)が登場。対するは愛海&YUNAの若手タッグ。
キャリア的にもBMI2000が圧勝かと思ったが、序盤からYUNAが髪の毛を掴んでのキャッチボールをされたり、体重差を利用した攻撃を受けるなど、厳しいかなと思ったが、中盤頃から愛海が飛び技をフル回転させて、キャリア3年に満たないYUNAもグラウンドの関節技で刀羅を追い込む場面を作るなど、若手らしい思い切りの良さが光った。
しかし、連携力ではやはりBMI2000が上。終盤一気に畳み掛け、最後はキャノンボールからのダイビング・ボディープレスでYUNAを仕留めて勝利を収めた。
経験値の差はあったものの、愛海とYUNAの健闘がしっかり印象に残る一戦となった。

<第4試合 6人タッグマッチ 20分1本勝負>
堀田祐美子 叶ミク ●鈴木ユラ
12分33秒 雷音
◯岩田美香 高瀬みゆき Chi Chi

年が明ければ還暦を迎える大ベテラン・堀田祐美子が、若手の叶ミク&鈴木ユラを従えて登場。対するは赫覚醒(岩田美香&高瀬みゆき)にChi Chiを加えたトリオ。だが試合は序盤から赫覚醒のタッチワークが機能し、Chi Chiの出番がほとんど回ってこない展開に。何度もタッチを求めるも無視され、ようやく岩田を経由してリングインする場面もあったが、高瀬とは最後まで直接タッチが成立しなかった。
堀田はキャリア40年超え。動きに年齢を感じる部分はあるものの、ローキック一発で空気を変える存在感は健在。岩田がハイキックで攻め込んでも、堀田は巧みな間合いとインサイドワークで観客に“衰え”を感じさせない。
終盤は赫覚醒が主導権を握り、最後は岩田が雷音でユラから3カウントを奪取。試合後はノーサイドとなり、岩田組は堀田を大いに立てるムードに。
地元・神戸(東灘区)出身の堀田へマイクが渡されると、「仙女初参戦が神戸で嬉しい。実は隠れ仙女ファン。里村さんを尊敬している。今の仙女は昔の全女を思い出させてくれる」と語り、会場を温かい空気で包んだ。
