[週刊ファイト11月20日期間] [ファイトクラブ]公開中
▼ZERO1対NOAH最終戦は清宮海斗に軍配!ハヤブサが敗戦も心意気を体現!
photo:テキサスロングホーン 編集部編
・清宮海斗が“火の鳥”撃破!後楽園に舞う空中殺法対決の結末と未来の火種!
・田中将斗が“漢のケジメ”完遂!空位の世界ヘビー級王座を7度目の戴冠!
・モハメドヨネが老獪な強さで粉砕!気迫の松永準也をキン肉バスターで沈める!
・障がいを越えて“闘う”を実現!ZERO1が示したスポーツの未来とプロレスの可能性!
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清宮海斗が“火の鳥”撃破!後楽園に舞う空中殺法対決の結末と未来の火種!
■ プロレスリングZERO1
日時:11月10日
会場:後楽園ホール
<第7試合 スペシャルシングルマッチ 30分1本勝負>
○清宮海斗
19分47秒 スカイウォーク・エルボー⇒片エビ固め
●ハヤブサ

2025年11月10日、格闘技の聖地・後楽園ホールにて開催されたプロレスリングZERO1の大会「ZERO1 VS NOAH」において、メインイベントとして組まれたスペシャルシングルマッチ、清宮海斗対ハヤブサは、団体対抗戦の枠を超えた意義深い一戦となった。ZERO1が“新生”を掲げるなかで、団体の未来と誇りを託されたのが、2代目ハヤブサ。そして、それを迎え撃つ形となったのが、プロレスリングNOAHの象徴とも言える存在にまで成長を遂げた清宮海斗である。
この試合は、松永準也がモハメド ヨネに敗れ、田中将斗が小峠篤司を下した結果、1勝1敗で迎えた対抗戦の大将戦という位置づけであった。開始から両者は緊張感を張り詰めさせながらも、団体の威信を背負った者同士の激しさを持って正面からぶつかり合った。ハヤブサは、持ち味である空中戦を軸に展開を仕掛け、トペ・コンヒーロ、火の鳥スプラッシュ、不死鳥スプラッシュと次々に大技を繰り出すも、清宮はそのすべてを冷静に対処し、特に試合終盤のフェニックススプラッシュを間一髪で回避する反応は、トップレスラーとしての風格を感じさせるものであった。

試合は終盤に突入し、清宮がシャイニングウィザードを2連発で見舞い、さらに三角飛び式シャイニングウィザードで追い討ちをかける。変形タイガードライバーでカウント2を奪ったのち、勝負を決したのは、清宮の代名詞とも言えるスカイウォークエルボー。空間を自在に使いこなすその跳躍から放たれる一撃で、19分47秒、片エビ固めによる3カウントを奪い、NOAHに勝ち越しをもたらした。
試合後、清宮は「今日はこれを楽しみにしてきた。ハヤブサ選手はウワサ通りの素晴らしいレスラーでした」「集中できたのは、ハヤブサさんのおかげ」と語り、ZERO1独特の雰囲気に飲まれそうになった中でも、自らのパフォーマンスを出し切れたことに対する感謝と手応えを口にした。また、「点と点が線になるかもしれない」と意味深なコメントを残し、今後の展開をにおわせた。

一方、敗れたハヤブサは「負けてマイクを持つなんてかっこ悪い姿を見せてしまった」「最後はこの俺が締めるべきなんだ。清宮海斗、本当にありがとうございました」と、敗戦の悔しさと清宮への敬意をにじませながらも、リング上で頭を下げた。その後も「このままじゃ終われないよな。絶対にノアにやり返すし、清宮海斗をぶっ倒す。それがこの先の俺の目標だ」と力強く宣言し、団体を背負う者としての責任と、プロレスラーとしての情熱をあらためて燃やした。
試合後、ZERO1の選手全員がリングに上がり、「行くぞ、オー、3、2、1、ZERO1、お楽しみはこれからだ!」の掛け声で大会を締めた。その言葉通り、この一戦は単なる勝敗の結果を超えた、次なる物語の序章であったことは間違いない。清宮海斗という若きエースと、伝説の継承者ハヤブサが交錯したこのリング上には、まだ語り尽くせぬ物語が眠っている。未来に向けて新たな火種が確実に撒かれた夜となった。
田中将斗が“漢のケジメ”完遂!空位の世界ヘビー級王座を7度目の戴冠!
<第6試合 世界ヘビー級王座決定戦 30分1本勝負>
○田中将斗
15分11秒 スライディングD⇒片エビ固め
●小峠篤司

プロレスリングZERO1の誇りと意地がぶつかり合った11月10日後楽園ホール大会、第6試合で行われた世界ヘビー級王座決定戦は、激戦とともに熱い人間ドラマが描かれた一戦となった。王者・潮崎豪のNOAH退団とともに空位となった世界ヘビー級のベルトを巡り、その後継者を託されたのがTEAM NOAHの小峠篤司、そしてその挑戦を受けて立ったのがZERO1の象徴・田中将斗であった。10月13日新宿FACE大会で小峠がベルト返上に際して土下座をして謝罪した姿に、田中が男気で応じ「俺とこのベルトを懸けて戦え」と提案したことで実現したこの試合は、まさに“ケジメの一戦”と呼ぶにふさわしい、覚悟と責任が詰まったメイン級の大舞台だった。
試合は序盤から互いに代名詞でもあるスライディングDを意識した緊張感の高い攻防で始まり、小峠はフランケンシュタイナーからミサイルキックで奇襲をかけるなど、普段のNOAHマットでは見せない戦術も繰り出し、闘志を前面に押し出してきた。しかし田中も負けられないとばかりにエプロンから床へと垂直落下式ブレーンバスターで叩きつけ、リングサイドに持ち込んだテーブルの上にスーパーフライを投下して破壊するなど、徹底したハードヒットで主導権を奪う。その後も田中はテーブルの破片を使って小峠の右ヒザを狙い撃ち、徹底した一点集中の戦術で徐々に消耗させていった。
