Top画像:2025年の黒人選手たち~AEW 7・12『All In』女子ガントレット戦最後はアシーナと白川未奈 7・16『Dynamite』Swerveストリクトランドがオカダ・カズチカに挑戦表明!
[週刊ファイト7月24日]期間 [ファイトクラブ]公開中
▼【みぶ真也・昭和プロレス回顧】 黒人レスラーの夢
・エーリッヒ・ラーデマッハー五輪1928鶴田義行に次ぎ銀バタフライ元祖
・ボボ・ブラジルなど打撃系だった黒人選手 肌が密着する技許されず?
・ディック・マードック「生理的に無理」 G馬場 ブッチャー専用控え室用意
・歌手ビング・クロスビー「黒人だから」ルイ・アームストロング共演を断る
・マーティン・ルーサー・キングI have a Dream 新しいレスリング夜明け
・AEWでも黒人が不当に低く安く扱われているとの訴訟あったのだが・・・
エーリッヒ・ラーデマッハー五輪1928鶴田義行に次ぎ銀バタフライ元祖
1928年、アムステルダム・オリンピックでのこと。
水泳平泳ぎ(ブレスト)の決勝でドイツ人選手エーリッヒ・ラーデマッハーが奇妙な泳ぎを披露した。平泳ぎのルールは当時「左右対称のうつむき」とされていたのだが、ラーデマッハーの両腕はあたかも水鳥の羽のように空中に閃き豪快に水しぶきをあげつつゴールしたのだ。
これがバタフライ泳法の発祥と言われる。
子供の頃から不思議に思っていたのだが、陸上競技であれほど活躍する黒人選手が何故水泳には出場しないのか。一般には、「黒人の体は筋肉質で浮力が伴わない」「黒人は貧しく自宅にプールがないので水に親しむ機会がなかった」などこじつけたような理由が述べられたりするが、白人選手が黒い肌の人間が一緒の水の中に入ることを嫌がるからというのが本当にところのようだ。
ボボ・ブラジルなど打撃系だった黒人選手 肌が密着する技許されず?

▼秘蔵写真で綴る浪速のアントニオ猪木part2(1970年1・5 ボボ・ブラジル)

アマレスに黒人選手が少ないのも、肌を合わせて闘うことを白人が嫌うからだという。
プロレス界にはボボ・ブラジル、ベアキャット・ライト、アーニー・ラッドなど名レスラーがいるが、彼らの得意技はヘッド・バット、ショルダータックル、キックなど打撃系が中心。ヨーロッパのキャッチ型のように肌が密着する技は許されなかったのかも知れない。
そのせいかブラジル程のトップ・レスラーでも、後年は花束を食べたり、トップロープとセカンドロープに首を挟んで宙返りするウルトラC級の失敗技(!)を見せてお茶を濁すという寂しさ。あれだけの運動神経と石頭があるなら、各種スープレックス・ホールドなど軽くこなせるだろうに……
ディック・マードック「生理的に無理」 G馬場 ブッチャー専用控え室用意


▼寺内1/2兵衛のviva素晴らしきプロレス#7
格チャンもユニバ&全女、1990年5月放送ではEMLL特集1時間半とSWS~寺内1/2兵衛のviva素晴らしきプロレス#7
スイートダディ・シキやロッキー・ジョンソンの芸術的なドロップキックも、ジョンソンの息子ザ・ロック(ドウェイン・ジョンソン)やアブドラ・ザ・ブッチャーのエルボードロップも派手に見えるだけで、相手と一瞬ぶつかるだけの技だった。
レイシズムというものが、根深く残っているのだろう。
ブッチャーと言えば、全日本プロレスのドル箱だった頃でさえ、一緒に来日した白人レスラーからはのけ者扱いにされていたという。気を使ったジャイアント馬場が彼にだけ個室の専用控室を作ったのは有名な話。
特にディック・マードックのブッチャー嫌いは有名だが、人間的にどうこうではなく“生理的に無理”ということだったらしく、彼に限っては陰湿にいじめるということはなかったそうだが……
歌手ビング・クロスビー「黒人だから」ルイ・アームストロング共演を断る
この話を聞いて思い出したのが往年の歌手ビング・クロスビーのエピソード。ぼくなど中学時代から彼のレコードを集め、映画も数本見て才能のある立派な人格者だと思っていたのだが、ルイ・アームストロングと共演話が持ち上がった時はすげなく断ったという。理由は……
「彼が黒人だから」
我々日本人にはよくわからないところで人種差別は残っているんだなと思った。ちなみにクロスビーは、”The Thin White Duke”のデビッド・ボウイとは共演している。