[週刊ファイト7月24日]期間 [ファイトクラブ]公開中
▼佐山サトル総監“虎の祭典”で示した復帰の覚悟と社会貢献への想い
(C)SSPW 編集部編
・第2回リムファインスピリッツ 虎の祭典 激闘の記録
・初代タイガーマスクが新宿のリングに刻んだ決意
・伝説が交差した闘志の祭典!四代目タイガーマスク激戦の全貌
・新宿FACEが熱狂の渦に包まれた一夜「虎の祭典」
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第2回リムファインスピリッツ 虎の祭典 激闘の記録


■ 新宿FACE 20th Anniversary 初代タイガーマスク ストロングスタイルプロレスVol.35
“第2回リムファインスピリッツ 虎の祭典”
日時:2025年7月10日(木)
会場:新宿FACE
<メインイベント タッグマッチ 60分1本勝負>
○スーパー・タイガー タイガーマスク
10分45秒 牙斬
リムファインブラック・タイガー ●ブラック・タイガー
<第5試合 タッグマッチ 30分1本勝負>
○ジャガー横田 Sareee 叶ミク
13分10秒 エビ固め
DASH・チサコ 豊田紗也夏 ●Chi Chi
<第4試合 6人タッグマッチ 30分1本勝負>
○船木誠勝 間下隼人 関根“シュレック”秀樹
15分20秒 顔面へのハイキック→片エビ固め
村上和成 真霜拳號 ●将軍岡本
<第3試合 タッグマッチ 30分1本勝負>
堀田祐美子 アジャコング
9分30秒 両軍リングアウト
井上京子 ライディーン鋼

<第2試合 タッグマッチ 15分1本勝負>
日高郁人 ○SUGI
10分18秒 ファイヤーバードスプラッシュ→体固め
ヴァンベール・ネグロ ●ヴァンベール・ジャック
<第1試合 シングルマッチ 15分1本勝負>
○神姫楽ミサ
9分18秒 晴れ時々ミサ→片エビ固め
●CoCo
初代タイガーマスクが新宿のリングに刻んだ決意

2025年7月10日、東京・新宿FACEで開催された「第2回リムファインスピリッツ 虎の祭典」において、初代タイガーマスクこと佐山サトルがリング上に姿を現し、その肉声で強く熱い想いを語った。この大会は、一般社団法人初代タイガーマスク後援会の後援のもとで行われ、主宰である佐山サトルが企画するストロングスタイルプロレスの看板イベントであり、その名前にふさわしく、“虎の祭典”という旗印のもと、熱気あふれる内容となった。
当日は全6試合が組まれ、新日本プロレスの4代目タイガーマスクも出場。タイガーマスク選手とスーパー・タイガーによる兄弟弟子タッグが、ブラックタイガー&リムファインブラック・タイガー組と対戦するなど、話題に富んだカードが揃えられた。そして、異例だったのは試合中にリムファインブラックがマスクを自ら脱ぎ捨て、正体であるTAKAみちのくが素顔で戦い続けるという異常事態が発生したことである。マスクマンというアイデンティティが揺らぐ中、タイガーマスクとスーパー・タイガーは緻密な連携で立て直し、最後はスーパー・タイガーの牙斬が炸裂してブラックタイガーを沈めた。
そうした闘いの熱が溢れる大会の第3試合終了後、ついに初代タイガーマスク・佐山サトルがリングイン。満場の観客が見守る中、彼は堂々と語った。来夏、4代目タイガーマスクの引退が予定されているが、その後継を見据えて自身が再び復帰すると高らかに宣言したのである。この発言は、会場に集まったファン、関係者、選手たちに驚きと同時に勇気を与えるものであった。かつて日本中に“夢を与えるプロレス”を体現してきた伝説の男が、またひとつ、新たな使命を帯びて立ち上がろうとしていることは、プロレス界全体にとっても意義深い出来事であった。
さらに、この日のリング上ではもう一つの重大な発表があった。本大会を主催するリムファインから、初代タイガーマスク後援会への寄付金の贈呈が行われたのである。これは単なるイベント支援にとどまらず、佐山サトルが長年にわたって続けてきた青少年育成、いじめ撲滅、社会貢献活動への賛同と理解の証でもあった。彼の活動は、プロレスラーとしての枠を超え、一人の社会人として真摯に取り組んできたものであり、その意志が多くの人々の共感を得ていることを象徴する場面でもあった。
リングに立ち、戦い、語る初代タイガーマスク。そのすべての所作がメッセージとなり、希望となって伝わっていく。1980年代に空前のプロレスブームを牽引し、“正義の虎”として全国の少年少女のヒーローだった男は、令和の時代においてもなお、その精神を貫いている。時代が変わっても、志を忘れず、己を鍛え、社会に尽くす──それが、佐山サトルという男の矜持であり、プロレスラーの生き様なのだ。
この日、リングに響いた初代タイガーマスクの決意は、単なる個人の引退撤回や復帰表明にとどまらず、プロレスが持つ力、そしてそれを通じてできる社会貢献の可能性を再認識させる場面となった。佐山サトルはこれからも“夢を与える力”を信じ、自らの体と魂で、その道を貫こうとしている。プロレスはただのスポーツではない。人生を賭けて戦い、生き様で人を導く表現手段であることを、初代タイガーマスクが改めて世に知らしめた夜であった。
伝説が交差した闘志の祭典!四代目タイガーマスク激戦の全貌

東京・新宿FACEにて開催された第2回リムファインスピリッツ「虎の祭典」は、プロレス史に新たな1ページを刻む壮絶な大会となった。その中でもメインイベントとして組まれたスーパー・タイガー&タイガーマスク vs リムファイン&ブラック・タイガーの一戦は、ストロングスタイルの真髄と破天荒な演出が融合した異例の戦いであった。新日本プロレス所属のタイガーマスクとリアルジャパン代表のスーパー・タイガーによる“兄弟弟子”タッグが、リムファインとブラック・タイガーという反骨の存在と正面から激突。試合前から観客の期待は高まり、リングには異様な緊張感が漂っていた。
試合のゴングが鳴るや否や、リムファイン ブラック・タイガーが予測不能な動きを見せ、会場は騒然となった。みちのくプロレスのザ・グレートサスケが特別レフェリーとして登場したが、リムファインブラックはそのサスケのマスク、さらにはタイガーマスクやスーパー・タイガーのマスクまでも引き剥がそうとするという反則同然の行為に出る。プロレスの伝統であるマスクへの冒涜とも言える行為は、観客の怒号を呼び、異様な熱気が場内を支配した。