マーク・ブリスコ、インタビュー!ドキュメンタリー映画などを語る

 今週末はプロレス界にとっても、マーク・ブリスコにとっても大きな週末となる。

 「AEW ALL IN: Texas」は、今年最大のAEW大会として注目を集めており、マーク・ブリスコは「カジノ・バトルロイヤル」の第1入場者として登場予定だ。第2入場者はMJFで、先週水曜の『AEWダイナマイト』での“口喧嘩”以降、2人の間には強烈な遺恨が生じている。

 また、木曜の朝には「The Player’s Tribune」製作のドキュメンタリー『Two In One: The Briscoe Story』が公開された。この30分の作品は、ブリスコ家の心温まる物語であり、マークと亡き兄ジャミン “ジェイ”・ブリスコの絆がいかに今も続いているかを描いている。

 独占インタビューでは、マークにこのドキュメンタリーや週末の試合、MJFへの思い、ECWへの愛情、ジェイの“マイケル・ジョーダン”のような姿勢など、多岐に渡る内容を聞いた。以下にその発言の抜粋をまとめた。

『Two In One: The Briscoe Story』について、マークの感想

「正直に言うと、家族のほとんどはもう観たんだけど、俺と父さんだけはまだ観れてない。俺はまだ観てない。たぶん、このインタビューが終わったらすぐ観るつもりなんだけど、たくさんの人たちから『素晴らしかった』ってメッセージが届いたよ。

ケイティ(クラン)とリサ(フィリップス)っていう2人の女性がこのドキュメンタリーを作ってくれたんだけど、本当に素晴らしい人たちだった。撮影の間中、楽しい時間を過ごした。でも、やっぱり観るのはちょっと…つらいんだ。」

MJFについて:「戦略的なクソ野郎」

AEW ALL IN: Texasの前にMJFと殴り合ったことについて

「いやあ、最高だったよ。MJFのあごや顔に俺のナックルが当たった瞬間は本当に気持ちよかった。あいつ、どこで止まればいいのか分かってないんだよ。正直、舐めてた部分があった。失礼なこと言うだろうとは思ってたけど、あそこまでアホなこと言うとは思ってなかった。

これはまだ始まりに過ぎない。オールド・ピクル・フリードマンとの戦いはこれからだ。

あいつは頭が切れる若造だよ。そう、頭はいいんだ。でも“戦略的なクソ野郎”ってのがぴったりくる。マックスウェル・ジェイコブ・フリードマンをぶちのめせるのは名誉であり、誇りでもあるよ。」

ECWとの出会い:「知らなかったんだよ」

マークとリコシェが5月にサブーへのトリビュートを行った際、彼とジェイがプロレスにのめり込んだのはサウスフィリーのホテルで偶然ECWを観たことがきっかけだったと語っている。

「テレビをつけたら『Extreme Championship Wrestling』って出てきたんだ。俺たち、ECWのこと何も知らなかった。たぶん当時もインターネットはあったんだろうけど、俺たちの周りには誰も持ってなかったし。

ホテルの部屋でECWを観た瞬間、『なんだこれは!?』って衝撃だったよ。」

「チームには他の子たちもいたけど、俺とジェイは言葉すらいらなかった。もうテレパシーみたいだった。

サブー、RVD、タズ、サンドマン、トミー・ドリーマー…ECWの選手たちの狂気、反逆精神、そして『言うなって言われたことでも、俺たちは言う』ってスタンス。あの空気感がすべてだった。」

ジェイ・ブリスコについて:「マイケル・ジョーダンのような男」

マークは、ジェイが完璧主義者で、「Terry Funk Ain’t Wear No Damn Mouthpiece(テリー・ファンクはマウスピースなんかつけねえ)」プロモのエピソードについても触れている。

「ジェイは、レスリングとプロモにおいては完璧を追い求める男だった。リング内でも外でも、俺は誰とでも比較できると思ってる。信じられないくらい説得力があって、最高にイカしたレスラーだった。

彼が話す時は言葉の選び方、トーン、間の取り方、構成すべてが完璧だった。

マイケル・ジョーダンのような完璧主義者だった。ブルズがピストンズを超えていく姿に自分を重ねてた。ピストンズが“バッドボーイズ”として君臨してた頃、ジェイは“次の王者”になることを信じて疑ってなかった。」

子供時代、身長が低かったジェイがダンクをしようと規格サイズのゴールに挑戦し続けていた話も披露。

「父さんが外に出てきて『ジェイミー、何してるんだ?』って聞いたんだ。ジェイは『ダンクしたいんだ。俺はダンクできるようになりたい』って答えた。

父さんが『でも今はまだ小さいしな』って言ったら、ジェイは『じゃあ練習しなきゃ、永遠にできないままだ』って言い返したんだ。何時間も何時間も、5フィートも届かないのにジャンプしてたよ。あれがジェイの生き方だったんだ。」

ジェイの存在を感じる瞬間

「リングに立っているとき、ジェイを感じるか?」という質問には、こう答えた。

「いつも言ってるけど、レスリングは俺にとってのセラピーなんだ。

毎日ジェイを感じてるよ。家族や友人から『お前はジェイそのものだ』『喋り方も行動もそっくりだ』って言われる。それってすごくありがたいことだよ。

もしほんの一瞬でも『もうジェイは存在してない』って思ったら、俺はきっと耐えられない。動けなくなると思う。でも俺は信じてるんだ。ジェイは俺よりもいい場所にいる。次のステージに行ったんだって。

世界って、偶然できたもんじゃない。天国には神がいて、すべてを創った創造主がいる。そう考えるしか、俺には納得できないんだ。

それはとても慰めになる。もちろんつらい日もある。動きたくない日もある。でも数年経って、俺はこうして続けてるんだ。『進み続ける』って、それが俺たちのやり方だからな。」


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