格闘技界の異端児が、燃える闘魂を表敬訪問した。
6月の晴れた某日、サングラスをかけた不審な男が横浜鶴見区にある總持寺に現れた。
その男の名は、超人イリエマン。
格闘技界史上、最大の問題児として危険視される格闘競技者である。
なんと、このイリエマンは6月26日の世界格闘技の日に開催される、道頓堀プロレス×ACF114.5の新宿FACE大会で、偉大な先人であるアントニオ猪木vs.モハメット・アリの伝説の戦いを復活させると言うのである。
本日この寺を訪れた理由は、ただ一つ。
この寺に眠る、その偉大な伝説に御挨拶を兼ねた墓参りだ。
万全の準備を整えて、6・26世紀の1戦のリバイバルに挑むというイリエマン。腕の太さがそれを強調している。
粛々と墓に黙とうを捧げたあと、イリエマンはアントニオ猪木さんをリスペクトするかのように、故人の象徴でもある“闘魂”の文字が入った赤いタオルを首に巻いた。
イリエマンは言う。
「角度によっては、猪木さんのアゴに近いかもしれない」。
「この闘いは、単に勝ち負けを争う格闘技とは確実に違う意味合いを持つ。役不足にならないように万全の準備はしてきた。アントニオ猪木さんの必殺技である延髄斬りを決めてみせる!」
と、力強く宣言。
▼イリエマン延髄斬り特訓シーン
更に、プロレスの中に格闘技があるのか? はたまた、格闘技の中にプロレスがあるのか? は永遠のファンのテーマだと思う。「この試合はその答え合せを半世紀ぶりに出す闘いにするつもりだ」と意気込みを語っていた。
世界格闘技の日という、特別な1日に興行をおこなう道頓堀プロレス×ACF。全選手を猪木さんは見守ってくれるだろう。
写真撮影 後藤貴司
■ 道頓堀プロレス2025東京大会 X 格闘技のおもちゃ箱ACF114.5
日時:2025年6月26日(木)開場17:30 開始18:30
会場:新宿FACE
前売料金:指定S席7,000円(完売) カウンター席7,000円(完売) 指定B席6,000円 指定C席5,000円 一般自由席4,000円
中高生自由席1,000円 小学生自由席500円
※入場時別途ドリンク代必要
※当日券は各席500円UP
前半の部 格闘技のおもちゃ箱ACF114.5
■第1試合 タイヤファイトJAPANトーナメント2025準決勝 1分2R
武士正(道頓堀格闘技俱楽部)VS 中川達彦(打撃武道我円)
■第2試合 タイヤファイトJAPANトーナメント2025準決勝 1分2R
右乳(フリー)VS クイック・チョップ・リー(ハイボルテージ/宝塾 蒲田支部)
■第3試合 グラップリング ヘビー級 3分1R
ペロ正(道頓堀格闘技俱楽部)VS 安藤深夜(ProwrestlingOGRE)
■第4試合 グラップリング フライ級 5分1R
徳☆正(道頓堀格闘技俱楽部)VS 森田祥平(キングダム立川コロッセオ)
■第5試合 タイヤファイトJAPANトーナメント2025決勝 1分3R
第1試合の勝者 VS 第2試合の勝者
■第6試合 ”現代に甦る伝説の闘い”猪木対アリ特別ルール 3分3R
超人イリエマン(キングダムエルガイツ)VS 内田ノボル(翔拳道)
後半の部 道頓堀プロレス2025東京大会
■第7試合 スリーウェイマッチ 20分1本勝負
太陽塔仮面vsめでタイガーマスクvsキャプテン•アメムラ
■第8試合 女子プロレスタッグマッチ 30分1本勝負
小橋マリカ&花園桃花vs優宇&SAKI
■第9試合 タッグマッチ 30分1本勝負
大和ヒロシ&定アキラvsシャドウWX&佐野直
■第10試合 6人タッグマッチ 30分1本勝負
晴斗希&ラ•ピート&岩崎孝樹vs菊池悠斗&バイオレンス•ドラゴン&ガイア•ホックス