[週刊ファイト7月17日]期間 [ファイトクラブ]公開中
▼6・26猪木に抛つ!超人イリエマン内田ノボル反省会 プッシュ中村とは
by I記者
・プッシュ! 「タイヤファイトJAPAN2025・右乳優勝おめでとうございます」
・猪木アリ再現☆「あの緊張感。会場も何がおこるんだろうという緊迫感」
・DEEP佐伯「死んでもいいからお客さんの為に打ち合え」 辛口評の読解
・2000年9・2王国 1日5回も泣いた男「ヒクソン・グレイシーと闘いたい」
・格闘家プッシュ中村の理念「日本の未来をサポートするためには健康」
・タイヤファイト中川達彦と動画で対戦「絞れていたが連敗も倒し倒され」
・全国開催「日本を元気に!」が目標:千葉でタイヤファイト開催なるか!
プッシュ中村
元NKBウェルター級ランキング1位(最高位)のキックボクサー、2022年ヒカルのYouTube番組『バトルミリオネアオーディション』で現役復帰を果たし、島袋直樹選手に判定勝利した。
プッシュ! 「タイヤファイトJAPAN2025・右乳優勝おめでとうございます」
あの激闘から、ちょうど一週間。
また、何事もなかったように月日は流れて行く。
もう、ずいぶん遠い過去のように感じる・・・
総合格闘家から、普通の記者に戻って仕切り直しの今日は、新なる企画で新宿に来ている。
場所は喫茶店クール。
格闘技・プロレス関係者からはお馴染みの打ち合わせなどによく使われて場所で、東京格闘技の聖地の一つ、新宿FACEが入るヒューマックスパビリオンビルが見える昔ながらの喫茶室だ。
本日のトーク相手からは、小洒落たビアホールを指定されたのだが、このI編集長の命を受け継ぐ本企画には、この古ぼけた雰囲気がなんだか相応しいように思えていた。
暫く待っていると、店の入口にサングラスをかけた男が現れた。
男の名はプッシュ中村。
そう、元NKBウエルター級ランキング1位のキックボクサー、プッシュ中村氏だ。
I まずは身内からということで、週刊ファイト人脈のプッシュ中村さんに来てもらいました。『麻雀マット界最強決定戦』でも対局しています。
P どうも~、プッシュ、プッシュ(笑)
I 今日は、新宿フェイスの見える喫茶店クールに来て頂いています。いろいろと、お酒の場なども考えたのですが、喫茶店トークとしてはこのレトロな感じが合うような気がして・・・今回は相談も兼ねて、千葉の木更津からプッシュ中村さんに来て頂いています。遠かったですか?
P 遠かったですね(笑)。木更津ではケンバト(ケンカ・バトルロイヤル)とかあって右乳とかレフリーしてたし・・・・ああ、この前のタイヤファイトJAPAN2025では右乳優勝おめでとうございます。
▼タイヤファイト全国戦 絶対王者・右乳2連覇!武士正3度目挑戦も惜敗
I 本人も言ってましたが格闘技はあまり勝ってない。タイヤファイトが得意なのですね。タイヤでは無敗。ホントに彼はあれをやる為に生れてきたんじゃないかと・・・。どうですか? 打撃経験者から見て。
P 彼とはスパーリングやったことがあるのですが、瞬発力とかズバ抜けていて本当に向いている。暫く右に出る者はいないんじゃないかな。右乳だけに。
I その内、左乳もでてくるかも・・・
P ああ、おっぱいね!
I (軽く無視して)ライバルとか出てくるかも・・・まあ、1週間前そこの(窓から見える)新宿ファイスで観戦してもらったと思うんですけど。自分の試合は(猪木対アリ再現試合 超人イリエマンvs.内田ノボルの一戦)どうでした?
猪木アリ再現☆「あの緊張感。会場も何がおこるんだろうという緊迫感」
P 早いな~1週間、いや熱い試合だったな。忘れられないですよ、あの緊張感。会場も何がおこるんだろうという緊迫感に包まれていて。ホントに素手に近い薄いグローブだったじゃないですか? 元K-1でしょう? 日本チャンピオンですよね?
I MAキックや新日本キックのチャンピオン。でも彼はやはりK-1での活躍ですよね。日本人のエース格と言われて、誰も勝てなかった毒サソリの異名を持つアレクセイ・イグナショフに勝利しているという・・・普通じゃない。それで6オンスのグローブで20キロぐらいの体格差・・・。
P いや、当たれば死んだでしょう。
I 本当に泣きそうでしたよ!
P でも、仕掛けてましたね。
I そう、あの中にもいろんな仕掛けを用意していて。まず、あのカーフキック。同じアリキックにしてもカーフの方が、相手転ばせる効果もあるかと。あとで内田さんも痛い、痛いと言っていたんで、あの戦法は間違ってなかったと思いました。ロープエスケープがある中で、そこでタックルやってブレイク重ねるより、内田選手が殴って来た所を極めてやろうと考えていました。ロープが遠いリング中央で。実は新技も仕込んでいて、アントニオ猪木さんのコブラツイストならぬ、変形のツイスター『アナコンダ・ツイスト』を開発したんで。練習ではバンバン極めていました。これを試合決めたら、アントニオ猪木さん、(天国から)降りてくるな~って。
P そういう、レジェンドの二人が対戦して・・・胸熱だったな~その後のマイクも良かった。
I 心の底から思ってる事なんですよね。元新日本プロレス取締役の永島(勝司)さんが亡くなったのが今年2月10日。この猪木・アリ企画は去年から練っていて、永島さんと相談しながら進めていた。去年から体調を崩して酸素ボンベをつけている状況でした。お酒大好きな永島さんが出不精になっていると心配した中での訃報。凄く悲しかったけど、逆に萎えていた自分を奮い立たせるきっかけになった。これは、闘わなきゃって!
P なるほど・・・
I 本人には永島さんとかしか言ってなかったですが、今はオヤジと言わせてもらいますけど。それぐらい思い入れもありました。
P なるほど、そんな思い入れもあってあの行動に出たんだ。
I 本当に今回は猪木・アリ戦再現ということもあって、マスメディアの登場回数ももの凄かった。毎日のように扱ってもらえて、スポーツ報知とかの一般紙にまで書いてもらえた。
P ヤフーニュースも出てましたね。
I 何回も出ました。スマートニュースとかも。あと、もの凄いアクセスがある格闘技情報サイト『イーファイト』さんには何回も扱ってもらえました。とてつもない宣伝効果があったと思います。イリエマンというキャラクター知らない人も覚えたと思ってます。
P なんで、そこまで受けたと思います?
I 確かに猪木・アリ戦の再現ということもありますが、プラスして自分のライティング。記事を実際に闘うファイターが書くということはなかった。全く、新しい形ですよね。
P レスラー×ライターだもんね。
I やっぱり、歯がゆい思いする人多いと思うんです。自分の思いが記事に反映されてないと。そんな中で、100%の思いを読者に伝えられる。新しいタイプのファイターだと考えています・・・オッサンですが(笑)。そういう意味では、あと引退までの2試合をやりきるしかないなと。あと、どうでした? 試合のルールは。
P 猪木と言えばアリ戦みたいな。話題になったじゃないですか、ずっと寝ころんだまま闘ったって。なんか、感概深いものがありました。この令和の時代になんでやったのかなって。
I なんか、呼ばれたんでしょうね。やる気を失っていた所にいろんなタイミングが重なり・・・もともと、UWFというのはアントニオ猪木さんの受け皿で、故・新間寿さんが作った団体なんです。だけど猪木さんは来なかった。その猪木さんの代表的なルールで、UWFの正当後継団体、キングダムエルガイツ所属のUの魂であるレガースを履いた自分が闘ったという。そこは分かる人には、分かるという。
P 現代の人にも刺さるんじゃないですか? 異色のルールで、この令和の時代にイリエマンがやったという。
I なんか、ホントに1週間ですが遠い昔のような・・・
P 俺もそうです。なんかスゲかったなって。次もあるのですよね、どうなんです? DEEPは?