ロブ・ヴァン・ダム(RVD)がサブゥー追悼!家族からのメッセージも発表

 サブゥーがこの週末に逝去したという知らせは、プロレス界に深い衝撃を与えた。彼の死は、私たちが人々を生きているうちにもっと讃え、大切にすべきだということを改めて気づかせてくれる、非常に現実的な出来事となった。

 短い時間ながら彼と知り合えたことに、そしてその誠実さや優しさに触れられたことに、私は永遠に感謝している。

 サブゥーは間違いなくプロレス業界を変えた人物であり、その革新性は同業者たちには十分理解されていたが、主流メディアからは十分な評価を受けてこなかったのもまた事実である。

 今夜放送される『Dark Side of The Ring』では、サブゥーの叔父であり伝説のレスラーである“ザ・オリジナル・シーク”の特集が組まれている。ロブ・ヴァン・ダム(RVD)とサブゥーのインタビューもフィーチャーされ、両者はシークから受け継いだリング上での基礎や精神性について語っている。

 2024年2月26日に配信されたポッドキャスト『1 Of A Kind With RVD』で、サブゥーは叔父から学んだもっとも大切な教えについてこう語っている。

「俺は自分が誇れることをやったときだけ笑った。誇れないことはやりたくなかったから避けてた。叔父さんがいつも言ってたんだ。『誇れないことはするな』って。もちろん、誇れないことをしてしまったこともあるよ。でも、それ以上に誇れることもしてきた。橋を焼いたこともある。あのときは自分が正しいと思ってたし、燃えてる橋を見ながら『ハハ、燃えてるぞ、クソくらえ』って笑ってたよ(苦笑)」

 またサブゥーは、1990年代半ばにWWE(当時WWF)から「ザ・サルタン」への転身を持ちかけられたときのことも振り返っている。のちにこのギミックはリキシに引き継がれた。

「『もし1994年に“サルタン”を引き受けてたら、もっと成功してたんじゃないか?』って聞かれるけどさ、たしかに金はもらえただろう。でも、それじゃ自分を誇れなかった。他人が考えたことをやらされてたんだろうし、自分じゃなくなってただろう。俺はその頃、自分の力で勢いをつけてきたし、それを維持したかった。助けなんていらなかったんだ。WWEの力じゃなく、自分の流れで進みたかったんだよ」

 サブゥーは、妥協することなく自分のスタイルを貫いた男だった。その姿勢こそが、彼を唯一無二の存在にした。サブゥーという名の下に戦い、流血し、テーブルを割り続けた彼の魂は、これからも世界中のプロレスファンの記憶の中で燃え続けていくだろう。


サブゥの家族からのメッセージは以下の通りです:

2025年5月11日、世界は伝説のプロレスラー、サブゥーを失いました。

オリジナル・シークの甥であるサブゥーは、世界中のプロレス界を変革した先駆者でした。日本やアメリカのインディー団体での活躍を通じて、プロレスの風景は一変し、後の“アティチュード・エラ”や“ECW”、さらには“AEW”の誕生へとつながりました。これらはすべて、サブゥーという唯一無二の存在がいたからこそ生まれたものです。

リングを降りたサブゥーは、謙虚で、気さくで、ユーモアにあふれる人柄でした。彼の存在は、内面においても、試合においても、周囲の人々に多大な影響を与えました。

サブゥーは今、愛する母、叔父、そしてメリッサと再会することでしょう。

このGoFundMeは、彼の葬儀費用を賄うために立ち上げられたものです。どんな形でも、寄付やシェアをしていただけることに心から感謝します。

唯一無二の伝説、そしてかけがえのない人間であったサブゥーを、共に讃えましょう。


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