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4月25日(現地時間)にメキシコシティ・アレナメヒコで『CMLL アレナメヒコ金曜日定期戦』が開催された。
今大会のメインでは、宇宙一を決めるなんらかの王者しか参加出来ないトーナメント、カンペオン・ウニベルサル2025の決勝が行われた。決勝まで勝ち上がってきたのは、ティタン、アンヘル・デ・オロ、エスフィンヘの三人で、三者が入り乱れる激しい展開。そんな中、まずオロがリング中央でエスフィンヘにジャベを極めて、まずはエスフィンヘが脱落。そしてティタンとオロの一騎打ちとなった。試合はオロが同じくリング中央でジャベを極め、ティタン絶体絶命となったものの、なんとジャベを切り返してオロを締め付けた。遂にレフェリーがストップし、ティタンがジャベで勝利して優勝となった。新日本プロレス退団となる内藤哲也率いるロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンのメンバーであるティタンが、現在、先行きが不透明な中、宇宙一となり、ロスインゴの実力を見せつけた。
セミファイナルでは、ルードの大物ウルティモ・ゲレーロが、提携団体・新日本プロレス&MLWから遠征してきてKUSHIDAと対戦。激しい展開となるも、最後はKUSHIDAがジャベを極めて勝利。ゲレーロはルードだが、外敵に敗れるとなると愛国心の強いメキシコの観客も納得できずブーイングを浴びせていた。
また、今大会はアレナ・メヒコ創立69周年大会として行われており、ボビー・ボナレス賞2025の授賞式が行われた。ボビー・ボナレス賞はメキシカンルチャリブレを象徴する選手の経歴と貢献を称えるために創設された賞。ルチャリブレ史において重要な役割を果たし、アレナ・コリセオとメヒコの開業興行にも出場したロベルト・ボビー・ボナレス氏の名前が賞の名称となっている。2025年度はエル・ハルコン(正しくはエル・アルコン、もしくはアルコン・オルティスだが日本ではハルコンと呼ばれていたのでこの表記)、ペケニョ・オリンピコ、セウシス、アトランティスJr.、そして選手ではないが創始者ゴンザレス氏の息子で二代目CMLL(当時EMLL)プロモーター、サルバドール・ルテロス・カモウ氏が受賞となった。
■ CMLLアレナメヒコ金曜日定期戦
日時:2025年4月11日(現地時間・放送日)
会場:メキシコ合衆国メキシコシティ・アレナメヒコ
<カンペオン・ウニベルサル2025>
○ティタン
1-0
●アンヘル・デ・オロ
エスフィンヘ
<シングルマッチ>
○KUSHIDA
1-0
●ウルティモ・ゲレーロ
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