[ファイトクラブ]藤波辰爾、西村修に捧げる追悼試合!盟友への敬意に満ちた5・16後楽園ホール決戦

写真提供:藤波辰爾公式/彦根城公式

週刊ファイト12月05日]期間 [ファイトクラブ]公開中

▼藤波辰爾、西村修に捧げる追悼試合!盟友への敬意に満ちた5・16後楽園ホール決戦
 (C)藤波辰爾/彦根城 編集部編
・藤波辰爾、リングを降りて彦根城を守る!観光大使就任で見せた“城愛”
・藤波辰爾が西村修へ捧げる“魂の闘い”ドラディション5・16追悼試合
・藤波辰爾、71歳の現役魂炸裂!西村修追悼大会で語る背中
・藤波辰爾、ルチャの祭典へ!黒潮TOKYOジャパンとの“世代超越”シングルマッチが実現へ
・藤波辰爾が宇都宮で猪木展に登場、まな弟子として語る“燃える闘魂”の遺産


▼[Fightドキュメンタリー劇場 28] 井上義啓の喫茶店トーク
 藤波辰巳 海外武者修行・地獄のゴッチ特訓~凱旋帰国

[Fightドキュメンタリー劇場 28]藤波辰巳 海外武者修行・地獄のゴッチ特訓~凱旋帰国

▼2024ドラゴン新年、藤波辰爾が京都でスポーツ&ウェルネストーク開催

[ファイトクラブ]2024ドラゴン新年、藤波辰爾が京都でスポーツ&ウェルネストーク開催

▼藤波辰爾50周年 棚橋弘至戦にかつての仲間駆け付け猪木追悼ゴングも

[ファイトクラブ]藤波辰爾50周年 棚橋弘至戦にかつての仲間駆け付け猪木追悼ゴングも

▼藤波辰爾、70歳の挑戦!高橋ヒロムとの激闘とお城プロレス成功で刻む新たな伝説

[ファイトクラブ]藤波辰爾、70歳の挑戦!高橋ヒロムとの激闘とお城プロレス成功で刻む新たな伝説

藤波辰爾、リングを降りて彦根城を守る!観光大使就任で見せた“城愛”

 2025年2月24日、滋賀県彦根市は、国宝・彦根城の世界遺産登録を目指す取り組みの一環として、プロレス界のレジェンド・藤波辰爾を観光大使に任命した。藤波は「城好き」で知られ、全国各地の名城に足を運んでいることで有名だが、その中でも彦根城への思い入れは格別であり、今回の起用は単なる観光施策にとどまらず、歴史と情熱が交差する特別な意味を持つものとなった。

 彦根城博物館で行われた観光大使委嘱式では、和田裕行市長から直々に委嘱状を手渡された藤波は、謙虚な笑顔を浮かべながらも「世界遺産に向けて協力したい」と熱意を語った。この日、藤波は同館内の井伊家ゆかりの展示物や能舞台も見学し、熱心に目を凝らしながら歴史の重みに触れた様子を見せていた。

 彦根市が観光大使として著名人を任命するのは今回が3人目であり、市が力を注ぐ観光資源の魅力を全国に伝える要となる。藤波のように全国的な知名度を持ち、かつ城に深い愛着を抱く人物は、まさに彦根城の価値を“プロレス”というジャンルを越えて多角的に発信できる貴重な存在だ。

 観光大使としての活動は、今後彦根市の観光キャンペーンへの出演や、ファンとの交流イベント、さらには天守閣を案内するようなツアー企画も視野に入れているという。リングで幾多の伝説を築いてきた藤波が、今度は城の歴史と美しさを伝える“ナビゲーター”として立ち上がった形だ。

 「石垣やたたずまいが格別で、映画のワンシーンのような町並みが大好き」と語る藤波の眼差しは、レスラーとしての鋭さの中に、城を愛でる柔和な情熱を宿していた。プロレスラーとしての肉体と精神、そして歴史と文化に敬意を払う姿勢──その両方を併せ持つ藤波の存在こそ、まさに“本物”の観光大使と呼ぶにふさわしい。

 彦根城の世界遺産登録実現には、地元行政や文化団体の尽力はもちろん、広く市外や国外へとその価値を発信する“顔”の存在が不可欠だ。藤波辰爾という“生ける伝説”を得た彦根市は、その第一歩を確実に踏み出したと言える。

藤波辰爾が西村修へ捧げる“魂の闘い”ドラディション5・16追悼試合

 2025年5月16日、東京・後楽園ホールで開催される『DRADITION 2025 SOUL OF DRAGON』は、まさに「魂を宿した大会」として記憶される一夜になるであろう。プロレス界のレジェンド・藤波辰爾が主宰するこの興行では、今年2月に食道がんで逝去した西村修さん(享年53)に捧げる追悼試合がメインイベントとして組まれた。西村さんの遺族からの了承を得た上で実現したこの試合は、彼のプロレス人生と人柄を深く偲ぶものとなる。

 藤波のパートナーには、かつて西村と新日本プロレスで苦楽を共にした天山広吉と永田裕志という第三世代が揃い踏みする。一方、対角線には「無我ワールド・プロレスリング」旗揚げ時代の盟友である長井満也と竹村豪氏、そして無我でデビューし西村と共に歩んできた征矢学が立つ。特に征矢にとっては、プロレスリング・ノアの第一線で活躍する現在のキャリアにおいても、西村の存在は大きな影響を与え続けてきたと言える。リング上で再会を果たすこの6人の闘いには、それぞれが抱える“西村修という男”への想いが凝縮され、激しさと温かさが交錯する特別な空間となるだろう。

記事の全文を表示するにはファイトクラブ会員登録が必要です。
会費は月払999円、年払だと2ヶ月分お得な10,000円です。
すでに会員の方はログインして続きをご覧ください。

ログイン