武尊 敗退・進退後日 野杁正明、若松佑弥 戴冠!吉成名高 完勝 ONE 172

 3月23日(日)さいたまスーパーアリーナにて開催された「ONE 172」。メインは注目の元K-1王者 武尊 vs. ロッタン(タイ)のキックボクシング・スーパーファイト。武尊は「次のことは考えない、この試合で身体が壊れてもよい」の気持ちで追い込み、臨んだが1RKO敗けという真剣勝負ならではの結果となった。しかし試合後、会見に登壇して「身体がこわれてもよいくらいの気持ちで追い込んだので、今後のことは冷静に考えて正式に発表します」と答えた。武尊のトレーニング風景を見るとスパーリング強度も強く(自身のInstaglam)、ダメージも溜まり正直効率は悪いトレーニングといえ、今回のダウンもダメージの蓄積も予想できる。先ずは自身を冷静に見つめなおしてからの公式発表を待ちたい。
 トップ写真:上段から試合後会見の武尊、王座獲得の野杁正明(キックボクシング)若松佑弥(MMA)、会見一部の吉成名高、ペッディージャー・ルッカオポーロントン、チャトリCEO、ジョナサン・ディベラ、通訳、ナビル・アナン

パフォーマンスボーナス5万USD(約7,490万円)を獲得した左手側から、第4試合エイドリアン・リー(シンガポール/米国)第11試合若松佑弥(日本/TRIBE TOKYO MMA)第12試合野杁正明(team VASILEUS)第13試合ロッタン・ジットムアンノン(タイ)

階級
ヘビー級:102.2〜120.2㎏/225-265lbs
ライトヘビー級:93.1〜102.1㎏/205-225lbs
ミドル級:84.0〜93.0㎏/185-205lbs
ウエルター級:77.2〜83.9㎏/170-185lbs
ライト級:70.4〜77.1㎏/155-170lbs
フェザー級:65.9〜70.3㎏/145-155lbs
バンタム級:61.3〜65.8㎏/135-145lbs
フライ級:56.8〜61.2㎏/125-135lbs
ストロー級:52.3〜56.7㎏/115-125lbs
アトム級:47.7〜52.2㎏/105-115lbs
※全選手は大会の24~48時間前に計量とハイドレーションテストの両方を受けるハイドレーションテストでは、尿比重(尿中の水分と水分以外の物質の割合を算出した割合)が検査され、選手の体水分状態が基準内(尿比重1.0250以下)かどうかを確認する。要は尿が濃い状態だとパスできない

■ ONE 172: 武尊 VS ロッタン
日時: 2025年3月23日(日)開場15:30 開始17:00
会場:さいたまスーパーアリーナ
主催:ONE Championship
チケット情報
VVIP:¥328,000~CAT5:¥12,000
放送・配信
U-NEXT 14:30 ~終了まで
視聴料 : 5,000円(税込)
販売期間 : 3月30日 21:00まで

<第14試合 メインイベント キックボクシング フライ級 3分5R>
<ONEキックボクシング フライ級 スーパーファイト 3分5R>
⚪︎ロッタン・ジットムアンノン(タイ/ONEキックボクシングフライ級1位)รถถัง จิตรเมืองนนท์-Rodtang Jitmuangnon ※ONE16勝3KO2敗(1 Mix rule)
・元ONEムエタイ世界フライ級王者
・2017年オムノーイスタジアムスーパーフェザー級王者
・2016年MAXムエタイ125ポンド級(56.7kg)王者
27歳/168㎝
 1RKO 1分20秒 ※左フックでダウン→レフェリーストップ
⚫︎世川武尊/武尊(たける)(日本/team VASILEUS/ONEキックボクシング同級2位)Takeru Segawa ※ONE1勝1KO1敗
・ISKA K-1ルール世界ライト級(61kg)王者 &KGP(MTGPキックボクシング王座)ライト級王者
・K-1 WORLD GP 三階級世界王者
・初代Krush 58kg王者
33歳/168㎝

<第13試合 コーメインイベント ONEキックボクシング・フェザー級(70.3kg)暫定王者決定戦 3分5R>
⚫︎タワンチャイ・PKセンチャイ(タイ/ONEムエタイ同級王者)
 3RTKO 1分55秒 ※パンチ連打→
レフェリーストップ
⚪︎野杁正明(team VASILEUS)
・第2代K-1 WORLD GPウェルター級(67.5kg)王座
・第2代K-1 WORLD GPスーパーライト(65kg)級王座
・第2代Krushウェルター級(67kg)王者
・2013年 Road to GLORY JAPAN -65kg SLAM 優勝
・元Nuit Des champions 66kg級王者
・元WBCムエタイ日本スーパーライト級(63.5kg)王者
・K-1甲子園2009 -62kg優勝

 ONE参戦4戦目(1勝2敗)の戦績ながら、実績と日本大会ということを加味されて実現した暫定王座決定戦では、不利が予想された強豪タワンチャイ(タイ)に序盤からヒットさせていったカーフキックで下に意識を向かせ、3Rタワンチャイの膝蹴りに左フックを合わせダウンを奪い、ダメージの残るタワンチャイにパンチ連打を浴びせレフェリーストップTKO勝の大金星でキックボクシング・フェザー級暫定王座を獲得した。

<第11試合 ONE MMA フライ級(61.2kg)王者決定戦 5分5R>
⚫︎アドリアーノ・モラエス(ブラジル/1位)11勝5KO・SUB5敗
・元ONE MMAフライ級王者
 1RTKO 3分39秒 ※打撃連打によるレフェリーストップ
⚪︎若松佑弥(日本/TRIBE TOKYO MMA/同級2位)8勝2KO4敗
・パンクラス2016年 第22回ネオブラッド・トーナメントフライ級優勝&MVP
※若松が新王者

<第10試合 ONEキックボクシング・ストロー級(56.7kg)暫定王者決定戦 3分5R>
⚪︎ジョナサン・ディベラ(イタリア/カナダ)
元ONEキックボクシング・ストロー級王者
 判定3-0
⚫︎サムエー・ガイヤーンハーダオ(タイ)
・元ONEキックボクシング・ストロー級王者
・元ONEムエタイ・ストロー級王者
・ONEムエタイ・フライ級王者
※ディベラが暫定王者

<第9試合 ONEキックボクシング女子アトム級(52.2kg)チャンピオンシップ 3分5R>
⚪︎ペッディージャー・ルッカオポーロントン(タイ/王者)
 判定3-0
⚫︎KANA(Team Aftermath)
・元K-1&Krush女子フライ級(52kg)王者
※初防衛

<第12試合→第8試合 ONEムエタイ・バンタム級→146.25ポンド(66.3kg)契約 3分3R>
⚫︎スーパーレック・ギャットムーカオ/キアトモー9(タイ/王者)
・ONEキックボクシング・フライ級王者
・元ルンピニー認定スーパーフライ級&バンタム級王者
 判定0-3
⚪︎ナビル・アナン(アルジェリア/タイ/暫定王者)

 ONEムエタイ・バンタム級王座統一戦は、正規王者スーパーレックが計量失敗の為、王座剥奪&契約体重&ファイトマネーの30%を対戦相手に譲渡することになり、試合順も第12試合から第8試合に格下げとなった一戦は、195㎝とこの階級規格外の長身ナビル・アナンが、計量失敗でタイトルも剥奪となってモチベーションも下がったスーパーレック・ギャットムーカオ(身長171㎝)を序盤から圧倒、1Rハイキックでダウンも奪い完勝。

<第8試合 キックボクシング フェザー級(70.3kg) 3分3R>
マラット・グレゴリアン(アルメニア)
・元K-1スーパー・ウェルター級(70kg)王者
・元GLORYライト級(70kg)王者
 vs.
海人(TEAM F.O.D)
・シュートボクシング(SB)世界スーパーウェルター級(70kg)王者
・KNOCK OUT-BLACKスーパーウェルター級(70kg)王者
・RISEミドル級(70kg)王者
・元SB日本スーパーライト級(65kg)王者

中止:グレゴリアンの計量失敗、海人が契約体重での試合を拒否

この中止においてチャトリCEOは、300gくらいの体重オーバーなら契約体重でもやるべきだった。欠場は残念とコメント


 今回の試合拒否で海人の今後ONE参戦はなくなるかもしれないが、様々な事情があったことが想像できる

<第7試合 ONEムエタイ アトム級 3分3R>
⚫︎ラック・エラワン(タイ)
・元ルンピニー認定ライトフライ級王者
 3RKO 2分40秒 ※左ストレート
⚪︎吉成名高(エイワスポーツジム)
・ラジャダムナン認定ミニフライ級王者 ・ルンピニースタジアム認定ミニフライ級王者
・IBFムエタイ世界ミニフライ級王者
・タイ国スポーツ協会ナーイ・カノム・トムライトフライ級王者
・元WBCムエタイ世界ミニフライ級王者
・元WMC世界ピン級王者
・ルンピニージャパンミニフライ級王者


完勝の吉成名高は、一昔前のムエタイなら考えられない実績(神の階級といわれた軽量級制覇)を残しており、もっと評価が高くてもよい選手である、会見でもONE参戦9勝4KOのソンチャイノーイ・ゲッソンリット(タイ)の名前をあげた。(今回対戦のラックにもONE FF 71で勝利している)ONE ムエタイ・アトム級の新設王座決定戦も予想される。

ONE FF与那覇壱世/壱・センチャイジム MuayThaiOpen 前哨戦勝利!

<第6試合 MMA ライト級(77.1kg) 5分3R>
⚪︎青木真也(Evolve MMA)
・元ONE MMA ライト級王者
・DREAM MMAライト級王者
・元修斗ウェルター級世界王者
 1R一本 53秒 ※抱え込み腕十字
⚫︎エドゥアルド・フォラヤン(フィリピン)
・元ONE MMAライト級王者

<第5試合 キック バンタム級 3分3R>
⚪︎秋元皓貴/ひろき(Evolve MMA/同級4位)
・元ONEキックボクシング王者
・元WBCムエタイ&MA日本フェザー級(57.15kg)王者
 判定2-1
⚫︎ジョン・リネカー(米国/MMA同級1位)
・元ONE MMAバンタム級王者

<第4試合 MMA ライト級 5分3R>
⚪︎エイドリアン・リー(シンガポール/米国)
 1R一本 1分03秒 ※アナコンダチョーク
⚫︎磯嶋祥蔵(N★TRUST)⇒小川健晴(GODSIDEGYM)※怪我のため欠場変更
プロキック12戦8勝4敗(6KO) 
プロMMA 3戦3勝(2KO 1SUB)

<第3試合 ムエタイ フライ級(61.2kg) 3分3R>
⚫︎ヨードレックペット・オー・アトチャリア(タイ)
・元ルンピニー認定ライト級王者
・元ラジャダムナン認定ライト級&スーパーライト級王者
・元KNOCK OUTライト級王者
 判定0-3
⚪︎吉成士門(エイワスポーツジム)
・プロムエタイ協会ライト級&スーパーフェザー級王者
・WPMFインターナショナル・スーパーバンタム級王者
・元WMCインターコンチネンタル・バンタム級王者
・元WMC日本フライ級王者

<第2試合 ONEキックボクシング フライ級 3分3R>
⚫︎ザカリア・ジャマリ(モロッコ)
 1RKO ※左膝
⚪︎陽勇/ひゅう(Team Mehdi Zatout/TEAM3K)

<第1試合 ONEキックボクシング 132ポンド(59.87kg)契約 3分3R>
⚫︎スリヤンレック・ポー・イェンイン(タイ/BRAVELY GYM)
 判定0-3
⚪︎龍聖(Team KNOCK OUT)
・ISKA K-1ルール世界スーパーフェザー級(59kg)王者
・元KNOCK OUT-BLACKフェザー級(57.5kg)王者


第1・第2試合は公式Youtube無料配信


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