UFCマゴメド・アンカラエフ新王者 Jゲイジー判定勝利 鶴屋怜・初黒星

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UFCライトヘビー級タイトルマッチ

 UFCライトヘビー級王者アレックス・ペレイラが、ランキング1位の挑戦者マゴメド・アンカラエフを迎え、キャリア最大の試練に挑んだ。序盤はペレイラがキックを効果的に使い、アンカラエフは第2ラウンドでパンチをヒットさせダメージを与えた。第3、第4ラウンドはアンカラエフが前進し続ける一方で、ペレイラはバックフットから強烈なキックを繰り出し、接戦のまま試合が進んだ。最終ラウンドではアンカラエフがケージ際でのコントロールを強めたが、ペレイラのテイクダウンディフェンスは依然として完璧だった。判定結果が読み上げられると、アンカラエフがユナニマス・ディシジョンで勝利し、新UFCライトヘビー級王者に輝いた。

アンカラエフは試合後、次のように語った。
「言葉にならない。ここに至るまで本当に長い道のりだったが、今、夢が腰に巻かれている。今回のプランは、とにかくプレッシャーをかけ続けることだった。彼と戦う選手はみんなカウンターを狙うが、俺は違う。俺の仕事はナンバーワンとして戦うこと。俺と対戦する者は、カウンターストライカーになるしかない。そして、プランは見事に成功した」

セミメインイベント

 ライト級ランキング3位のジャスティン・ゲイジーが、過去に対戦経験のあるラファエル・フィジエフと再び拳を交えた。期待通り、前回に負けず劣らない激戦が展開された。第1ラウンドではフィジエフが完璧なムエタイの膝蹴りを繰り出し、ゲイジーは第2ラウンドにアッパーカットでダウンを奪った。第3ラウンドは両者が一進一退の攻防を繰り広げ、判定へともつれ込んだが、ゲイジーがユナニマス・ディシジョンで勝利を収めた。

試合後、ゲイジーは次のようにコメントした。
「前回の試合とは違う戦術で来たな。でも、俺はただ前に出続けるしかなかった。彼はたった12日間の準備期間で戦い、最後まで息切れしなかった。彼には心から敬意を表する。俺は絶対に戻ってくると決めていた。どんなに落ちぶれても、自分次第で立ち直れるってことを見せたかった。これが俺たちの生き方だ。俺の両親がそう教えてくれた。そして、みんなも子供たちに同じことを教えてほしい」

■ UFC313 ペレイラ vs アンカラエフ
日時:現地時間2025年3月8日(土)
会場:米ネバダ州ラスベガス T-Mobile Arena

<ライトヘビー級王座タイトルマッチ>
[挑戦者]○マゴメド・アンカラエフ(ロシア)
 判定 3-0
[王者]●アレックス・ペレイラ(ブラジル)

<ライト級>
○ジャスティン・ゲイジー(米国)
 判定 3-0
●ラファエル・フィジエフ(カザフスタン)

<ライト級>
○イグナシオ・バハモンデス(チリ)
 1R 2分29秒 三角絞め
●ジャリン・ターナー(米国)

<女子ストロー級>
○アマンダ・レモス(ブラジル)
 判定 3-0
●ヤスミン・ルシンド(ブラジル)

<ライト級>
○マウリシオ・ルッフィ(ブラジル)
 1R 2分07秒 KO
●キング・グリーン(米国)

【プレリム】
<フライ級>
○ジョシュア・ヴァン(ミャンマー)
 判定3-0
●鶴屋怜(THE BLACKBELT JAPAN)

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