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メインイベント
フライ級コンテンダーでランキング6位のマネル・ケイプが、急遽代役として出場したランキング8位のアス・アルマバエフを迎え、メインイベントで激突した。試合は序盤からケイプが圧倒的な打撃を見せ、アルマバエフの攻撃を封じ込めた。第3ラウンドにはダメージの蓄積が限界に達し、ケイプがTKO勝利を収め、アルマバエフの17連勝という長い無敗記録に終止符を打った。この圧倒的なパフォーマンスを見せたケイプは試合後、次のように語った。
「アルハムドゥリッラー。これまでの道のり、そして今日成し遂げたことすべてに感謝する。次は誰だ?17連勝していた相手を止めてやったぞ。みんな俺が彼と戦うのを怖がってると思ったのか?俺はレスリングもできるし、この階級の誰とでも打ち合える。俺がベストだ。俺が“スター・ボーイ”だ。UFCフライ級王者のパントージャ、カイ・カラ=フランス、準備しておけ。俺がベルトを奪いに行く。まるで娘のためにお菓子を盗むようにな」
コーメインイベント
ミドル級のコーディ・ブランドンとジュリアン・マルケスが激しい撃ち合いを展開し、試合はわずか1ラウンドで決着した。試合序盤はマルケスがKO寸前まで追い詰めるも、ブランドンが踏みとどまり、逆に相手をダウンさせてレフェリーストップを呼び込む形でTKO勝利を収めた。勝利後、ブランドンは興奮気味に語った。
「15秒でのノックアウトなんて、みんなが望むものだろうけど、俺にはこの試合の方が意味があったと思う。俺が本当にファイターなのか、ファイターの心を持っているのか、そう疑う人もいたかもしれない。でも、今夜その答えを見せられたはずだ。俺には素晴らしい仲間がいて、みんなが『お前ならできる』と言ってくれた。でも、本当に夢を失いかけた時に、どれだけそれが欲しいのかを自覚したんだ。正直、頭はもう働いてなかったけど、とにかくやり遂げなければならなかった」
■ UFCファイトナイト・ラスベガス103 ケイプ 対 アルマバイエフ
日時:現地時間2025年3月1日(土)
会場:米ネバダ州ラスベガス UFC APEX
<フライ級>
○マネル・ケイプ(ポルトガル)
3R 2分16秒 TKO
●アス・アルマバエフ(カザフスタン)
<ミドル級>
○コーディ・ブランデージ(米国)
1R 4分45秒 TKO
●ジュリアン・マルケス(米国)
<ライト級>
○ナスラット・ハクパラスト(アフガニスタン)
判定 2-1
●エステバン・リボビクス(アルゼンチン)
<フェザー級>
○ハンベルト・アミル(米国)
判定 3-0
●ウィリアム・ゴミス(フランス)
<ウェルター級>
○サミュエル・パターソン(英国)
1R 3分10秒 TKO
●ディオニス・バーロウ(米国)
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