(C)KSW
2月21日(現地時間)にチェコ共和国リベレツ州リベレツで『KSW 103: Brichta vs. Charzewski』が開催された。
KSW(Konfrontacja Sztuk Walki=コンフロンタチャ・シュトゥク・ヴァルキ)は、ポーランドの総合格闘技団体。団体名はポーランド語で「総合格闘技が激突する」という意味。2009年に地上波Polsatで生中継されたKSW 12は、視聴者数650万人を記録しサッカー EURO 2012に抜かれるまではポーランドのスポーツ中継で史上2位の記録だったほど欧州最大のMMA団体となっている。2017年には本拠地ポーランドで6万人を集めた大会を成功させ、欧州最大のMMA団体として存在感を示している。
今大会は本拠地ポーランド共和国ではなく、チェコ共和国開催となり、地元チェコの選手が多く参戦。メインは地元チェコのレオ・ブリフタがポーランドのウカシュ・ハジェフスキを迎え撃つ一戦となった。下馬評はほぼ拮抗している。しかし、試合は、地元という事でブリフタが圧倒。首相撲からの強烈な膝蹴りでハジェフスキからダウンを奪うと、追撃のパンチ連打で圧倒。レフェリーがストップし、ブリフタが見事に母国凱旋でTKO勝ちとなり、会場から大歓声を浴びていた。
セミファイナルはライトヘビー級戦でポーランド人同士の対決となった。KSWを主戦場にしているダミアン・ピウォヴァルチクと元FENライトヘビー級王者バルトシュ・シェフチクの一戦。試合は、1Rのスタンドの攻防で、ピウォヴァルチクが怒涛のパンチラッシュ。ジェフチクが崩れ落ち、背中を向けてうずくまると、ピウォヴァルチクが追撃のパンチ連打。遂にレフェリーがストップし、ピウォヴァルチクが他団体の王者を迎撃した。
■ KSW 103: Brichta vs. Charzewski
日時:2025年2月21日(現地時間)
会場:チェコ共和国リベレツ州リベレツ
<フェザー級>
○レオ・ブリフタ(チェコ)
1R 2分30秒 TKO
●ウカシュ・ハジェフスキ(ポーランド)
<ライトヘビー級>
○ダミアン・ピウォヴァルチク(ポーランド)
1R 3分10秒 TKO
●バルトシュ・シェフチク(ポーランド)
<ミドル級>
○ドミニク・ハンバーガー(チェコ)
判定
●ボリス・ジコフスキ(ポーランド)
<ウェルター級>
○クリスティアン・カシュボフスキ(ポーランド)
判定
●マトゥシュ・ユラチェク(チェコ)
<バンタム級>
○オレクシイ・ポリシュック(ウクライナ)
2R 3分10秒 腕ひしぎ三角固め
●アルファン・ロシェ=ラベス(フランス)
<キャッチウェイト (174 lbs)>
○ヘンリー・ファディペ(ナイジェリア)
判定
●スティーブン・クルト(ドイツ)
<キャッチウェイト (159 lbs)>
○ウェリソン・パイバ(ブラジル)
判定
●ダヴィド・シミェウォフスキ(ポーランド)
※月額999円ファイトクラブで読む(クレジットカード、銀行振込対応)
▼PANCRASE BLOOD.5ケーシー画伯31回目の新人王決定戦注目試合
▼サトシ、クレベル知り合い早13年 ケーシーのボンサイ柔術との思い出
▼PRIDEの崩壊ドキュメンタリーDark Side of The Cage北米Vice TV放送