[週刊ファイト2月27日期間 [ファイトクラブ]公開中
▼安齊勇馬&綾部蓮が躍動!静岡&新木場で見せた全日本プロレスの熱闘2DAYS
写真提供:全日本プロレス公式 編集部編
・宮原健斗、デビュー17周年記念試合で勝利!本隊カルテットが激闘を制す
・全日本プロレスTV認定6人タッグ選手権試合「バカの時代」がV2達成!
・綾部蓮がバレンタインデーを祝う勝利!「デスルーレット」で宮原健斗組を撃破
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宮原健斗、デビュー17周年記念試合で勝利!本隊カルテットが激闘を制す
2025年2月11日、全日本プロレス「エキサイトシリーズ2025」静岡・ふじさんめっせ大会にて、メインイベントとして宮原健斗、MUSASHI、青柳亮生、井上凌 vs. ライジングHAYATO、安齊勇馬、綾部蓮、本田竜輝の8人タッグマッチが行われた。この試合は、宮原健斗にとってデビュー17周年記念試合であり、さらに対戦相手の本田竜輝にとっては25歳の誕生日という特別な意味を持つ一戦となった。
試合は、ゴングと同時に両チームの気迫がぶつかり合う白熱の展開となった。特に注目されたのは、宮原健斗 vs. 本田竜輝の記念日対決だった。デビュー17周年を迎えた宮原は、序盤から軽快な動きを見せ、ロープワークを駆使しながら本田にドロップキックを浴びせ、試合の主導権を握ろうとした。しかし、本田も負けじと反撃し、強烈なスピアーで宮原と青柳亮生を同時になぎ倒すなど、気迫あふれるファイトを展開。さらに、ELPIDAの仲間であるライジングHAYATO、安齊勇馬、綾部蓮が次々と加勢し、宮原の動きを封じ込める場面も見られた。
試合の流れはELPIDA側に傾き、本田がスパインバスターを宮原に叩き込み、安齊勇馬と綾部蓮が連携攻撃を仕掛けるなど、宮原を孤立させる作戦を徹底。しかし、ここで青柳亮生が見事なケブラーダを場外の綾部に炸裂させ、試合の流れを変えると、井上凌が鋭いレッグラリアットでHAYATOを蹴散らし、形勢逆転を狙った。
MUSASHIも負けじと、持ち前のスピードを活かした華麗なムーブで安齊を翻弄。ELPIDAの連携を切り崩し、本隊カルテットにチャンスをもたらす。
試合終盤、ELPIDA側の猛攻が続く中、宮原は本田のファイナルベントを回避し、逆にブラックアウトを炸裂させて一気に攻勢に出る。そして、ここでMUSASHIが安齊に必殺のエストレージャフトゥーロを決め、さらに宮原が本田を捕らえてシャットダウン・スープレックス・ホールドを炸裂させた。これでカウント3が入り、本隊カルテットが勝利を収めた。
試合後、勝利のマイクを握った宮原は、「2008年2月11日にデビューして、気づいたら17年が経っていた。ただ、これは単なるキャリアだ。俺はキャリアを盾に戦うつもりはない」と語り、これからも進化を続けることを誓った。そして、3月9日の後楽園ホール大会で青柳優馬と組んで世界タッグ王座に挑戦することを改めて宣言し、「第100代、このビジネスタッグがつかみにいくぞ。斉藤ブラザーズ、お前らが思っているより、俺らはちょっとばかり強いからな」と王者組に挑発を送った。
一方、敗れたELPIDA側の本田も、「今日25歳になった。次の目標は三冠ヘビー級王座奪取と、パートナーの綾部と世界タッグ王座を獲ることだ」と語り、未来への意気込みを見せた。
そして、宮原は次なる目標として世界タッグ王座の第100代王者を狙い、3月9日の後楽園ホール大会での斉藤ブラザーズ戦に向けて、改めて決意を固めた。宮原&青柳の「ビジネスタッグ」は、歴史的な王座戴冠を果たせるのか。全日本プロレスのタッグ戦線は、さらにヒートアップしていくことだろう。
全日本プロレスTV認定6人タッグ選手権試合「バカの時代」がV2達成!
静岡・ふじさんめっせで開催された全日本プロレス「エキサイトシリーズ2025」において、全日本プロレスTV認定6人タッグ選手権試合が行われ、王者組の青柳優馬、阿部史典、佐藤光留の「バカの時代」トリオが羆嵐、近藤修司、大森北斗の北斗軍を破り、2度目の防衛に成功した。
試合は開始早々から北斗軍の猛攻が光る展開となったが、「バカの時代」は巧みな戦略で応戦した。試合前に会場の売店で販売されていた近藤修司プロデュースのフィナンシェが、この試合のキーアイテムとなるという異色の展開に。青柳と阿部がフィナンシェを試合中にちらつかせることで羆嵐の注意を逸らし、攻撃の手を止めることに成功。羆嵐はフィナンシェを堪能してしまい、その間に北斗軍は崩されていった。