[週刊ファイト1月16日]期間 [ファイトクラブ]公開中
▼ノア日本武道館は衝撃の夜!OZAWA戴冠GHCヘビー王座!中邑真輔凱旋!
photo by TERUZ 編集部編
・清宮海斗、OZAWAに敗れGHCヘビー級王座陥落!
・中邑真輔、佐々木憂流迦を圧倒!新春に見せた絶対的な強さ
・ジャック・モリス&オモス、GHCタッグ王座を奪取!史上最大の巨人
・KENTA、拳王との壮絶な一戦を制す!熟練の技と熱い戦い
・ダンプ松本、極悪女王が武道館を騒然とさせた!ランブル戦での大暴れ
・元旦ノア武道館熱狂の記録!全試合結果!
▼Rock暴れる今週の肝 スターダム月末 ゼンニチ開花宣言 ノア黒魔術
▼NOAH小川良成頚椎負傷で引退 ケガから僅か5日で決断!
▼ノア動員-PPVも好調!Monday Magic集大成『WRESTLE MAGIC』両国
清宮海斗、OZAWAに敗れGHCヘビー級王座陥落!
2025年1月1日、日本武道館で開催されたプロレスリング・ノアの「NOAH THE NEW YEAR 2025」において、GHCヘビー級選手権試合で王者・清宮海斗が挑戦者・OZAWAに敗れ、王座から陥落するという波乱の展開が繰り広げられた。
清宮海斗はこの試合までGHCヘビー級王座を7度防衛し、団体のエースとして盤石の地位を築いていた。一方のOZAWAはデビューから2年4か月という異例のスピードでのタイトル挑戦となり、その勢いを見せつける一戦となった。
試合序盤から清宮は変型タイガードライバーやシャイニングランサーなど得意技を繰り出し、王者としての意地を見せた。しかしOZAWAはその場飛びシューティングスタープレスや高角度パワーボムで応戦し、一進一退の攻防を繰り広げた。観客席からはOZAWAコールが響き渡り、王者の清宮にはブーイングが飛ぶという異様な空気が漂っていた。
試合の流れが大きく変わったのは、レフェリーがOZAWAの策略によりグロッギー状態となった場面だった。この隙を突き、OZAWAはリング外から登場したTEAM 2000Xのオモスの助けを得て清宮を急所攻撃で追い詰め、掟破りのシャイニングウィザードを炸裂させた。
さらに清宮をReal Rebel(フェニックススプラッシュ)で沈め、29分34秒で3カウントを奪取。OZAWAがデビュー最短記録でGHCヘビー級王座を初戴冠する快挙を成し遂げた。
試合後、OZAWAは清宮を罵倒し、「こんな奴がノアの顔を語るから団体がダメになる」と強烈な言葉を浴びせた。さらに、次の挑戦者として拳王を指名しつつ、「クソザコにはタイトルマッチの価値がない」と挑発を続けた。
一方で清宮はバックステージで悔しさをにじませつつも、「まっとうなやり方で、もう一度頂点を取る」と再起を誓った。試合後の会場はOZAWAコールと清宮へのブーイングが交錯し、ノアの新たな時代の幕開けを感じさせる異様な空気に包まれた。
この試合はノアの2025年の展望を象徴する一戦となった。新王者となったOZAWAがGHCヘビー級の未来をどのように切り開いていくのか、そして清宮海斗がどのようにして王座奪還を目指すのか。両者の今後の戦いに注目が集まる。
中邑真輔、佐々木憂流迦を圧倒!新春に見せた絶対的な強さ
日本武道館で開催されたプロレスリング・ノアの「NOAH THE NEW YEAR 2025」で、WWE・US王者の中邑真輔が佐々木憂流迦と対戦。「闇落ち武者」としての新たなキャラクターをまとった中邑は、その圧倒的な存在感と試合運びで武道館を支配し、勝利を収めた。
中邑真輔は兜を被り、白いコスチュームを纏って入場。まさに「ウェイワード・サムライ」の名にふさわしい独特の雰囲気で、観客を一瞬にして引き込んだ。対する佐々木憂流迦は、UFCのバックグラウンドを持つファイターとしての意地を見せるべく、気迫を全面に押し出してリングインした。
試合開始直後から中邑は得意のキックや膝攻撃を駆使し、佐々木を圧倒。膝蹴りでリズムを掴んだ中邑に対し、佐々木はリアネイキッドチョークやシャイニング・トライアングルで応戦。両者の技の応酬により、試合は一進一退の攻防が続いた。
佐々木は中邑のリバースパワースラムを巧みに切り返し、三角絞めで追い詰める場面を作った。さらにバックの取り合いからスリーパーホールドを繰り出すなど、勝利への執念を見せた。しかし、中邑は2023年元旦のグレート・ムタ戦で吸収した毒霧を駆使し、この窮地を脱した。